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北海道ガーデン街道の旅3日目は十勝川温泉の観月苑で朝を迎えました。起床するとすぐに露天風呂でモールの湯浴みを楽しみました。6:30 ロビー前に集合。朝食会場のあるこの日最初のガーデンに向かいました。7:28 紫竹ガーデンに到着。このファームで収穫した食材を使用したという野菜やパンをバイキングでいただきました。オーナーの紫竹昭葉(1927年帯広生まれ)も花が飾られた帽子とピンクの服装で出てこられご挨拶。食後はツアーの皆さんの要望にこたえられ、一緒に写真を撮りました。紫竹さんは 1983 夫の勲さんを亡くし一時放心状態となりましたがこれではいけないと自分らしい生き方を求め5年後(62才)に「花の農家になる」と決め、帯広郊外の美栄町の耕作放棄地だった牧草地を購入。最初はチューリップや野菜を植えながら少女時代から好きだった野原の花たちをよみがえらせるガーデン造りを開始しました。1992 には「紫竹ガーデン遊華」として一般公開。口コミで評判になり今では年間10万人の来場者があるそうです。庭園(5.9ha)はイギリス式庭園を基本としており約2500種の花を植栽(設計:奥峰子)。22のゾーン(花の径、リボン花壇、パレット花壇、リンゴ並木ロックガーデン、プリムラガーデン、ハーブガーデン、グルメガーデンホワイトガーデン、ワイルドフラワーガーデン …)と13のコレクション(シャクヤク&ダリアコレクション、ローズコレクションヘメロカリクスコレクション、ルピナスコレクション …)が配置されているそうです。隣接地には広大な畑が広がり、ジャガイモの花が咲いていました。花は私たちに、いつも何かを語りかけてくれます。元気や勇気や喜びを、美しい優しさにくるんで、そっと差し出してくれます。北海道とあなたの心に、いっぱい花を咲かせたい。そんな気持ちをこめて、いつまでも。 …と「花さかおばーちゃん」紫竹昭葉さんの気持ちが入園時に渡されたガイドに書いてありました。9:27 六花の森に到着。十勝六花(エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウカタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ)などが植えられ小川や河畔林で自然風景を再現したガーデンを散策しました。ハマナシは知床旅情の歌詞ではハマナスと呼ばれるバラ科の植物で園内には4000株植栽されているそうです。敷地内にはクロアチアの古民家を移築した美術館(坂本直行記念館、百瀬智宏作品館、はらたかよし作品館、真野正美作品館サイロ記念館、花柄包装紙館…)が点在。小高い芝生の丘の上には彫刻(考える人)が置かれ散水が行われていました。1997 北海道帯広市に本社を置く六花亭は銘菓「マルセイバターサンド」を製造する工場を中札内村の外れに位置するきれいな湧き水を利用してつくられた池端に新設し敷地(10ha)はナチュラルガーデンとして整備するという六花の森プロジェクトを開始しました。(設計および施工は大林組で日本建築学会賞や日本建築美術工芸協会AACA賞特別賞を受賞)そして六花亭のお菓子が包まれている包装紙には坂本龍馬の血を引く山岳画家坂本直行が描いたものを使用。敷地内には花柄包装紙館・坂本直行記念館・直行絶筆展示館を設置しました。またレストハウス&ショップ「はまなし」前には花柄包装紙を貼った箱で作ったモニュメントを設置。グリーンの芝生と池の間に建つガラス張りで曲面を取り入れた白い工場も素敵でした。10:05 「はまなし」前の駐車場のバスに乗り込み次のガーデンに移動しました。
2014.12.30
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北海道ガーデン街道(大雪森のガーデン・日の出ラベンダー園)Bの続きです。13:18 中富良野にあるファーム富田に到着。ウエルカムハウス「花人の舎」前は多くの人で賑わっていました。1903年 富田徳馬が福井県より中富良野町に入植。徳馬の孫、忠雄は1958年に香料用としてのラベンダー栽培を開始すると1970年にはラベンダー栽培農家が250戸以上となり栽培面積が230ha以上となりました。しかし貿易の自由化や合成香料が作られるようになり価格が急落。1973年にはラベンダーを栽培する農家はほぼファーム富田のみとなりました。ところが1976年 国鉄のカレンダーにファーム富田の畑の写真が紹介されその後TVドラマ「北の国から」が放送されるとファーム富田は一躍有名になりました。1990年「ラベンダー芳香フェア」(フランスで開催)でファーム富田のオリジナルエッセンシャルオイル「おかむらさき」が第1位を獲得しました。1993年「花人の舎」をオープンし今回ファームを訪れると「花人の畑」には黄・赤の花が咲きその後ろ(ファーム中央部)には濃い緑のポプラが並んでいました。「倖(さきわい)の畑」には花色の異なる4種類のラベンダーを植栽。夏以外にもラベンダーが楽しめるグリーンハウスもあります。開花間近のラベンダー畑近くには「倖の舎」という休憩所を設置。ドライフラワーで作った飾りや金属で制作したオーケストラの人形が展示された所もありました。紫の絨毯を広げたかのように斜面一面をラベンダーが埋め尽くすというトラディショナルラベンダー畑のラベンダーはまだ開花前でした。ファーム東側後方には夏雲の下に十勝岳連邦が広がり白い手ぬぐいで頭を被い濃紫の服を着た人々が花の手入れをしていました。2008年にはファーム富田から車で7分の距離に日本最大級のラベンダーイースト(7月のみ営業)がオープン。ファーム富田のガイドによるとラワーレの舎や展望デッキがありラベンダー畑の中を展望しながら進む特殊車両(ラベンダーバス)が運行されるとの説明。開花期のラベンダーの光景はさぞ見事だろうと思われました。14:33 新富良野プリンスホテル近くの駐車場に到着。このホテルの敷地内に広がる0.2haのブリティッシュガーデン(風のガーデン)は2006年春から2年の歳月をかけ作られました。北国の気候に合う品種の宿根草を中心に植栽。脚本家の倉本聰がガーデンデザインを上野砂由紀に依頼してできあがりTVドラマ「風のガーデン」の舞台となった場所です。「風のガーデン」は緩和医療を題材とした作品。末期癌の麻酔医師(白鳥貞美:演-中井貴一)が絶縁状態になっていた富良野市の家族の元に戻るまでを描きました。医師役の中井貴一はキャベツダイエットによって9kg減量し癌で臨終する主人公(白鳥貞美)を熱演。黒木メイサが演じた彼の娘(白鳥ルイ)は上野砂由紀がモデル。彼の父(白鳥貞三)を演じた緒形拳は放送開始直前の2008.10.5 に急逝。その年の『第59回NHK紅白歌合戦』では緒形の追悼演出が行われ主題歌(ノクターン)を平原綾香が歌いました。14:45 風のガーデン入園の受付をすると送迎用の車(9人乗り)で送られガーデン入口前に移動。小径を進み黄色い花のアーチを潜ると花たちに囲まれました。14:52 白い壁で蔦が絡まりテラスがあるグリーンハウス前に到着。ハウス内にはドラマで使われた小道具がそのまま置かれていました。365品種・2万株の花が植えられているそうで地形を生かし花棚も使った立体的な植栽。高さや色の異なる花々が曲線の小径を囲っていました。15:05 白鳥さんの押し花工房を見学。近くでは頭が黒で身体が白い羊が草を食んでいました。送迎用の車で受付まで戻るとログカフェテラスやクラフト工房…が立ち並ぶニングルテラスを覗き近くにあった建物が旧「富良野駅」を再現したという富良野ドラマ館に入館。この中では倉本聰が富良野を舞台としたTVドラマ3作品(北の国から優しい時間、風のガーデン)のオリジナル商品を販売していました。高倉健主演の映画「駅」の大きな看板を目にしながら駐車場のバスに乗車。次の場所へ移動しました。17:09 日勝とかち亭に到着。十勝平野・日高方面の農産物や海産物を沢山販売していました。豆類や昆布が名物。人気が高い「さらさら日高昆布」を購入しました。19:06 十勝川温泉にあるホテル観月苑に到着。夕食は食材が豊富な場所だけに美味しい料理を堪能。食後しばらくして日本では珍しいモール温泉に入浴しました。植物が炭化せずに残った亜炭・泥炭に含まれるフミン物質を含む熱水を花崗班岩が濾過したモール温泉は植物のエキスと岩石のミネラルの両方をたっぷり含有。湯は薄い紅茶のような色をしていましたが中に入るとツルツル感があり入浴後は肌がすべすべ(露天風呂が掛け流しで一番効果大)。今までに体験したことのない温泉に大満足。長かった旅行2日目を終えました。
2014.12.03
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