憂きも一時
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
金曜日、たまーに行ってみようと駅裏のスーパーに行った。朝の10時ころ。マスクした人が、うようよいる。以前は「混んでいる」くらいにしか思わなかったのに、人ごみが気持ち悪い。不安になる。生鮮食品は冷蔵用ケースに入っているけれど、いつものように、古い建物の中に台を置き、食材が雑多に並べてある。んでもって安い。お惣菜も手作り感満載で発泡スチロールトレーにラップ、ラベルは時々手書き。その辺に売っているエプロンして女の人がレジに立っている。違うのは、天井から透明なビニールがレジの女の人の前に下がっていて、ちょうど清算作業をするために動かす手だけ出せるようになっていること。女の人の手には、使い捨て手袋。古くて雑多だけど置いてるもののセンスがすごくいい雑貨屋さんを覗くと、なーんと使い捨てマスクが5枚一組で抱えられるくらいの籐籠一つに盛ってある。隣にカラフルでレースまでついた手作りマスク、色とりどり、可愛い模様のついたガーゼハンカチ、ガーゼふきんが狭いスペースにひしめくみたいに積み重なって、籠に入れられて売られてる。たまたま今日が「入荷日」だったのか、ここは隠れた穴場なのか。夢のような光景に、思わずマスクに手を伸ばすと、貼り紙してあって「おひとり様一つでお願いいたします」そりゃそうだろうなあ。一人会計していて、離れて並ぶ。何か詰めてもらっていて、品数も多いらしくて、時間がかかる。-こんな混んでるのに、感染するかもしれないじゃないの!なんてイラつく。いやだなあ。後ろに人が並ぶ。-ちょっと!近すぎない?狭い店内、仕方がないんだ。いつからこんな神経質になったかな。会計すませたら、安売りの野菜、安売りの干物、大きめの籠いっぱいのプッシュタイプ薬用せっけんのリフィル(えー、これもうどこ行っても売り切れって誰か言ってた)を横目に、足早に店を出る。大通り。きもの屋さんのショーウインドウに「ガーゼ反予約承ります」「ガーゼマスクお仕立ていたします」仏壇屋さんのウインドウには「インナーマスク(フィルターのことですね)ご予約承ります」友人が、某手芸屋で布マスクの予約受けてるって教えてくれた。職場では、病院と老人の施設でコロナが出た、○○病院ではもうHPで公表している、と噂しあっている。この街で、1日に出る感染者の最高数だ。基礎疾患のある夫に、夫の実家がある比較的感染者の出ていない街へ疎開したら、と持ち掛ける。こんな時動いてはいけないと分かっていて、移動する人をテレビで観て非難していたのに自分の身内のこととなるとそんな分別が吹っ飛ぶ。でも、フクジュソウもタンポポも咲いたし、日も長くなってきた。日差しも強くなってきて、あと2週間ちょっとすれば桜も咲くんだなあ。こんなに人間があたふたしているのに、いつもとかわらず季節が巡って来るのが、今はすごく不思議だ。
2020年04月17日
コメント(2)