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昨日「蛍館」に連れて行ってもらった亀さんは、やはり怪我をしていた様子です。甲羅にもひびが入っていたようで、交通事故か何かではないかということですの。 そう言えば、蛇やハブもよく道路で死んでいますし、もっともハブなどは見つけるとわざわざ殺してしまいますが、猫や犬などもよく交通事故で死んでいます。 我が家にも去年交通事故で怪我をした猫が、看病しているうちに居ついてしまい、今では孫に「ルナ」と名前をつけられ、すっかり家族の一員になってしまった事故被害猫がいますの。事故のショックで家から一歩も出られず、なおかつ、18年も飼っているもう一匹の年増の猫に疎んじられながらも、妙になれなれしく甘えておりますけれど。 亀さんも、もしかしたら車にかすられたのかもしれません。でも一応、4つ足でしっかり立ちあがるしぐさを見せてくれていましたので、無事に回復することと思います。
2005年05月31日
本日のランチのご紹介 炊き込み御飯 お吸い物 たまご焼き 大根サラダ 子持ちししゃもの焼き物 白玉団子の小倉アン コーヒー ・・・・・・・・・・600円本日おすすめのお茶 サラカチ茶(さるかけみかん)(効能:喘息・健胃・強壮・身体衰弱に) ・・・・・・・・・・200円
2005年05月31日
本日のランチをご紹介します。 魚の揚げもの、マカロニサラダ添え ゴーヤチャンプルー 肉と野菜の炒め物 モズクの酢のもの 大根とこねぎのお味噌汁 ご飯 紅いもシャーベット アイスORホットコーヒー ・・・・・・・・・・・・・・600円 本日のおすすめ茶 タンポポ茶(効用・強肝、強壮、利尿) ・・・・・・・・・・・・・・200円
2005年05月31日
疲れた亀さん 時々山あいなど散歩にいきますと、亀さんに遭遇する事があります。今回も遭遇したお客様が、少し弱ったリュウキュウハコガメらしきものを、お店に連れてきました。甲羅に少し傷があり、心なしか元気がありませんの。 リュウキュウハコガメだと天然記念物だし、家では飼えませんので「蛍館」で保護してもらうことにしました。 生き物救急センターみたいな「蛍館」は本来はクメジマボタルの為の施設ですが、ホタルに留まらずいろいろな小動物がいて、なかなか面白い所です。好きな場所の一つですが、最近は滅多に行けませんの。とりあえず「疲れた亀さん」はきっと良い休養が出来るでしょう。 でも、昔子供の頃は、男の子達はよく亀の甲羅に穴をあけ、紐を通して結び付け家で飼っていたものですが・・・。
2005年05月30日
週始めの月曜日、比較的穏やかな1日でした。開店3ヶ月目に入り、なんだかズーっと前から、この仕事をしていたような錯覚を起こしてしまうほど、仕事がしっくりなじんでいます。 お客様の多い日などは、もちろんあたふたとしてしまいますが、全体を通して、のんびりと気持ちよく、仕事が出来ているような気がしますの。 以前の仕事では接触のなかった、観光のお客さまとのお付き合いも楽しく感じられ、久米の良いところを、もっともっと知ってもらいたいなと、思うこの頃です。 最近の私は自分の周りのとても小さな範囲を、有名無名を問わず、見過ごされてしまうほどのくだらないことを含めて、隠れたスポット探しをしては一人楽しんでおりますの。 たとえば「男岩と女岩の奇妙な関係」とか「のっとりの木」とか「静寂の拝所」とか「鳥島海岸ストリート」とか「生き物小博物館」とか「突堤散歩道」とか諸々、「あら、素敵」と思わず言ってしまう「ちっちゃな名所」がたくさんあるンですもの。 生活の中のキラ星を見つけてはマップに記し、キラ星マップを製作しちゃおうかと、内心計画しておりますの。 最近増えて参りましたお客様へ、花龍からのスペシャルメニューとして、ご案内できたらとても嬉しいことですから。
2005年05月23日
好きな事につい夢中になり、お店のお話をするのも忘れがちになってしまうのですが、たまには店事に戻り、たとえば今日のランチの事なんか書くのもいいかな、と・・・。 月曜日から金曜日までランチを出しておりますが、娘と二人、お料理のメニューを考えるのに四苦八苦していますの。プロではありませんし、ご近所の食べ物屋さんには到底かないませんし、毎日お料理の本を出してはアアでもないコウでもないと、食材と材料費とのかねあいに頭を痛めながら、日替わりのランチを作っています。 もともとが植物性材料を原料として植物ドリンクを主体としたドリンク専門店でいきたいと思っていましたので、料理分野はまだまだ課題中、ランチも仕入れと売上が同額なんて事がしょっちゅうですの。 「なんかおかしくない?」と笑いながら、「でも、おいしいーって言ってくれるから」と限定10食の日替わりランチを、毎日せっせと(ほとんど娘が)作っている次第です。ちなみに今日のランチ(600円)をご紹介しますと、 カレイのあんかけ 大根サラダ 人参シャリシャリ(シリシリとも言いいます) ネギと魚の味噌合え ご飯 味噌汁 ホット、あるいはアイスドリンクと言う具合ですの。 離島ゆえ品薄・物価高を、創意工夫で乗り切ろうと思ってはおりますものの、なかなか思い通りにお料理に反映できないのは、少し人生と似ているのでしょうか。
2005年05月22日
梅雨の合間をぬってお天気が続いています。少しお店を離れて散歩でもしたい頃になってまいりました。とは言いましても残念ながらなかなかお店を離れられないこのところですの。 時折、御用の途中、通りすがりに目についた「物」を楽しみながら、仕事の余裕ができるまでは好きな散歩もお預けです。 それでもたまにこういった「面白い物」を見つけると、少しく血が騒いできますけれど・・・。役場から漁港に抜ける1本の坂道の途中に、そのカンナの花は咲いていました。目に鮮やかな黄色と赤がとても印象的で、車を止めずにはいられませんでしたの。たまに、こういった花の2分の1は、紅白でよく見かけますが、赤と黄色の組み合わせはあまり見たことがありません。 ちょっと面白くて、思わずパチリ。厳密には2分の1とは言えませんが、でも自然ってなんて面白い事をするんでしょう。
2005年05月20日
ハブの季節で思い出すのが、「ナーバ」と呼ばれるキノコです。長雨の季節にしか生えてこない変わったキノコで、このあたりでは「幻のキノコ」として珍重されていますのよ。 なぜハブで思い出すのかと言いますと、このキノコの付近にはよくハブがいるということで、キノコ狩りはハブとの遭遇率がとても高い、いささか危険を伴う山入りになるからですの。 食用で、数が少ない上に、採取の時期が非常に短く、人工的に栽培する事が出来ないと言われ、貴重品として島の人たちに珍重されているのです。 もちろんナーバ狩りをする人たちは、自分の狩場を他人は絶対に教えません。山に通じている人たちしか探せない幻のキノコなのです。 通常私たちは「ナーバ」と呼んでいますが、和名は定かではありませんの。ある人によりますと「オウゴンヒメザクラ」と聞いたことがありますが、島の中でこのキノコの正式名を知っている人は、多分いないだろう思います。 バター炒めや、天ぷらが美味で、私の「花龍」でも、ほんとにたまにしか出せない食材です。
2005年05月19日
梅雨に入り、久米は空模様がいつも怪しいのですが、蒸し暑く霧がかかるこんな夜は、ハブの活動のシーズンですの。ハブは沖縄に生息する毒蛇で、沖縄の島々を飛び石的に存在する言われています。なぜ飛び石なのか仮設がいろいろあって、どれが正しいのか私にもわかりませんが、とにかく久米にも住みついています。 たいてい夜ドライブに出たりすると、この季節は出くわす確立が高く、大きな県道でさえ道路を横切るハブや蛇をよく見かけますの。最近も女性の方がハブに噛まれて病院に運ばれたと聞いています。年に1~2度は耳にする事件です。 先日、お客様を送っての帰り、道路を悠々とするハブに出くわしました。普通ですとスルスルと草むらに逃げ込みますのに、今回のハブは逃げる様子もありません。思いきり車を近づけても(降りて見るには勇気が要りますので運転席から)少し頭を持ち上げるだけで、気にも介してない様子。 カメラを持っていましたので、写真を撮りたくて近づいたのですが、かなり大きいハブです。数枚の写真をゲットしているうちに、ようやく動き出し、のそのそと草むらに滑り込んで行きました。ハブが動きたくなかったのは実は食事中だったようなんですの。口の先から、何かの尻尾のようなものをまだ見せながら、ハブはゆっくりと道路から降りていきました。 久米島の男たちはハブを見つけると、少し前まで我先にと捕獲していました。ハブはハブ酒の漬け込み材として数千円で取引されていたからです。最近ではハブを買い取る業者もなくなって、ハブを取る人も少なくなり、そのせいでハブが増えてきたという話をよく耳にします。 私は出来ませんでしたが、ハブの捕獲をしない人たちは、ハブに出くわすと、必ずと言っていいほど殺します。みんな口をそろえて「誰か噛まれたらどうするんだ」といいます。 出くわしたハブを殺さなかった事を少し後悔しつつ、このシーズンの夜の散歩の面白さと危険さを秤にかけるこのごろです。
2005年05月18日
最近植物の話題ばっかりでゴメンナサイ。でも今が旬の花々ってほんとにこのときしか見れませんのよ。幸いここ数日相次いで、面白い植物展開があって、わくわくのしどうしでしたの。 10年待った久米島ランがとうとう咲きましたの。ランの持ち主が、お店に持ってきて下さいました。 思ったより花は小さく、地味な雰囲気を待っていますが、香りのすばらしいこと。部屋を閉めきると香水のような香りが充満します。この花がかっては島の中でそそと咲いていたのかと思うとなんとも感慨深いものがあります。昔の人はこのランが花咲く頃、香りを目当てに探し出したんだそうです。 久米島にしかないラン、もちろん学術的に調査もされていないでしょうから、正式名称なんてわかりません。でも、キクザトサワヘビ・クメジマボタル・黄金ソテツ・クメノサクラ等他にも、オンリーワンが数多く存在する島ですので、久米にしかないランであっても、不思議ではありません。 もしかして私は、世界でたった一つの貴重な花を目にしているのかもしれませんね。 持ち主のご好意でしばらくお店に飾れる事になりました。
2005年05月17日
お店に仲間入りした食虫植物のウツボカズラです。捕虫袋のあまりの大きさにビックしてしまいました、一つの袋の長さが20センチくらいもあるジャンボウツボです。 夏になり蚊も入り込んできたお店の「虫退治」に活躍してもらおうと、内心考えているのですが、うまくいきますでしょうか?
2005年05月16日
お店の庭のサクラランが咲き出しました。野山に入るといたるところ岩に張り付いた葉肉の厚いつる性植物を見かけます。ががいも科のサクラランですが、山の中にどうしてこんな花が咲くのだろうかと首を傾げたくなるくらい、かわいい花を咲かせてくれますの。 星のように小さな花が群がって咲き、手毬のようになります。植物の好きな知人はこの花の事を「群星(ムリブシ)」と呼んでいました。 挿し木で簡単に増やせ、半日陰で十分に育ちます。もちろん沖縄の山のどこにもある植物ですが、私は隠れた名花だと思っていますの。
2005年05月16日
久米にたった1種と思われるランが実はあリましたの。初めてこのランの話を聞いたのは10年くらい前ですが、噂話によると沖縄に自生する「名護ラン」の種類だろうと言うことです。 でも、見せてもらったところ、名護ランと葉の形がまったく違いますし、花が咲くと名護ランも及びもつかない程の芳香を漂わせると言うことですので、もしかしたらほんとに島の固有種かも知れません。 昔は島の白瀬川の上流の木に自生していたのだそうです。この地に咲き乱れていたと言う「久米島ツツジ」と同様に乱獲によって消滅していきました。島の古老たちは、このランの事を見知ったり、聞き知ったりしてよく知っているようです。 久米島ランという「もしかしたら島固有種」かも知れない花、10年以上も待ってやっと写真に撮ること出来そうです。今日は開花前のつぼみを撮らしてもらいましたの。親株とつぼみをつけた子株、それぞれ持ち主は違いますが、久米にたった2株だけだと聞いています。 開花が楽しみです。
2005年05月11日
花龍のお店の中に本を置いてありますので、本を好きなお客様も大勢お見えになります。中には時々エッセイを書いたり、詩作をしたりするんだよと、おっしゃる方もいらして、作品を持ってきて下さるのです。了解を得て小さな作品をご紹介したいと思います。題 とまりん 明けの明星が西に傾く。風の音も止まり、対岸のネオンが海面に青白く尾を引く。時々、ボラや稚魚たちのはねる音がしじまを破る。ひたひたと湾岸にたゆたゆ、この海の向こうの、どこか広いところに行きたいと若者は心を痛めた。釣り糸をたれ漁心を待った。 星空を仰ぎ大学に行きたいと、何が人生なのかと思いわずらっていた。昔、夜半に不知火はリーフを伝って、もっとも岸辺に近づき青白い光を放ち、明け方どこともなく海の彼方へ去る。と言う古老の話を聞いたことがある。不知火あるいは漁り火、彼岸に成仏できない魂達だと言う。リンちゃん、時はそれなりに意味を刻んで過ぎ去るものか、干潟は埋められ、エビやシオマネキ達はとっくに死んでしまった。 とまりんの展望台からは慶良間諸島が眺望され、大型貨物船や客船が行きかい、那覇空港からはひっきりなしに飛行機が飛び、県庁始めビルの林立する那覇市は繁栄の一途をたどっているかのようである。 夏、ショートカットで目がパッチリとした歯並びの綺麗な「りん」に出会った。瞳が青紫に輝いていた。 僕は時たまワインを飲みながら夕日に見入る。沖縄の夏の太陽は赤く水平線に沈む。茜色に溶け込む光景は人生のロマンに依りて、そのまま幸せの終末に昇天したいような切なさがある。太陽が沈む夕闇が迫ると、いいようのない寂寥(せきりょう)が走る。 りん、夜半に海面に波紋が広がり、どよめくことがあるのがわかりますか。僕は眠れない夜の散歩をするとき、異様な水の音に続く波紋に会うときがある。波紋は一段と広がり、岸へと近づいてくる。夜は深深と更け、星も湖光と輝いている。 「お父さん」「お母さん」「お兄さん」「お姉さん」とさざ波が青い光の声に変わる。「僕だよー」「私よー」さざ波の青い光はなおも切なく訴える。昔、古老から聞いた不知火。 そんなある夜、僕はふと「お兄ちゃん」私よ、と言う声を聞いた。「今日あなたは私のお兄ちゃんよ」、青い光の声が涙ぐんで叫んでいた。さざ波の波紋が広がる。「お兄さんに会いたかった」「ヤヨイー」「ヤヨイちゃーん」「こっち来てー」と。僕はこの泊の海岸から黒潮丸に乗って集団就職に行った少女の涙を見た。顔がぐしゃぐしゃにぬれ、肩を揺るがせながらしゃっくりをあげていた。「先生、お兄さん、行きたくない。待っていてー」とテープがちぎれた。青白い光のさざ波、ヤヨイは必死に岸にたどり着こうとした。「今行く」僕は青い光を追った。だが、いつのまにか海はゆれ、青い光は遠く沖へと去って行く。僕は「ヤヨイー、ヤヨイー」、待ってよ待ってよと久米島フェリー、大東丸、石油タンクまで追いかけた。青白いヤヨイの光は瞬く間に泊大橋の彼方に消えた。 リンの青紫の瞳に涙が滲んでいた。ちょっと恥ずかしいが・・・と言ってその方は原稿を置いて行かれました。
2005年05月11日
梅雨に入り久米は、毎日がどんよりと雨が降り続くこのごろですの。霧が町の中まで忍び込んでくるなんて、数年来覚えがありません。ゴールデンウィーク終盤は天候不良のため、飛行機便も欠航が続いていたようです。 東北楽天イーグルスの春季キャンプのおかげで、久米の知名度も上がり、新聞によりますと経済効果も33億円くらいあったそうです。そのせいか今年のゴールデンウィークは珍しくこの商店街でも観光客の姿が見うけられました。商店街付近にホテル・民宿が8件くらいありますので、普段工事関係者の宿泊が多いこの地域にも、観光客の宿泊が増えてきたようですの。 久米島民宿新館さんからのご紹介もあり、このゴールデンウィーク中、花龍にも観光のお客様が何人もいらして下さいました。もちろんこのブログを見て来て下さった方もいらして、ほんとに嬉しい限りです、記念に写真を撮ったりもしましたけど、まだ機械操作のままならぬ悲しさで、データを一瞬で飛ばしたり、その他さまざまミスを重ねてしましましたわ。 クメジマボタルの時期もそろそろ終わり、島は今、野生のグラジオラスの花が真っ赤に咲いています。都会では花屋さんで数百円もしそうな綺麗な花が、ここでは畑の厄介ものですの。欲しい方があれば束ねて送ってあげたいくらの花ですのに、久米では嫌われ者の筆頭と言うのも地域性でしょうか。 同じようにこの時期に咲く百合の花も、道路脇や畑や野原に自生しています。小さい頃たくさん摘んで家へ持って帰りましたが、花の香りが蚊を寄せてしまうと言うことで、よく怒られたものです。雑草を含め野生の花々が咲き乱れるこの時期が、久米で一番好きな時期ですの。
2005年05月10日
何やら雑用に追われて、しばらくパソコンに触ることも出来ずに過ぎてしまいました。小さな島は島中が知り合いと言っても言い過ぎではないので、冠婚葬祭その他もろもろの御用が、出ること出ること。 島は3年前、合併して「町」になりましたが、かって「村」であった頃、そう言えば「冠婚葬祭の取り決め何か条」みたいなものが、村議会・その他各団体のご推奨で、各戸に配布されていましたわ。 結婚式・・・円、お葬式・・・円、歳祝い・・・円と。冠婚葬祭時の包み金ですが、お付き合いがあまりに多いところですし、下手すると家計を圧迫しかねない回数ですので、こう言ったものが出来たのでしょう。 お話余談になっておりますが、先日から書き止まっていました「ノニ」のお話をしようと思ったんですの。 久米島新聞の平田さんからだったと思います。最初にノニという木を知ったのは、染色剤としてでした。字比嘉の「フクギ」に囲まれたお家に織機でショールを織っている方がいらっしゃるということで、平田さんと訪ねていきましたの。 オレンジ色の絹のショールで、透き通るような肌触りのきれいな布でした。あまりにきれいなオレンジ色でしたので、何で染めたのか聞いてみましたら、「これは奥武島(久米島の離れ小島・橋でつながっています)に生えているノニと言う木の根っこで染めたのよ」「海岸端にたくさん生えている、実の臭い植物の根っこ」という返事でしたの。 この時初めてノニのジュースも飲みました。当時、久米ではノニという木を知っている人は少なく、この木が万能薬としてとても貴重な植物であることをほとんどの人が知りませんでした。 たまたま、沖縄県の久米島地区「自然公園監視員」を承っていましたので、興味があって、奥武島のノニの調査をしましたの。 奥武島一帯、野生のノニの宝庫で、海岸沿いの藪の中は、いたるところノニが生え、熟すと白い宇宙人の卵みたいな実が、そこかしこに実っていました。とても臭いイヤなにおいなので、誰も取ろうと思わなかったと思います。根は地下を這って、地下根からもいたるところに子株が伸びていました。さすが「染色に使われるはず」と思えるほど、根を割ると地下根はオレンジ色で、一目で納得という感じでしたの。 この木が奥武島から、1年も待たずに消えたのは、テレビの「ノニに関する番組」の影響でした。スゴイ薬効があると報じられてから、瞬く間に、それこそ根こそぎノニが奥武島から消えてしまったのです。役場の「持ち出し禁止」看板もなんのその、今まで見向きもされなかった臭い木の実の植物が、島の人誰もが話題にするほどの有名な木になってしまいましたの。 ノニの苗木が園芸店で売られるようになり、誰もが1本はノニの木を持つようになってから、ノニのブームが少し和らぎました。島でも商業用に栽培する人も出始め、最近では島産のノニ茶も作られるようになりました。 その薬効は万病に通じ、特に糖尿・血圧等に、また火傷や擦り傷等に、睡眠障害・偏頭痛・アルツハイマー症・思考能力低下等に効き目があるといわれています。 お店でも、もちろん島内産(みそクッキーのしまふく・久米島深層水有限会社の2種類)をお出ししていますが、年配の方に好評ですの。 ノニ茶、たまにはいかがです?
2005年05月01日
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