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ホボクリム(ショコラ)先日、2月16日(日)は、半日だけ出勤しました。12時半ごろ仕事を終え、さてお昼はどうしようかと思案したところ、足は自然とモスバーガーに向いていました。ところがモスバーガーの混雑ぶりは尋常ではなく、空腹で一刻も早く帰って食事がしたい私には我慢ができず、モスには背を向けることとなりました。冷たい雨がシトシトと降る中、私が次に向かったのは、そう、ローソンでした。みなさんはローソンの【Uchi Café 】と言うスイーツのブランドをご存知でしょうか?ローソンのHPを閲覧したところ「いつでも、おうちがカフェになる」をコンセプトに立ち上げたスイーツブランドとのこと。仕事に疲れた女子には持って来いのコンセプトではありませんか!ゆるい部屋着でコタツに足を伸ばし、インスタントコーヒーとローソンのスイーツは、正に、自由と平和と安らぎの証し。「今日のデザートは何にしようかなぁ?」私はもうスイーツの並べられた棚を穴が開くほどに眺めました。そうです、文字通り隅から隅までも。定番のプレミアムロールケーキから始まり、CUPKE(カプケ)シリーズ、とろテ〜ラ、クラッシックプリン、大きなツインシュー、どらもっち、まるごと苺大福、etc.・・・見れば見るほどそこには計り知れないスイーツの世界が広がっているのです。私たちのだれもがスイーツを前にすると童心にかえってしまうのです。スイーツを食べているときに戦争は起こりません。いさかいごとや問題行動など皆無に等しいと思います。皆が知らず知らずのうち表情を和ませ、「わー美味しそう!」と、思わず手を伸ばしてしまうのがスイーツなのです。私の中で、『We are the World』が高らかに流れるのを感じました。店舗にいる数人のお客さんたちと肩を組み、スイーツの前で合唱したくなりました。(←と言うのは言い過ぎですが。)今回、私がチョイスしたのは『ホボクリム ほぼほぼクリームのシュー(ショコラ)』と言うスイーツです。このネーミング、糸井重里の許可が必要になりそうな(?)絶妙なものです(笑)そこのメニューにおいても「ほぼ肉定食」なるものが企画されています。ネコも杓子も「ほぼ」を付ければ良いというものでもありませんが、こちらの筆頭管理人は年男でもあり、時代の波に乗って(?)おりますので、そんな御仁とご縁のある〇〇の行く末も安泰でしょう。※吟遊映人は、〇〇市〇〇町『チャイナキッチン〇〇』を応援しています。話が横道に逸れてしまいましたが、ローソンの『ホボクリム』に戻します。ホボクリムには、スタンダードの『ホボクリム』と『スノーホボクリム(いちごミックス)』、そして今回私が購入した『ホボクリム(ショコラ)』と言う3つのタイプがあります。さて、この洋菓子をどう表現したものやら?!シュークリームの異端児とでも申しましょうか。コージーコーナーのシュークリームとも、ビアードパパのそれとも違う、新しいタイプなのは間違いありません。まずシューが、底の部分をのぞいて、モチモチしているのが新しい。このモチモチ食感は最近のトレンドでしょうか? 中はトロトロのホイップクリーム(チョコチップ入り)がたっぷり。底の方には濃厚なチョコクリームがちょこっと入っています。美味しいの美味しくないの、四の五の言うつもりはありませんが、コンビニ業界に新しい風が吹いているのを感じないではいられない逸品です。一つだけ気になる点をあげるとしたら、シューの表面にふりかけられたココアパウダーが指先につくと、その手でスマホをいじった場合、汚れちゃうなぁ、ぐらいのもの。(ココアパウダーが良い感じのアクセントになっているので、手掴みが気になる場合はお箸で食べれば問題ございません。決してケチをつけるものではないのであしからず。)こうしてほぼほぼ毎日コンビニスイーツのお世話になっている私は、今日も元気で一日がんばれる気がします。みなさんも、ローソンの『ホボクリム』はいかがでしょうか?『ホボクリム(ショコラ)』1個 245円(税込)
2020.02.22
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【ナイブズ・アウト名探偵と刃の館の秘密】更年期による不定愁訴で悩んでおられる方々は、世の中にたくさんおられると思う。私もその一人である。どこがどうと言う症状を具体的に説明することができず、身近な人にその不調を理解してもらうのが難しく、またそれを根気強く分かってもらおうとするエネルギーもない。でもこんなメンタルじゃいけないと、自分を鼓舞する気持ちもある。明日のために、今日、何ができるか?そうだ、好きなことをしよう!私は、もう何年ぶりかで映画館に出かけた。最近はTSUTAYAでDVDを借りて来て見るか、息子がアマゾンのプライム会員になっているため、家にいながら新作を楽しんでいた。だが、私の心がアナログを楽しもうとしている。寒い中、映画館まで出向くのは面倒だけれど、非日常を求めている自分がいる。その前向きな気持ちを大切にして、私は市内のTOHOシネマズに出かけた。映画と言ったらお約束のパンフレット。売店で購入する際、びっくりしたのはその金額だ。「820円?!」たしか、こないだまで400円ほどで買っていた記憶があるが・・・(いつの記憶か定かではない)さらにはポップコーンも買った。今のポップコーンはスゴい。かっぱえびせんもミックスされているのだから!(息子に聞くと、フツーのポップコーンも売っているそうだ)私が見たのは『ナイブズ・アウト』である。まだ1月31日に封切られたばかりのホヤホヤだ。パンフによれば、古典ミステリーへのオマージュ的作品とのこと。アガサ・クリスティー作品を踏襲しているらしい。ストーリーはこうだ。舞台はニューヨーク郊外の屋敷。ミステリー作家として成功したハーラン・スロンビーの85歳の誕生日を祝うため、親族が集まった。その翌朝、いつも通り家政婦が朝食を持ってハーランの書斎を訪れたところ、ソファーに横たわり亡くなっているハーランを発見する。容疑者は、ハーランの誕生日を祝うために集まった家族全員である。ハーランの長女リンダとその夫のリチャード。彼らの息子のランサム。ハーランの長男はすでに亡くなっていて、その妻ジョニと娘のメグ。ハーランの二男ウォルトと妻のドナ。彼らの息子のジェイコブ。ハーランの年老いた母で、すでに認知症を患っているナナ。そして親族ではないが、ハーランの専属看護師であるマルタ。以上が屋敷に集まった顔ぶれである。事件から一週間後、匿名の人物から捜査を依頼された名探偵ブノア・ブランは、エリオット警部補、ワグナー巡査とともに屋敷を訪れる。ハーランの残した土地と屋敷を含めた遺産は、莫大なものであった。ハーランの死を単なる自殺として処理してしまうには、あまりにも謎が多すぎる。ブノアは事件当夜の真相を、徐々に明らかにしていくのだった。映画には「雰囲気」と言うものがある。この『ナイブズ・アウト』はひとことで言うと、とても上品だ。ミステリー作品なのに、斬った刺したの乱暴な描写はなく、始終、優雅で安心して鑑賞することができた。冒頭からしてまるでイギリス・ロンドンの郊外を連想させるような、格調高く、トラディショナルな雰囲気に包まれている。(パンフで「ニューヨーク郊外の屋敷」における事件と言う記述を読まなければ、てっきりイギリスと間違えるところだった)この作品のテーマはとてもわかりやすい。ズバリ、〝移民問題〟である。ハーランの専属看護師であるマルタはウルグアイ系の移民で、学費を稼ぐためにせっせと真面目に働いている。一方、ハーランの子どもたちと、その孫らは、白人の金持ちとしては典型的で、いかにもマルタを家族同様に受け入れていると思わせておきながら、その実どこか偽善的で、移民であるマルタを見下している。富裕層にはありがちなことだが、移民を拒否する一方で自分の屋敷ではメイドや庭師として移民を働かせていると言う矛盾。ここからはネタバレになってしまうが、結果としてハーランは、最後まで自分の面倒をみてくれたマルタに全財産を譲渡すると言う遺言書を残していた。マルタは突然の展開に戸惑い、驚きを隠せないでいるが、最終的にはその幸運を受け入れる。そのシーンは、マルタがバルコニーに立ち、屋敷を追われることになったハーランの子どもたちや、その孫たちを見下ろすラストである。マルタの手に握られているマグカップの柄を見ると、「My House,My Rules,My Coffee!」と書かれている。一体このシーンにどんな意味が込められているのかは、もう、それそのものであろう。アメリカの〝今〟がとてもよく反映されている、とパンフにも書かれていたので、私が今さらとやかく言うまでもないことだが、移民問題については、まだまだ議論の余地がありそうだ。トリックそのものに目新しさはないけれど、英国人俳優ダニエル・クレイグの、スタイリッシュでスマートな身のこなしや、個性的なキャラクターを表現するに相応しいそれぞれの衣装も見ものである。久しぶりに映画らしい映画を堪能した私は、大満足で鼻歌まじりに帰宅した。皆さんも、たまには映画館で楽しいひとときをどうぞ。2019年(米)2020年(日)公開【監督】ライアン・ジョンソン【出演】ダニエル・クレイグ、クリストファー・プラマー、アナ・デ・アルマス
2020.02.09
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