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Misdo meets Godivaミスドと言えば庶民の味方。ちょっとしたおやつや、友だちのお宅に手土産に持って行ったりするのにちょうど良い。死ぬまでに一度は食べたいと願うほどの逸品ではないけれど、老若男女、幅広い世代から支持されるおやつなのです。一方、GODIVAと言えばセレブの代名詞のような、スイーツ界の筆頭。年に一度のバレンタインにGODIVAのチョコを自分へのご褒美として拝むように食べるのは、私だけでしょうか?もっと言ってしまえば、A級の明治・森永・グリコのチョコに対し、GODIVAのチョコはS級なのです。(ちなみにB級はフルタとかカバヤのチョコかな? いやいや、侮っているわけではないのであしからず)そんなGODIVAがミスドとコラボしたのだから、私が放っておくわけがありませんよ、はい。今回、私が購入したのは2点。いろいろと種類があり、迷った末にトレーにのせたのは、ガナッシュショコラと、ガレット・デ・ロワ ショコラです。もはや商品名からしてセレブなのです。レシートを見て確認しなければ、五十代のオバちゃんにはとうてい記憶に留めておくことなどできません。(間違った商品名をこちらのブログで紹介するわけには参りませんので←正義の吟遊映人)◆ガナッシュショコラは何と言っても見た目の可愛さに惹かれました。黒い真珠のようなチョコがところどころに載っているのですが、これがまたオシャレ!中にはチョコレートクリームがサンドされているのですが、上品な甘さで、くどくありません。これはもうドーナツと言うより、ケーキですね!フォークを使って食べる方がいいかもしれません(笑)◆ガレット・デ・ロワ ショコラは、食感が心地良い!パイ生地をサクサクと楽しみたい人におすすめです。アーモンドの芳ばしい香りが高級感を誘います。(表面に紙でできた王冠みたいな飾りが載っていたのですが、コレって何ですかね?)GODIVAのチョコが季節限定でコンビニの棚に陳列されるようになったときも度肝を抜いたものですが、それだけに百貨店に出向く人が減ったという証拠でしょうか?GODIVAは贅沢の象徴なので、デパ地下じゃないと手に入らないのがこれまでの常識でしたからーーニューノーマル時代と言われて久しいですが、今後はますますGODIVAが庶民に近づいて来るかもしれません⁈でも、まずはミスドで、GODIVAとコラボした上質なスイーツを召し上がってみてはいかがでしょうか?※筆頭管理人からどうやら吟遊さんはイッキ食いしたそうで(^_^;)、さすがにヤバいと思ったらしく運動に勤しんだそうな。でもね、口の中が甘ったるくて、この後せんべいで塩味を補填したのですが、満腹と慣れない体操で眠気を覚え、しばし惰眠を貪ったらしいですぜ(>_<)ダメじゃん、それじゃ!なお座興まで、吟遊さんにPhotoshopの生成塗りつぶし画像を送ったところ、せっかくの〈 misdo meet GODIVA 〉が無くなっちゃって興ざめしておりました。それでね、画像のドーナツ見てまた食べたくなったようで、ミスドに駆けると言ってました(*^_^*)◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆★吟遊映人『読書案内』 第1弾(1~99)はコチラから★吟遊映人『読書案内』 第2弾(100~199)はコチラから★吟遊映人『読書案内』 第3弾(200~ )はコチラから
2024.02.24
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【SWALLOW /スワロウ】「私は・・・(罪を犯して刑務所に入った)あなたと同じなの?」「いや、君はぼくと違う。君は何もしていない。君は間違ってないよ。君は悪くない」皆さんは「異食症」という病名を聞いたことがあるだろうか?「拒食症」とか「過食症」は聞いたことがあっても、「異食症」というのはあまり馴染みのない病名ではなかろうか?ざっくり説明すると、異食症とは「食べものではないものを日常的に食べることを特徴とする摂食障害」である。原因はいろいろとあるようで、例えば妊娠中に起こりやすくなったり、過度の精神的ストレスを感じたときなどに発症するようだ。私がこの病気を知ったのは、表題にもある『スワロウ』を見て初めて世間にはこれほどの深刻な病があるのかと、愕然としたのである。※swallowは「〜を飲み込む」の意。ニューヨークの郊外にある邸宅。プールと広い庭と自然にあふれた美しい住まい。そこに夫と住む新妻ハンターは、いつも浮かない表情をしていた。何不自由のない生活は誰もがうらやみ、悩みなどないはずであった。だが、ハンターは孤独だった。仕事で多忙を極める夫とはろくに会話もなく、夕飯時はせっかく夫婦の語らいの場となるはずなのに、夫はスマホに夢中で会話は中断してしまう。そんな中、待望の子どもができ、夫は大喜びで実家に連絡を入れる。夫の両親も交えたディナーでも、なぜかハンターは疎外感を拭えず、孤独に苛まれる。思わず目の前にあるコップの中の氷に手を出してしまい、人目もはばからずガリガリと食べてしまった。ハンターは自分でもわからないうちに鬱屈した何かを抱え、どうすることもできず、日々を過ごすしかなかった。そんなある日、ハンターの目に留まったのは、小さなガラス玉(ビー玉)だった。なぜか無性にガラス玉を飲み込みたいという衝動に駆られ、抑えることができず、飲み込んでしまう。そして後日、ハンターは自分の排泄物の中からガラス玉を見つけ、それを洗って、まるで戦利品のように鏡台の前に飾って置くのだった。主役のハンターに扮するのはヘイリー・ベネット。『ラブソングができるまで』で映画デビューを飾っている。申し訳ないことに、今回『スワロウ』を見るまで私はこの女優さんの存在を知らなかった。それにしても驚いた。いや、これはホンモノの演技派だ。顔立ちが童顔のせいか、おどおどした表情などついつい庇護欲を誘われる。『スワロウ』での役どころは、出生に秘密を抱え、いつも自分の居場所を求め孤独に耐える主婦。実業家でいわゆるセレブな夫に恵まれ、経済的には何不自由なく暮らすことのできる妻の座は、ハンターにとってはむしろ針のむしろだった。夫にとって必要なのは、見映えが良く、友人知人の前で機嫌良くニコニコしている「お飾りの妻」だったのだ。ハンターはもともと販売員として働いていて、取り立てて教養もなく、話術にも長けていなかった。しょせんホワイトカラーのお坊ちゃんの妻になど向いていなかったのだ。ハンターはレイプ事件によって生まれた子どもだった。母親が敬虔なカトリック教徒で、堕胎は許されず、この世に生を受けたという経緯があった。自分は望まれて生まれたのではないという絶望感がいつも胸の内を去来している。ハンターの中に広がる闇は、やがて食べ物ではない何かを飲み込み、排泄することで、えもいわれぬ達成感を覚える。その異常行為を夫やその両親に知られ、いよいよ自分の心の安寧を失ったとき、ハンターは、レイプという罪を犯した父親のもとを訪ねるのだ。この難しい役どころを見事に演じたヘイリー・ベネットは、フロリダ生まれのオハイオ育ちで、パリパリのアメリカ人なのに、なぜか、探せば日本にもいそうな顔立ちで親近感を覚えた。表情に憂いがあり、オーバーリアクションを良しとする西欧人とは異なる趣きで、視聴者の心を鷲づかみにしてしまう。とにかく素晴らしい演技力だった。この作品は、改めて、分相応という言葉を思い出させてくれるものだった。シンデレラのような立場を羨んではいけない。完璧な幸せなどこの世にはないのだから。自分には自分の立ち位置というものがあり、どんなに理不尽な状況にあっても、必ず手を差し伸べてくれる人がいて、歩むべき道はあるのだと教えてくれる。生き方は人の数だけあるのだから、目に見えるものだけが真実ではないと語りかけてくるようだった。ラストは、公衆トイレでハンターが流産するシーンだが、表情は心なしか晴れやかだ。孤独と絶望の中をさまよい、愛のない夫との間に授かった子どもにも素直に喜べなかったハンターだが、流産したことで人生のリセットが可能となった。やっと一歩を踏み出すことのできるささやかな幸せを噛み締めているように思えて仕方がない。さて、皆さんはこの作品をどう考察するのだろうか?2019年(米)(仏)、2021年(日)公開【監督】カーロ・ミラベラ=デイビス【出演】ヘイリー・ベネット、オースティン・ストウェル※筆頭管理人より蛇足までデンゼル・ワシントンのコチラも(有料ではありますが)Amazonプライムで視聴できます(^_-)吟遊さんには少し前におススメしたのですが(^_^;)・・・流行りというかストライクというか、筆頭管理人としては、そういうのもたまにはおさえてほしいところです。
2024.02.10
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