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2014.12.28
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【スリーデイズ】
20141228

「あきれた。昨日はあなたのお父さんの誕生日よ」
「僕の誕生日にオヤジは何をしてくれたのさ? 不機嫌そうに唸っただけじゃないか。うれしくて泣けちゃうよ」
「あなたも早く大人になってちょうだい」


気のせいかもしれないが、ここのところ「○○○デイズ」というタイトルが多い感じがする。
ちなみに同名タイトルをネットで検索してみると、まずヒットするのが韓国ドラマの『スリーデイズ』というやつだ。
内容は知らないけれど、韓流ファンには必見の作品なのだろう。
だが、今回私が鑑賞したのはラッセル・クロウ主演の『スリーデイズ』である。
ほんのチョイ役でリーアム・ニーソンが出演しているのも見逃せない。

『スリーデイズ』はもともとフランス映画で、それをリメイクした作品とのこと。
ウィキペディアによれば賛否両論あり、まずまずの評価らしい。
私個人の感想としては、ビミョーなところだ。
全体的な作りは悪くないと思うけれど、脚本はイマイチのような気がする。


ストーリーはこうだ。
大学教授であるジョン・ブレナンには、美人で知的な妻と可愛い息子がいた。
日々をつつがなく過ごす、ごく一般的な家庭だった。
そんなある日、ブレナン宅に突然警察が令状を持って突入して来た。
なんと、妻のララが殺人容疑で逮捕されてしまったのだ。
ジョンは一人息子を育てながら、妻の無実を立証するために弁護士に掛け合い奔走するものの、裁判では覆ることなく殺人罪が確定してしまう。
ララは全てに絶望し、獄中で自殺未遂を起こしたところ、ジョンは切羽詰まった状況に陥ってしまう。
このままではララも自分も将来はないと思い、ある決断を下すのだった。

フランス映画のオリジナル版を知らないので無責任なことも言えないけれど、愛に生きる男性の象徴とも言えるフランス人男性なら、こういうのもアリかと思える。
つまり、愛する妻のために地位も名誉も財産も失い、どこまでも逃げて行く生活。
世界中を敵に回しても愛さえあれば、火の中水の中、どんな苦境にも立ち向かってゆくエネルギーが漲るのだ。

だからこそ評価が分かれるのもムリはない。
映画という娯楽の中のお話ではないかと、割り切ってしまえばそれなりに楽しめる。
とはいえ、投獄された妻を脱獄させて、緻密な計画で出国し、どこかよその国で家族3人の生活を楽しむ、、、という設定に、ちょっと共鳴できない自分がいるのだ。
そんな中、ストーリーそのものを受け入れられなくても、警察の追及を巧みにかわして逃げていく展開はおもしろいと思った。
この逃走劇に限って言えば、実にスリリングで息もつかせないほどのアクション性にあふれている。


2010年(米)、2011年(日)公開 
【監督】ポール・ハギス
【出演】ラッセル・クロウ、エリザベス・バンクス、リーアム・ニーソン


20130124aisatsu





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最終更新日  2014.12.28 13:00:24
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