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2015.11.15
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【サボタージュ】
20151115

「あんたは俺たちの心と魂なんだぜ」
「今回ばかりはヤバかったがな」
「弱気になんかなるな。こうして再会できたんだし。俺たちは生き残れたんだ。チームとしてな」


先日見た『 フューリー 』と同監督がメガホンを取っているので、いくらか期待してしまったのがマズかった。
出演者が豪華なだけにまだ良かったけれど、この作品は一歩踏み違えたらB級スレスレの安っぽさしか残らない。
見終わった後の充実感が皆無というのも珍しい作品だ。
これだけボロクソに言ってしまうと、なんだか申し訳ないような気になり、どこかまともに評価できるシーンなどなかっただろうかと、もう一度思いめぐらしてみる、、、が、やっぱり思い当たらない。
『ターミネーター』シリーズのアーノルド・シュワルツェネッガーとしてのキャラが、ちゃんと生かされていたのだろうか?
あるいは年齢的なものなのか、アクションにもキレがなく、寄る年波には勝てないと言ったあんばいだ。
これだけケチョンケチョンに言ってしまってなんだが、『サボタージュ』のストーリーはこうだ。

ジョン・ウォートン率いる麻薬取締局(DEA)の特殊部隊は、ブリーチャーという異名でその筋の者たちから怖れられていた。

妻の悲痛な叫び声が忘れられず、救出できなかった自分の無力さに苦悩する日々だった。
ある日、ジョンのチームは麻薬カルテルのアジトに踏み込み、2億ドルの闇金から1000万$をネコババする計画を立てた。
摘発の際、押収金の一部を隠し、夜になって再びチームは隠し場所にやって来たものの、金はすでに何者かに持ち逃げされていた。
そんな中、麻薬取締局では押収金が足りないことから、ジョンのチームに疑惑の目が注がれた。
ジョンの指揮するチームは、それぞれがワケありで粗暴な荒くれ者揃いだったからだ。
チームの者たちは1000万$ネコババして、後から山分けするつもりだった計画が崩れ、さらには局内の信用を失い、仕事も取り上げられてしまいクサクサする。
そうこうしているうちにチームのメンバーが一人ずつ殺害されていくのだった。

ウィキペディアによると、この作品はアガサ・クリスティーの小説『そして誰もいなくなった』をもとにしているらしい。
私はこの小説を読んでいないので、原作については何とも言えないが、少なくとも『サボタージュ』のストーリーについてはツッコミどころが満載で、「えーっ」と声を出さずにはいられない。
どこがどういうふうだったら良かったとか、この役者さんのこんな演技がすばらしいだとか、そういう感想もない。
残念すぎる作品なのだ。



【監督】デヴィッド・エアー
【出演】アーノルド・シュワルツェネッガー、サム・ワーシントン、テレンス・ハワード


20130124aisatsu





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最終更新日  2015.11.15 07:11:14
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