《櫻井ジャーナル》

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

サイド自由欄

寄付/カンパのお願い

巣鴨信用金庫
店番号:002(大塚支店)
預金種目:普通
口座番号:0002105
口座名:櫻井春彦

2010.07.16
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 16日付けの朝日新聞(夕刊)の第1面に「貴乃花親方、組会長と飲食」という見出しの記事が掲載された。「新弟子の勧誘で愛媛県を訪れて児童生徒の保護者らと会食したり、相撲のけいこを見学したりした際、地元の暴力団会長が同席していたことが、県警関係者らへの取材でわかった」のだが、「会長は取材に対し、親方と同席したことについて否定した」のだという意味不明の記事だ。裏をキチンととったのだろうか?

 ところで「県警関係者ら」とは誰だろうか。県警の本部へ出前を運んでいる人なのか、警察に逮捕されたことのある暴力団組員なのか、よくわからない。時期も時期、立場も立場である以上、暴力団の会長がいるとわかれば同席することはないと思うが、もし同席したとして、それだけで犯罪にはならないだろう。もし、それが犯罪なら取材などできなくなる。そうした話をもし警察の捜査官がしたとするならば、それこそ大問題である。

 かつて、警視庁の捜査官から聞いた話だが、マスコミが報道するような事件(冤罪でもかまわない)を扱うと、評価が上がるのだという。話題の相撲に関係した話を事件にできれば、などということをまさか、捜査官は考えないと思うが。

 暴力団とのつきあいが問題なら、細木数子の件からマスコミは逃れることができない。細木はテレビで番組を持っていただけでなく、相撲界とも密接な関係にあったのではないだろうか?

 溝口敦が『細木数子 魔女の履歴書』(講談社)で詳しく書いているように、1971年に小金井一家の堀尾昌志総長と知り合い、「姐さん」になってから暴力団人脈を形成していく。そしてテレビ局との蜜月である。詳細は溝口の本に書かれているので、ここでは割愛する。(ある元暴力団幹部によると、溝口は暴力団からカネを受け取らなかった珍しいジャーナリストで、彼の著作や記事は信頼できる。)

 警察と暴力団との関係も「知る人ぞ知る」話だ。溝口は『山口組ドキュメント 山口組五代目』という本を三一書房から1990年に出しているのだが、この本を読んだ直後に「危ない」と感じたことを今でも鮮明に覚えている。その「危ない」と感じた部分を引用する。

「山口組vs一和会抗争には終始警察の影がちらついた。一和会との分裂からして警察の策したものであった。」

「竹中正久が射殺された吹田の『GSハイム第二江坂』の所在について、当初大阪府警は寝耳に水、竹中の愛人が住み、竹中が通っているとは、と驚いて見せたが、何のことはない、84年6月には地元吹田署が探知、府警本部に情報をあげていたと、「ヒットマン裁判」で担当の巡査部長が証言した。」

 そして、「山口組最高幹部」の次のような話も紹介している。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.07.17 03:09:15


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: