《櫻井ジャーナル》

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2011.02.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 イエメンとアルジェリアで民主化を要求する数千人規模のデモが行わ、アルジェリアではインターネットが機能停止になり、数百人の逮捕者を出したという。まだ大規模な抗議活動とは言えないが、支配層は早い段階で潰そうと必死のようだ。

 国家単位で見ると、チュニジアやエジプトのように独裁者を排除するほど盛り上がった国もあるが、全体としてはさほどでない。それにもかかわらず、各国の支配層が神経質になっているのは、中東全体で庶民が目覚めつつあることを感じているからではないだろうか。「汎アラブ主義」の復活を指摘する声もある。

 これまでイスラム諸国の独裁者はアメリカやイスラエルにすり寄り、庶民を弾圧して私腹を肥やしてきた。その一方でアフガニスタン、イラク、パレスチナで住民が殺戮される様子を眺め、手をこまねいているばかりだった。そうした支配層に対する怒りがかつてはPLOを生み出し、最近では急進的なイスラム武装勢力への支持につながっている。

 それに対し、チュニジアで始まった今回の民主化運動は「草の根革命」。「前衛」が指導する旧来の革命とは違い、明確な指導者が存在しない。弾圧も難しいということだ。日本のマスコミはアメリカの親イスラエル派(ネオコン/シアコン)の支配層が目指す「世界秩序」にとって邪魔な人物を倒すべき独裁者としたがる傾向が強いが、アメリカでも革命のエネルギーは溜まりつつある。そして沖縄でも。





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最終更新日  2011.02.13 23:37:20


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