《櫻井ジャーナル》

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2012.02.27
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内部告発支援サイトのウィキリークスがアメリカの民間情報会社、ストラトフォーの電子メールを公表し始めた

 ストラトフォーは政府機関などの内部で働いている人間を雇い、情報源としているようで、 ロシアの弾道ミサイルに関する機微な情報 を入手しているほか、2009年には ゴールドマン・サックスの重役だったシーア・モレンツとストラトフォーのCEOジョージ・フリードマンとの間で、ストラトフォーの情報網を利用したファンド設立についてやりとり されているようだ。

 1970年代の前半、アメリカでは情報機関が秘密裏に実行していた破壊工作の一端が明らかにされた。自分自身も秘密工作の中枢にいたウィリアム・コルビーCIA長官が実態を明らかにしたのである。本ブログでも何度か取り上げたOPCの存在やベトナム戦争での村民皆殺し作戦、フェニックス・プログラムが明らかになったのもそのときだ。マインド・コントロールを研究開発していたプロジェクト、MKウルトラも知られるようになった。このコルビーをパージし、後釜に座ったのがジョージ・H・W・ブッシュである。

 1970年代になるとCIAでは内部告発を不可能にする仕組みを築き上げ、上院議員としてこの問題を追及していたフランク・チャーチも1981年に急死、そのころから情報活動の「民営化」が進んでいる。アフガン戦争やイラク戦争では傭兵会社(民営化された特殊部隊)の存在が注目されたが、情報機関でも似た現象が起こっていたのである。

 イランへの武器密輸とニカラグアの反革命ゲリラ支援が問題になった際、民間CIAの存在もクローズアップされた。これが「エンタープライズ」。その後も情報活動の「民営化」は進み、外部の巨大資本と政府機関は一体化しつつある。公的な機関が巨大資本に侵食されているようにも見える。ストラトフォーもそうした「民間CIA」の一部なのだろう。





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最終更新日  2012.02.28 01:46:40


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