《櫻井ジャーナル》

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2012.02.28
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カテゴリ: カテゴリ未分類
イギリス政府がイランとの戦争計画を作成中だとイギリスのサン紙が伝えている

 サン紙は戦争の原因を「狂ったマフムード・アフマディネジャド大統領」の核開発に求めているようだが、 アメリカでは軍も情報機関もイランの核兵器開発には否定的 。こうした核兵器開発に関係なく、イスラエルやアメリカの親イスラエル派(ネオコン)は2001年9月11日から間もなく、イランを攻撃すると決めていた。

 振り返ってみると、1980年代からイスラエル/ネオコンはイラクのサダム・フセイン体制を倒す意志を明確に示し、ジョージ・H・W・ブッシュやジェームズ・ベーカーたちと対立している。それが「イラク・ゲート事件」が浮上する切っ掛けになった。

 1990年代になると、イスラエル/ネオコンは中東の支配構造を作り替える提案をするようになる。中でも「決別」と題された文書は特に有名。そして2001年9月11日、世界貿易センターの超高層ビルとペンタゴンが攻撃された直後、 ジョージ・W・ブッシュ政権はイラクへの軍事侵攻を決定し、さらにシリア、レバノン、リビア、ソマリア、スーダン、イランを攻撃リストに載せた 。これはウェズリー・クラーク米陸軍大将が語っている。アフリカ北部と中東全域を「植民地化」するということだろう。

 イスラエルを生み出したのはイギリスなわけで、誰が主導権を握るかで関係が変化することはあるだろうが、両国の関係は深い。その両国と結びついているのが「オリガルヒ(寡占支配者)」たち。ボリス・エリツィン時代のロシアで、不公正な手段で巨万の富を築いた富豪だ。ウラジミール・プーチン大統領との抗争に敗れ、一部はプーチンの配下に入り、一部はロンドンやイスラエルへ逃亡している。

 そうした亡命者の中でも特に有名なボリス・ベレゾフスキー(プラトン・エレーニンに改名)は一時期、イスラエルの市民権を持っていた。ジェイコブ・ロスチャイルド(ロスチャイルド卿)、その息子であるナット・ロスチャイルド、多くのメディアを所有しているルパート・マードック、ジョージ・W・ブッシュ前米大統領の弟でS&Lスキャンダルでも名前が出たニール・ブッシュ、「ジャンク・ボンド」で有名なマイケル・ミルケンらと親しい。



 そこへ飛び込んできたのがウィキリークスが公表したストラトフォーの電子メール。その中に、 イランの核関連施設はイスラエル軍とクルド系武装勢力によって破壊されたとする情報 が出てくる。同社の情報源の話だ。

昨年11月、イランの軍事施設で爆発 があった。これはイスラエルの情報機関モサドが「ムジャヒディン・ハルク(MEKまたはMKO)」の協力を得て実行したと伝えられている。その前に核施設が破壊されたということらしいが、ストラトフォー内部でもこの情報には懐疑的なようだ。

 もし、この情報が正しいならば、すでにイランは攻撃されて核施設は破壊されているわけで、新たな攻撃の口実はなくなるのだが、その一方で「報復論」がイラン国内で高まるなど面倒なことになる。イラン国内の核施設は分散されているようなので、全ての施設を破壊したとする話は眉唾ものだ。イスラエルの挑発的な爆破工作が失敗したのかもしれない。





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最終更新日  2012.02.28 17:22:30


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