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2026年9月14日。ジレット・スタジアムなどのオーナーでイスラエル支持者Kraftの圧力により、エド・シーランは13年来の友人のラッパー、マックルモア Macklemoreを「Loop Tour」の出演者からはずすことを決めた。約2年5か月前、マックルモアの曲「Hind's Hall」のショートレビューをブログに書いていた。かなり前からパレスチナに連帯し続け、「Free Palestine」と言い続けているマックルモアをこの期に及んでキャンセルする欧米の崩壊したモラルに震撼していた。「Free Palestine」と言っただけで連行されるドイツについても書いていたが、検閲と人権侵害が酷すぎる。その時、いち早くマックルモアに連帯していたのがエド・シーランのブラジルのファンダム、公式ファン・ポータルの@infoedsheeranだった。Xの自動翻訳によるポルトガル語から日本語への訳、@updatecharts「まず最初に、主なポイントを強調したいと思います:イスラエルによるパレスチナへのジェノサイドは、絶対に止めなければなりません。『パレスチナを解放せよ』と言うのはあまりにも簡単で、ありふれたことにさえ思えます。それは人間性の最低限の要求です。反ユダヤ主義者になるということではなく、ただ人間であるということです。まさにその理由で、愛するアーティストが、せめて言葉による立場表明すらできないというのは、非常に失望しています(彼にはもっと多くのことができるはずなのに)。Info Ed Sheeran Brasilは、マックルモアに連帯します。彼は自分の原則に忠実であり、ある一つの人口全体の命と自由を守るために攻撃と報復を受けています。『Loop Tour』のアメリカ公演から彼が排除されたことに対して、心から残念に思います。それは資本主義者たちの圧力、スタジアム所有者たちがラッパーの公演を禁止したこと、そしてエド・シーラン自身の臆病さによるものです。これらの批判は正当であり、私たちはそれを支持します。このような状況から、『Loop Tour』の米国公演の残りについては、報道を行いません。ラテンアメリカ公演までに、エドが教育を受け、謝罪し、この中立的な立場——それは結局のところ、強い側への支持に他ならない——を捨て去ることを期待しています」そして10月4日。南米のトップが、ナチス党員の息子や極右ファシスト傾向の大統領で占められていく中、ブラジル大統領選挙が行われた。結果は現職ルラ大統領も、ボルソナロ元大統領の息子も過半数を獲得できず、この上位二者による決選投票へ。急遽、ブラジルの人たちが勧めるNetflixのドキュメンタリー『熱帯の黙示録 Apocalipsis en los trópicos』を視聴した。アメリカ大陸の政治を破壊している福音派の仕組みが説明されているから、と。『ブラジル〜消えゆく民主主義〜』のペトラ・コスタ Petra Costa監督が前回の大統領選挙前後を追ったもの。福音派の牧師らがボルソナロ支持を連呼し、有権者にそれが刷り込まれていく。ボルソナロ支持者がトランプ支持者のように議会などを襲撃する。政治に宗教が侵食しているのは現在の米国も同じだが...トランプは執務室に福音派関係者を呼び入れ、イスラエルと共にイランを不当に攻撃した後、手を繋いで祈り、その様子をホワイトハウスの公式アカウントで投稿していた。ローマ教皇レオ14世は、国際法違反の戦争をしかけておいて執務室で祈るトランプらを批判もしていた。カトリック教徒が多かったブラジルだが、米国と同じようなことが起こってしまっている。政治や選挙が宗教に介入され歪められている可能性をぬぐえない。統計データによれば、ブラジル人口の30%以上がすでに福音派らしい。米国では現在約1億人の福音派がいるとされ、こちらも人口の30%を超えている。約18か月前、DW/Deutsche Welle(ドイツ連邦共和国国営の国際放送)は1970年代からCIAが反共の一環でラテンアメリカに保守的なペンテコステ派教会を送りこんだ、と説明していた。貧困層が社会革命ではなく個人的な救済を求めるようにするため、と。(日本のように前近代的な思考停止臣民を、宗教によってつくろうとしたのだろう)それ以来、さまざまな福音派の教派がラテンアメリカで成長してきた。ただ、選挙や政治への介入は宗教だけではない。大統領選の約9日前、ルラ大統領のSNSアカウントが突然停止されていた(META社のInstagramとFacebookのアカウントだという)。SNSは現在の選挙に欠かせないツールでもあるのだが...選挙の直前になって、本人のSNSアカウントを十分に活用できない不利な状況だった。(また、英国ガーディアン紙などは、SNSの検閲とは別に、米政府によるブラジル大統領選介入の可能性も指摘していた)SNSが十分に活用できない状況の中、迫る25日の決選投票。一回目に投票しなかった(棄権した)有権者約3千万人の票の行方も重要な中、立ち上がったのがK-Pop含む各ファンダム。Z世代、学生たち若者を中心にブラジルを極右ファシズムから守れ、と路上に出てデモ行進をする一方、オンラインではファンダムのアカウントを駆使してルラへの投票を呼び掛け始めた。ハッシュタグ「#FandomsComLula(ルラと連帯するファンダム)」などをつかって。たとえばBTSのファンダムARMYたちは「#ARMYSComLULA」 のハッシュタグも使い、「あなた(ルラ)のキャンペーンに関連するコンテンツを提供するために私たちのアカウントを利用できますよ。みなさんが情報にアクセスしやすくなるように。私たちはお手伝いする準備ができています」と伝え、ファンダムのプラットフォームを一時的に投票キャンペーンのプラットフォームとして提供すると宣言。BLACK PINK、Stray Kids、TWICEにIU、i-dle、aespa、2NE1、IU、LOONA、MAMAMOO、TXT、EXOなどのK-Popファンダムがふだんはアーティスト情報を拡散しているアカウントをそのままつかって、ルラ支持を表明し、投票を呼びかけている。欧米アーティストのファンダムも、Dua LipaやThe Weeknd、ビリー・アイリッシュにアリアナ・グランデ、オリビア・ロドリゴらのファンダムがルラ推しに加わり、音楽のジャンルや国境を超えたうねりにもなっている。仲が悪く激しい舌戦もあったあのファンダムたちが一旦争いはやめ決選投票に集中しよう、「BLINKS E ARMYS SÃO 13」で協力しよう、と表明したこともちょっとした話題に。ビジュアルには、両ファンダムは民主主義のために協力する、とも書かれており、民主主義が危機に瀕している今回の大統領選挙の深刻さ、切迫感が伝わってくる。極右の独裁者一族がまた母国ブラジルを支配してしまう前に、民主主義が危険に陥っている今は、ただ声を広く届けるために、とファンダム同士連携、連帯している。そのうねりがとても熱く大きく圧倒された。BLM Black Lives Matterが米国で広がりBTSがSNSのアカウントに「私たちは人種差別に反対します。私たちは暴力に反対します。私、あなた、私たちはみな尊重される権利があります。共に歩みます」と書き込んでいたのが2020年6月4日。国外のファンからの、アーティストも声を上げてほしいという悲痛な思いがグループに届いていたのだろう。前述の、ブラジルのエド・シーランのファンダム@infoedsheeranのように時にファンたちの方が人権問題について正しさを遺憾なく発揮し、迅速な行動力でムーブメントにまで広げられることの表れだろう。アーティストとファンダムが互いによい・善い影響力を与え合っている、インタラクティブな共同体であることも実感させられてきた。ARMYはBTSの曲を通して518, 5月18日など韓国近現代史にも触れるようになっていた。BTSの最新アルバム「ARIRANG」のタイトルにもなっている朝鮮半島の民謡「아리랑(アリラン)」は映画『アリラン』などで描かれている通り、侵略植民地主義に抗い、独立運動の支えになっていた歌であることもARMYは知るようになっていた。実際、あるブラジルARMYは10月末に迫るBTSのARIRANGツアー サンパウロ公演を前にファシズム、搾取、抑圧に抵抗した歌「アリラン」を会場のみんなで歌うのに、ここで極右を当選させるわけにはいかない、と書き込んで多くの共感を集めていた。ファンダムやそのアクティビズムだけでなく、音楽が民主主義を守る勇気と希望を与える源泉になっている意味深さも伝わってくる。ファンダムがアーティストと共に歴史に学び、過去を参照しながら現在を助けようとしている、という動きもひしひしと感じる。それはファンダムだけではない大きなうねりにもなっている。ブラジルの若者たちは1960年代を忘れるな、1964年に起こった軍事クーデターと、そこから続いた極右軍事独裁政権を思い出せ、と歴史を参照してもいる。「過去が現在を助けることができるのか」ノーベル文学賞を受賞したハン・ガン作家の言葉が2026年の今また改めて響く。2024年12月、「非常戒厳」が宣布されてしまった韓国で韓国の人が何度も反芻せざるを得なかった思い。今、世界の若者たちが、歴史を参照しつつ現在を助けようと路上に出て声を上げ、動いているように見える。パリの大学生の政府教育政策への不満を発端とした1968年の五月革命は市民や労働者の賛同も得て広まっていたが、今のフランスの状況と構図が似てもいる。また、高校生や若者たちは1789年のフランス革命を象徴する場所、バスティーユ広場に集まったりもしている。チリのARMYは来るBTS公演を前に、会場のチリ国立競技場には独裁政権下で拘束、拷問、強制失踪など人権侵害の被害者を記憶するための区域があることを世界に知らせていた。SNSではブラジルの若者を励まし連帯を表明する海外からの声、中国の人や韓国人の言葉も共感を得て広がっていた。ガザ・パレスチナに連帯してきた世界のように傍観者になることを拒み「権力に対する人間の闘いとは、忘却に対する記憶の闘いだ / The struggle of man against power is the struggle of memory against forgetting」作家ミラン・クンデラの言葉そのままに忘却に対する記憶の闘いとして歴史をしっかり参照もすることが反ファシズムに直結している。そんな反ファシズム、反寡頭政治との闘いはファンダムとも連携して世界規模で広がっているようにも見える。K-Popファンも多いブラジルの大統領選で特に可視化された感がある。裏返せば、かなり広範囲に覇権主義や極右が跋扈してしまっている現実への危機感も増大しているということだが。「Bora, Lula」多様なファンダムが連帯して極右ファシズム台頭から民主主義を守ろうとしている姿は2024年12月3日に「非常戒厳」が宣布された韓国で 韓国の人たちがそれぞれのファンダムを象徴するペンライトを持って路上に出たカラフルな姿とも重なる。心から連帯する。@韓国MBC 大統領選開票速報番組キャプチャそんなK-Popとリンクしたアクティビズムは高校生たちが教育の正常化、教員増などを求めているフランスにも一部広がっているよう。「#Kpopdance」「#Kpopstan」などのハッシュタグで衆目を集めaespaやBTSの曲をBGMにしつつ「#Frencheducationdisband」と、高校生たちのデモの現場(警察に追われて逃げる、「RUN」する姿)などをショート動画(TikTokなど)で伝えている。K-Popのダンスや曲がメタに高校生の声を乗せてネット空間を飛翔する、翼のように機能していた。ジョージ・フロイドさんが殺された事件への抗議活動が米国各地で起こっていた2020年5月頃、ダラス警察は抗議デモの不法行為の映像をiWatch Dallasというアプリで通報するように、と通達。それを知ったあるK-Popファンの発案でそのアプリにファンが撮影した推しアイドルの映像などを投稿してあふれさせ、警察による市民活動の監視を無効化し頓挫させるアクティビズムが成功裡に終わっていたことも想起した。K-Popがアクティビズムのインスピレーション、アイデアの発端にもなりK-Popが視線を惹き付ける一大ジャンルとしてプラットフォームにもなりK-PopがZ世代 Gen-Zの考えや主張を伝えるための手段、彼らの言葉を飛翔させる駆動力、ドライブをかける装置そして声を広く届けるラジオのような存在になり、ラジオとしても機能している。K-Popは以前からラテンのメロディも取り入れてきていたが最近はブラジリアン・ファンクを取り入れた曲のインパクトも強い。ダンスチャレンジなどでも大人気、今年を象徴するようなK-Popの一曲でもあるATEEZ「BAD」もブラジル風リズムが溶け込んでいる。「모두의풍속도」にもそのポイントダンス胸ヒットダンスが登場していたほど。嚆矢はおそらく、BLACK PINKジェニーの「like JENNIE」だったかもしれない。音楽ファンダムによる #FandomsComLula アクティビズムはAI人工知能で作成した、ルラ大統領がK-Popダンスを踊る動画の投稿にも発展していた。もちろん、「like JENNIE」を踊るルラ大統領のショート動画も登場。K-PopファンダムがSNS、ショート動画などを駆使しK-Popというプラットフォーム、K-Popファンダムというプラットフォームを活用しながら極右とたたかっている2026年。ファンダム・アクティビズム(Fan Activism)の多様な発展形を目の当たりにしている。しかも、来年のアルゼンチン大統領選では現在の極右イスラエル寄り政権を交代させることも視野に入れている、という声も聞こえて来た。K-Popファンダムのアクティビズムが広範囲に長期的に拡大し民主主義を大々的に守るムーブメントの様相も呈していて、ますます目が離せない。米国でもK-Popと民主主義タイやインドネシアでK-Popと民主主義フランスに関連し。2023年、北アフリカにルーツを持つ17歳の少年が警察に射殺された酷い事件をきっかけに、バンリュー映画について書いていたto be continued...!?buzz KOREAClick...にほんブログ村 韓国映画にほんブログ村 映画にほんブログ村 映画評論・レビューにほんブログ村 韓国情報にほんブログ村 K-POPにほんブログ村Copyright 2003-2027 Dalnara, confuoco. 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Oct 5, 2026