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ドラム式洗濯機で困るのは、排水管つまりが起きやすいことだ。ドラム式洗濯機は節水をうたっているだけに、使用水量が少なく、排水管を水流で洗い流す力も弱い。従来の縦型洗濯機で排水管詰まりが起こりにくいのは使用水量が多いためだ。つまり、よく節水して、洗浄力も強いという優れたドラム式洗濯機ほど排水管詰まりが置きやすいという宿命がある。日立のビッグドラムはまさにこれで、我が家のビッグドラムも排水詰まりを示す「C-2エラー」が頻発するようになった。しかし、本体重量80キロの巨体は動かせず、排水管を洗浄することができない。排水管のつまりの主な原因は石鹸カスで、べたべたの石鹸カスに糸くずや髪の毛がくっついて絡まることによる。つまり、石鹸カスを溶かせれば、糸くずはほどけて流れるので、多少の排水管つまりはメーカー修理を頼むことなく、自力で何とかできる。使ったもの。サンポール(200円ぐらい)サンポール 500ml:大日本除虫菊液体パイプクリーナー(300円ぐらい)強粘度 パイプクリーナー 800g:旭ケミカル(1)糸くずフィルターをはずす。(2)フィルターがはまっていた穴の奥に液体パイプクリーナーを1本分流し込む ※入りきらないなら入るだけの量で可(3)1~2時間放置(4)同じ穴にホースやコップで水を1~2リットル分流し込む(C-2エラーが出なくなっていたら、洗濯物を入れないカラ洗濯を1回する)(5)同じ穴にサンポール1本分を流し込む ※入りきらないなら入るだけの量で可(6)30分~60分放置(7)水1~2リットル分流し込む。※(4)と同じ容量。(C-2エラーが出なくなっていたら、槽洗濯コースを1回するのがベスト)パイプクリーナーやサンポールの標準放置時間の2倍ほど長く置くのがポイントだが、当然、自己責任で。さて、これでたいていのつまりは解消できる。多少の排水つまりなら液体パイプクリーナー(アルカリ性)だけでも何とかなるが、特に木綿の糸くずが多いとアルカリ液に強いので、酸性のサンポールを使わないとどうしようもない。しつこい汚れなら(1)~(7)を2回繰り返す。1回500円程度のコストでできるので、なにもエラーが出なくても予防的に3ヶ月に1回ぐらいはやるとよい。ただ、2回繰り返してもエラーが出るなら、ナイロンなど酸・アルカリに強い化学繊維のつまりや、別系統のつまりも考えられるので、電気屋さんに来てもらうしかないだろう。そうなると、修理代は5千円~3万円ぐらいらしいので、ドラム式洗濯機には5年以上の長期保障は必須ということだ。そもそも、この状態に陥らないのが一番いい。【ドラム式洗濯機で排水系のつまりを予防する心得】1.スピードコース、すすぎ1回コースは極力使わない。(大事!)・・・すすぎ水が少ないと、石鹸カスがたまりやすくなる。すすぎは2回以上で。2.洗濯物は容量の8割まで。(大事!)・・・排水スピードが極端に遅くなり、石鹸カスがたまりやすくなる。糸くずも一度に大量に出る。たとえば、洗濯容量6キロの洗濯機なら4キロまでというように。洗濯物の重さを見る目安として、最近のドラム式は投入する洗剤の量が示されるが、どの社でも0.8杯を越えないのが8割の目安。3.なるべく毛布は洗わない。・・・上記2と同じ理由。糸くずの量が半端ない。乾燥までするとえらいことに。もし毛布を洗濯・乾燥したら、その後は槽洗浄コースを必ず1回やるぐらいの用心が必要。4.月1回は槽洗浄コース。・・・水量が多く、排水管のつまりを押し流せる。洗濯槽クリーナーは排水系の石鹸カスもある程度分解するので使ったほうがよい。クリーナーは市販のものでもよいが、排水エラーがよく出る洗濯機では、メーカー純正品を。アルカリ成分の濃度が段違いに高く、石鹸カスの分解力が高いため。洗濯槽クリーナー (THKA)日立 洗濯槽クリーナー SK15.3ヶ月に1回はパイプクリーナー。・・・上記4だけでは分解できなかった排水管の石鹸カスにはやはりパイプクリーナー。粉末のものは投入しにくいので液体で。6.糸くずフィルターは毎回掃除する。・・・基本中の基本。フィルターにたまった糸くずは濡れてベタベタしていて「なんだかヘドロみたい」と嫌う向きもあるが、あれは洗濯してすすいだ糸くずなので、生物学的には無菌に近い衛生的な糸くず。予防的にこれだけやっていれば、電気屋さんのお世話になる確率はグッと減るわけだが、せっかく節水で節約した分が、クリーナー代や電気代で消し飛んでしまうのでは??という疑問を、パナソニックの町の電気屋をやっている親戚にメールで投げたところ。「ドラム式のメリットはボタンを押せば乾燥まで終わってることだから(笑)」という1行メールが返ってきた。・・・・なるほど。
2015/02/11
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