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この前の日記に、プレミアとセリエAの守備意識の違いを書きましたが、セリエAの守備にはどんな特徴があるのか? イタリアのシステム(守備に関して)は、世界的に有名だと思います。80年代に一世を風靡したゾーンプレス、そしてカテナチオ。ゾーンプレスはアリゴ・サッキがACミランの監督だった時に完成させたシステムですよね(説明は省きますが、現在のサッカー界では主流)カテナチオもサッキだったかな… ちなみに、カテナチオは現在イタリアでは使われていないそうです。もう古いんだとか。今カテナチオを連呼しているアナウンサーがいたら勉強不足です。基本的に、セリエAではDFラインが上がる事ってそんなにないですね。中盤で確実にプレスをかけて、DFのところでは最低一枚余らせておく。常にどフリーの状態を作らないようにしてます。しかし、拘り過ぎるのもよくないもので、最近では(いや、数年前から)選手がシステム、もしくは監督の戦術にがんじがらめにされて、試合がつまらなくなっていると言われてます。日韓ワールドカップの時のイタリアなんて酷かったですよね。トラパットーニ監督の下、守備意識偏重のおかしなサッカーをやってました(エクアドル戦も違う意味でおかしかった)サイドバックが上がらない4バック。8人で守って2人で点取る。韓国戦の時なんか、逃げ切ろうとして攻撃を組み立てる選手を引っ込めて、守備体制に切り替えてしまった(この時、トッティはシュミレーションで退場。随分怪しい判定だったが。そしてデルピエーロも引っ込めた)攻撃をお膳立てする選手がいないため、ビエリは前線で孤立。この試合を観ていた人の中には、嫌な予感がした人もいたでしょう。私もその一人ですけど。結果は周知の通り。疑惑の判定とかいろいろ騒がれましたが、隙を作ったイタリアにも原因があります。後の欧州選手権まで悲惨な試合は続いてます(この話はまた後で書きます)イタリアではウノゼロ(1-0)で勝つのが理想だとか言ってましたが、得失点差でよそ様の試合結果にドキドキしながら待つなんて、理想でもなんでもないのにね。ミランとインテルだけが違うサッカーをしてるのがせめてもの救いか。でも、攻撃の中核を担ってるのはイタリア人ではないのが残念… 随分いろんな事を書いてしまったが、今のイタリアサッカーは、守備の戦術が足を引っ張っているのは事実でしょうね。だから試合がつまらないと言われるんでしょうか。勝てば良いというものでもないでしょうに…
2005.09.21
ボルトンでの中田英のプレー、早速問題点として騒がれてますね。守備の部分で。これはヨーロッパサッカーの特色を知っている人なら分かる問題ですよね。中田のセリエA式な守備スタイルを監督以下、イギリスのマスコミが批判したわけですが、私に言わせるとプレミアで主流とされるディフェンスの戦術って、他の国のリーグに比べたらレベルが劣ってると思います。いろんなメディアでいわれていますが、あえてここで説明し直しましょう。イタリアは守備に回ったとき、マークを明け渡しながら守っていきます(しかもチェックが早い。スペインの場合は、もっと器用)イギリスの場合、守備の範囲やマークなどはあまり関係なく、自陣の深いところまで追っかけ回します。ちょっと聞いただけだと、後者の方がしつこくて守りが堅いように思えますが、これがとんでもない間違いなんですよね。高い位置で相手にボールを奪われたとき、DFまでもがボールを取りに追いかけて行きます(つまりDFラインがごそっと上がってしまう)そして、上がってしまった最終ラインの裏に出来ただだっ広いスペースにスルーパス。結果として、DFがみんな揃って自陣にドリブルで攻め上がる相手選手を、背後から追いかけていくという珍現象がたまに起きます。中盤だけが下がっても、やはり良くないのは一緒。ボールをたとえ奪ったとしても、速攻で攻め上がる→中盤ガラ空き→放り込む、という悪循環。プレミアでもそうだし、代表の試合でも、しばしば見られます。ここ数年での試合で、最も印象に残っているのはユーロ2000の時のポルトガル対イングランドでの、とどめの3点目。ルイコスタの綺麗なキラーパスを受けたヌーノ・ゴメスの一撃。ハーフウェー・ラインから左半分(イングランド陣内)は、スッカラカンでした。マンUは別として、アーセナル、チェルシー、リバプールは、かなり融合的な事をやっているのに、他のチームは進歩していないような気がする。果たして中田英は適合する事が出来るのか? ※ここに書いてある事が、すべてに当てはまるという訳ではないですが、そういう部分に注目して観戦するのも面白いと思います。
2005.09.20
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