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2021.02.24

北原の石切り場　ヤジャーガマ洞窟　2021.02　COME　CAME kume久米島

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この付近はもともとサンゴ礁で岩が柔らかく加工しやすい石灰岩でできている。なんだ、この遺跡は、与那国の海底遺跡が浮上したのか！

いやいや、実は久米島では明治から昭和初期にかけて、家屋や石垣、井戸、豚小屋に使うためにこの場所から石を切り出していたって感じ。まあその後は、コンクリーができたり、生活様式が変わって破棄された模様。

大波が押し寄せている。そんな中、突如として人工的な跡が現れるため、何かの遺跡と勘違いする人もいるだろうが、そうである最近の遺跡というか石切り場である。史跡っていうの？コンストラクトっての。

遺跡は、貝塚・古墳・集落跡など、過去の人類の営みが残された場所や、昔の建物や歴史的事件があった場所など、広い範囲で使われる言葉である。対し、史跡は、一般には、遺跡の中でも歴史的事件と関わりの深い場所や建物・遺構を指す、だって。

あちこちに、岩を切り出された跡があり、何故かしら分からんが、興奮し、テンパってしまったよ。いやあ、おもろいな。

あ、いかんいかん、次に進むか。

くるまえび養殖日本一。久米島で車エビの養殖がスタートしたのは、1970年比頃。天然の車エビはいないので、親エビを九州から仕入れ試行錯誤。全滅を繰り返しながらも奮闘、今では、生産量日本一を誇るまでになりました。
どうも、生産日本一の久米島の車エビを支えているのが、海洋深層水かもしれないということだ。海洋深層水とは水深200メートル以上の深さの海水で、およそ2000年もの時間をかけて地球を循環しているらしいがその正体は知らん。水深６００メートルから引いているらしく、陸や大気による汚染もなく、表層水の細菌などの微生物はわずか1～10パーセントらしく、まあ、ドヤ顔でいえば、キレイよ、あなた、らしい。
まえにも２、3回は書いているが、大学の後輩の嫁のおやじがエビの養殖やってて、数年に一度病気や共食いで収入が０というかマイナスになるが、普段の年収は２,３０００万であり、３６５日２,３時間おきに様子を見にいかなければならない仕事であり、娘の結婚式で初めて島の外に出たとのこと。多分、数億円稼げるが、2，3時間おきに様子を見に行く生活は確かに尋常ならざる精神や。でけん。てか、数年ごとに次の人に渡していくのがいいんじゃねえ？知らんけど。てなわけで、凄い収入、トイモイサン後継ぎませんか？ウム、0.3秒で断る。

車を海岸から走り出して、しばらくしたら森が見えて、そこがクーミンちゃんであった。

看板の説明。ヤジャーガマ遺跡は、久米島では最大の鍾乳洞で全長 800mを測る。
開口部は3ヶ所あり、開口部から光が届く範囲には貝塚が確認できる。

遺跡は、洞窟内に展開しているため後世の攪乱が少なく、保存状態の良い遺跡である。
当遺跡からの出土遺物は、貝塚時代後期系の土器とグスク時代初期の土器や貝製品、徳之島産の類須恵器、それに炭化麦、炭化米などが多様に出土し、貝塚時代後期からグスク時代への移行期を知る上で重要な遺跡である。

ここがヤジャーガマ。駐車場から、木道が地下へと延びており、森の中に入っていくと、洞窟へと辿り着く。

1.通路はすべりやすく、また洞窟内は暗く「危険」ですのでご注意ください。
2.自然環境を維持するため極力、人工的な管理整備は避けておりますので、ご理解のうえ十分にご注意下さい。
3.見学の際の事故・損害等はすべて自己責任となります。町は一切責任を負いません。
とのことだ。

不意に現れる人骨。
かつては風葬が行われており、洞窟内に人骨が入れられた瓶が数多く安置、しかし遺骨が何らかの要因で飛び出して散らばってた。もはや、骨が混ざり合って誰だかどれだか分からなくなっているのと考えられる。琉球地方では魂は煙のようなものだと捉えられ、魂を海の彼方の聖なる地ニライカナイに還すために風葬を行っていましたよってことである。

風葬は琉球では旧石器時代より続いていたようだ。まあ、琉球を今の目線から国内とすれば、国内最古の葬制であるようだ。故人の遺体が、雨水が流れるよう、上下に穴を開けたカメに遺体を入れ、骨になるまでおよそ10年間、自然と朽ちて骨だけになるのを待って、その後に改めて聖域の役割をもつ洞窟などに骨を安置している。緑色に見えるのはカビである。、琉球時代は王族や士族以外の者が墓を持つことは原則として禁じられていたため、庶民は遺体を風にさらす風葬が習慣だったという。