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2021.07.21

熱帯魚の家　2021.02　COME　CAME kume久米島

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熱帯魚との出会いは、このゴツゴツとした岩場を進まなければならぬプチ難関を突破せねばならない。しかし、既に我々はシーガルチの難易度の高い道をゲームクリアしてきているのであった、このくらいは屁の河童である。海沿いの岩がプール状になっており、細い通路を勢いよく波が流れていく。

すぐに出迎えてくれる熱帯魚軍団。人間の姿に反応に、近寄ってくる感じだ。しかし、熱帯魚は順調に波で流されていく。波の流れに逆らわず生きていく奴らである。まあ、そうは言っても岩場の潮溜まり、いわゆるタイドプールに魚が餌付けされており、その中を泳ぐカラフルな熱帯魚の姿やほんのり色づいた生きたサンゴを海に入らず見ることのできるスポットとして泳げない人に有名な観光名所である。水着を忘れた人にも有名な観光名所である。潜れない人にも有名な観光スポットでもある。潜ると頭が痛くなる人にも有名な観光スポットである。

まあ、それは、1990年代に奄美大島南端の浜辺にキャンプに行き、シュノーケリングを8時間ぐらいやったので、酸欠になって頭が痛くなった俺のことだった。見るだけでは面白くないので、浮きながら、糸垂らして熱帯魚を何匹か釣って、さあ、ご飯だ食べよう、毒々しいカラフル熱帯魚、まあ大きな声では言えないが、まずい、緩い、道理で例外あれど、料理屋でも出てこないわけだ。まあ、カラフルな色見ても食欲湧かないのは、遺伝子にインプットされているのだろうか。

しかし、ここは干潮時にこないとつくづく感じるのであった。そうすれば、波もなく、獲物を見ることができたのだが。波がなく鏡のような水面をしているときは海の底の珊瑚まで見えるようだ。人影を感じるとエサをくれると思った魚が水面にやってくるのは、環境破壊だあと世田谷自然左翼の方々等に怒られそうだが、天然の野外水族館にいるかのようだ。最大のメリットは、餌付けしているのに、これは自然か？と思うより、ここが無料であることだ。しかし、水族館よりテンションが上がるのは、唐突感というか物珍し感のせいだろうか。オモロー。

ああ、ここの名前は「熱帯魚の家」だった。家ですから。プール付きの建物のない家ですから。まあ、肉眼では熱帯魚をばんばん捉えられるが、写真に撮ると、波が強調して写ってしまい。あまり分からないが、大量の熱帯魚シャワーであった。写真では青い熱帯魚が分かるかなあ、程度であるが。
しかし、ここはなかなかのんびり何時間でもいることができるのである。いやー何時間でもおれるなー、といいながら10分ほどで引きあげたのであった。俺達には次のミッションノーポッシブルが待っているのであった。