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2019.12.04
カテゴリ： テニスライフ
流石に60を超えると老人力がこれでもかというくらいついてくるようである。
２月ほど前から左の肩が痛く、肩関節周囲炎を発症している。いわゆる四十肩である。60を超えて四十肩というのも烏滸がましい限りであるが、友達に伝えるには一番手っ取り早くわかってもらえるので、自嘲気味に「四十肩でね」などと言っている。
左肩が痛くても、テニスをするのに支障があるほどの痛みではないので、騙し騙し楽しんでいるが、最近、左肩ばかりでなく、右肩も痛くなり、更に、腰、左膝、右膝、左足首、そして右足首と、次第に痛いところが体中に蔓延してきている。テニスをする時は、腰、両足首、両膝、更に右腕・手首にサポーターをつけて、用心しながら体を動かしている。サポーターのお陰もあってかテニスをしている時は良いのであるが、終わってからが大変である。段々に関節のあちらこちらが微妙に痛みだしてくる。我慢できないほどの痛みではないものの、なんだか調子は出てこない。
テニスから帰ると、温めのお風呂に湯の華を入れ、ゆったりと浸かる。思わず、「極楽、極楽」などと独り言ちたりする自分にハッとして、改めて老人力のついた我が身に苦笑いを禁じえない。こういう一幕こそが老いの証左というものであろうか。
老人力という言葉は、今から20年ほど前に、赤瀬川源平や南伸坊などという変わり者の物書きが、嬉しがって言い始めたものである。彼らは、路上観察という手法で、街中にある何でもないものをさも意味のあるものあるいは面白いものとして大げさに持ち上げて楽しんでいたが、老人力という発想もこれによるものである。年を取ることによる能力の衰えをポジティブにとらえ、當に逆手に取って、見事に能力に仕立て上げたのである。
これは、社会教育のプロフェッショナル横川遊亀寿先生の「人の世は何事もいい風にとらえると楽しく明るく生きられる、人生はプラス思考で」と相通ずるものである。
私など、生来、根暗で小心者であるので、意識しなければついつい悪い方にばかり考えてしまう傾向にある。20数年前に横川先生の講演を聞き、それ以降は、できるだけプラス思考で考えようと常に意識するようになった。万事が万事プラス思考とはいかないけれど、できるだけ前向きに物事をとらえようという習慣はついてきたように感じている。
テニスのゲームでも、バックアウトしたら、「これだけ強く振れたのだから、入っていればエースになったグッドショット！」
打ち損じのボールに相手がミスすれば、「打ち損じても相手コートに入れる力があり、相手のタイミングを外すことが出来たグッドショット！。」
ネットしても「たまたまネットにかかったが、低いボールを打つ挑戦ができたナイストライ！」
すべてが次につながるのである。
畢竟、自分にとってプラスなのかそうでないのかは、考え方ひとつで大きく違ってくるのである。目の前の事象に一喜一憂せず、やがてはすべて自分の幸運につながるものであると考えることが出来ればこれ以上の幸せはない。
老いを老人力がついたと喜んで、ぴろきのウクレレ漫談のフレーズのごと、
「明るく陽気に、いきましょう！」
ぴろき / 明るく陽気に、いきましょう。／笑いが、一番。いつまでも! [CD]
やわた 国産グルコサミン 1ケ月分 90粒入 【やわた グルコサミン サプリ 健康 骨 ひざ 関節 歩行 散歩】
２月ほど前から左の肩が痛く、肩関節周囲炎を発症している。いわゆる四十肩である。60を超えて四十肩というのも烏滸がましい限りであるが、友達に伝えるには一番手っ取り早くわかってもらえるので、自嘲気味に「四十肩でね」などと言っている。
左肩が痛くても、テニスをするのに支障があるほどの痛みではないので、騙し騙し楽しんでいるが、最近、左肩ばかりでなく、右肩も痛くなり、更に、腰、左膝、右膝、左足首、そして右足首と、次第に痛いところが体中に蔓延してきている。テニスをする時は、腰、両足首、両膝、更に右腕・手首にサポーターをつけて、用心しながら体を動かしている。サポーターのお陰もあってかテニスをしている時は良いのであるが、終わってからが大変である。段々に関節のあちらこちらが微妙に痛みだしてくる。我慢できないほどの痛みではないものの、なんだか調子は出てこない。
テニスから帰ると、温めのお風呂に湯の華を入れ、ゆったりと浸かる。思わず、「極楽、極楽」などと独り言ちたりする自分にハッとして、改めて老人力のついた我が身に苦笑いを禁じえない。こういう一幕こそが老いの証左というものであろうか。
老人力という言葉は、今から20年ほど前に、赤瀬川源平や南伸坊などという変わり者の物書きが、嬉しがって言い始めたものである。彼らは、路上観察という手法で、街中にある何でもないものをさも意味のあるものあるいは面白いものとして大げさに持ち上げて楽しんでいたが、老人力という発想もこれによるものである。年を取ることによる能力の衰えをポジティブにとらえ、當に逆手に取って、見事に能力に仕立て上げたのである。
これは、社会教育のプロフェッショナル横川遊亀寿先生の「人の世は何事もいい風にとらえると楽しく明るく生きられる、人生はプラス思考で」と相通ずるものである。
私など、生来、根暗で小心者であるので、意識しなければついつい悪い方にばかり考えてしまう傾向にある。20数年前に横川先生の講演を聞き、それ以降は、できるだけプラス思考で考えようと常に意識するようになった。万事が万事プラス思考とはいかないけれど、できるだけ前向きに物事をとらえようという習慣はついてきたように感じている。
テニスのゲームでも、バックアウトしたら、「これだけ強く振れたのだから、入っていればエースになったグッドショット！」
打ち損じのボールに相手がミスすれば、「打ち損じても相手コートに入れる力があり、相手のタイミングを外すことが出来たグッドショット！。」
ネットしても「たまたまネットにかかったが、低いボールを打つ挑戦ができたナイストライ！」
すべてが次につながるのである。
畢竟、自分にとってプラスなのかそうでないのかは、考え方ひとつで大きく違ってくるのである。目の前の事象に一喜一憂せず、やがてはすべて自分の幸運につながるものであると考えることが出来ればこれ以上の幸せはない。
老いを老人力がついたと喜んで、ぴろきのウクレレ漫談のフレーズのごと、
「明るく陽気に、いきましょう！」
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