今日の一枚 "THE FREEWHEELIN'" ~Bob Dylan~ まず、このジャケットですが良いですね~。大好きです。 Dylanフリークの「みうらじゅん」さん曰く、当時の恋人スー・ロトロとの前代未聞の「一人フライデー」のジャケ写なのです。(笑) さて、このアルバムは彼の2枚目でまだ21歳のときのもの。 声質、老成してます。(Claptonも顔負けです。笑) 2枚目といっても、一枚目はオリジナルは1曲だったので、 SSWとしては事実上デビューアルバムなのです。 M-3の"Girl from the North Country"が最もプロテクトソングらしいものですが、実際はアメリカでは受けなかったそうです。 むしろ、若者にはM-1の"Blowin' in the Wind"が熱烈に支持され、一躍若きヒーローに。 歌詞的には、もちろん"Girl from~"のほうが反戦的ではあるのですが。。。 M-6の"A Hard Rain's A-Gonna Fall"はラブソングのように思われることが多いですが、この絶望感は私はやはりプロテクトソングとは言わないまでも、生きることに対する不安や恐怖、疑問など=プロテクトなのではないかとも感じます。 以前に取り上げましたが、映画「7月4日に生まれて」でも、 Edie Brickellがカヴァーしたこの曲がサントラになっているのですから。この歌詞は大好きです。 ただ、この曲が後に彼がフォークロックをやった原点という意味では表現されている「絶望感」は彼自身の当時の思いだったのかもしれません。 あと、M-8の"Bob Dylan's Dream"もすてきな歌詞だと思います。 彼は、小説も書いたりしているそうですが、歌詞は上手ですよね。 彼の歌詞は、言葉を羅列しているうちに自分の言いたいことがはっきりして、完成していっているのではないかな?とも思います。とにかく、深いです。 でも、彼の歌詞は単純なラブソング的なものの方が良いという意見もありますけどね。 いずれにしても、魂籠ってるってことでしょうか。。。
[収録曲] 1.Blowin' in the Wind 2.Girl from the North Country 3.Masters of War 4.Down the Highway 5.Bob Dylan's Blues 6.Hard Rain's A-Gonna Fall 7.Don't Think Twice, It's All Right 8.Bob Dylan's Dream 9.Oxford Town 10.Talking World War III Blues 11.Corrina, Corrina 12.Honey, Just Allow Me One More Chance 13.I Shall Be Free