2010/09/24
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人は皆、先入観にとらわれて生きています。

ダンス競技会の審判だって人です。

つまり『こいつは踊れそうだ』という先入観を審判に持ってもらえるだけで、もう他の選手より有利なんですね。

親父ギャグ先生のレッスンで先日こんなことを言われたんです。

『スタンダード・ダンサーに見える人ってどんな人?』

一言では言い表しにくいんですけど、ラテンは『ホット』でスタンダードは『クール』かな。

どっちもかっこいいんですけど、スタンダード・ダンサーのイメージは男性が『高貴な優等生』、女性は『育ちのいいお嬢様』でしょうか。

ラテンダンサーはそれに対して男性は『男くさいドンファン』、女性は『粋な小悪魔』かな。




要するに全然違う訳ですよ。



『審判するようになって初めて気がついたことがいろいろあるんだけどね..。』

先生がおっしゃるにはパッと見ただけでその違いははっきりしてて、スタンダードの審判の時はスタンダード・ダンサーに見える人にまず目が行くとのことでした。

『イチロー選手がサッカーのユニフォーム着てサッカー場に入って来たらどう思う?足は速いだろうけどホントにサッカー出来るのかなって思うでしょ。』



ダンスでも同じで、いかにもラテン・ダンサー風のカップルがエンビ着てフロアに入って来たらホントに踊れるのって思うそうです。

実際に踊ってみて明らかに実力があるカップルなら上がれるかもしれませんが、みんな同じような実力のフロアで比較した場合、やはりスタンダード・ダンサーに見える人にまず目が行ってチェックも入れる。

だから私たちにもそういったまず目が行くダンサーになって欲しいとのことだったんです。



見た目だけじゃなくて踊り方にも特徴が出るんですね。

スタンダード・ダンサーは走行距離が長いんです。一方ラテン・ダンサーはそれほど距離は進まないけどその場でものすごく身体使うんですね。

たとえばワルツ。

スタンダードを主にやってるダンサーはフロア2周進むとします。

同じ音楽でワルツ踊ると、ラテンが大好きな偽スタンダード・ダンサーはなんとなくサンバロールみたいな踊りになって1周しか進まないんです。



ピボットなんか本来のラテン・ダンサーは凄いキレを見せるんですけど、スタンダードが大好きな偽ラテン・ダンサーはワルツのピボット踊ってるみたいにキレよりも走行距離で見せようとするんですよ。



何級なんていうのは日本だけのシステムみたいですけど、同じ級の中で戦うということは常に実力伯仲を念頭に戦う必要があるということなんですね。

ラテンとスタンダードのイメージは天使と悪魔ほどの差がありますから、そこのところ両方踊られるダンサーはしっかり演じ分ける必要がある訳です。

ラテンのときは『ラテン・ダンサーに見える人』、スタンダードの時は『スタンダード・ダンサーに見える人』、見た目も踊りもしっかり分けて『えー!同じ人なの?』って言われるくらいの一人二役を演じてみたいですね。










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Last updated  2010/09/25 01:31:45 AM
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