2012/11/02
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テーマ: 社交ダンス(8729)
カテゴリ: アートのはなし
イタリアに行ったら絶対ウフィツィ美術館は行きたいと前々から思ってはいましたが、本音を言うとオランダの マウリッツハイス プラド ほど期待に胸躍らせていた訳ではないんです。

イタリア絵画は大好きなんですよ。

でもここにあるのは主にルネッサンス期の作品で、私の好きな時代よりも少し前なんです。

テーマも宗教がらみか神話がらみばっかり。時代背景からそうせざるを得なかった事情があるんでしょうね。

この時代の絵が嫌いという訳でもないので 『フィレンツェ 芸術都市の誕生展』 始め、『ビーナス展』や『ダビンチ展』、 『ボルゲーゼ美術館展』 などで訪日したルネサンス芸術を干渉させてもらってはいます。





2012年10月7日(日) に予約して行ってきました。

建物自体 もお宝で見応え十分なんですが、やはり目を引くのはダビンチやボッティチェッリ、ミケランジェロ、ラファエロといった巨匠達の絵画です。

ダビンチの受胎告知は日本に来たときに見たことがありますが、同じテーマでたくさんの作品がある中、やはりダビンチの作品は格が違う感じがするんです。



ボッティチェッリの代表作『ヴィーナスの誕生』と『春』は巨大な絵でした。



ミケランジェロの『聖家族』、ティツィアーノの 『ウルビーノのヴィーナス』 もここにあります。

180px-Michelangelo_Buonarroti_-_Tondo_Doni_-_Google_Art_Project.jpg

ジョットの鐘楼 を作った「西洋絵画の父」ジョットさんの作品もありました。これまでとっても平面的だった宗教画に3D効果をもたらしたことで有名です。

220px-Giotto_di_Bondone_090.jpg

それに忘れちゃならないフィリッポ・リッピ。ボッティチェッリの師匠です。

聖母子の絵なんてみんな描いてるんですけど、不思議とこの方の絵の前で足が止まるんですよね。やっぱり何かが違います。

180px-Fra_Filippo_Lippi_009.jpg

ダビンチの師匠のヴェロッキオ、この方の『キリストの洗礼』も有名です。

弟子のダビンチが天使の一人を描いてるんですが、それがあまりに素晴らしいので絵を描くのをやめてしまったという逸話が残っています。





有能な教育者だったんでしょうね。

もっと新しい私の好きなタイプの作品もあって、カナレットの『ヴェネツィア: ドゥカーレ宮殿の風景』、ロッソ・フィオレンティーノ 『奏楽の天使』、クロード・ロラン 『ヴィラ・メディチの港』、カラバッジオの『バッカス』、このあたりは素敵でした。



重たいメインディッシュのあとの爽やかなデザートと言った感じ。

日本人の団体もいらしていて、混ざって解説聞いちゃおうかと思ったんですが、最近のガイドさんはワイヤレスマイクでボソボソ話されていて、ツアー客の皆さんそれぞれイヤフォンをつけて聞いておられるので、私のようなちゃっかりさんには聞こえないようになってるんですね。

だいたい3時間くらいで回りました。








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Last updated  2021/08/12 07:41:04 PM コメント(2) | コメントを書く
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