2018/07/10
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カテゴリ: アニメのはなし
フランス革命期に生まれた実在の騎士、デオン・ド・ボーモンを主人公とする物語です。

シュバリエというのはフランス語で騎士という意味だそうで、この方ルイ15世直属の情報機関『王の機密局』の一員だったようなんですね。007みたいなお仕事でしょうか。

しかも得意の変装は女装だったという美貌の青年。


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世代的にベルサイユの薔薇をどうしても思い出して比べてしまいます。

冲方 丁(うぶかた とう)原作のオカルトチックなファンタジーなんですが、実在人物がちりばめられているので妙に説得力があるお話でした。

アニメは全24話です。


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デオンはフランス国王ルイ15世に忠誠を誓う騎士でした。

最愛の姉リアが何者かに殺害されたことでその原因を突き止めるべく動きはじめた過程で、彼女のさまよえる魂が時々乗り移るようになります。


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どうも生と死の境目がよくわからない物語で、死んだと思った人が蘇ったりします。

『詩人』と呼ばれる魔術師のような人たちが呪文の代わりに詩を唱えると、『H∴O』の文字が体に刻まれガーゴイルという獣に変身させられるんです。

体の中には血の代わりに水銀が流れていて、その文字を消さない限り何度でも攻撃してきます。


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リアも強力な詩人だったので彼女がデオンに乗り移るとオカルトチックに強くなります。

実在のデオンは、女装した時リアと名乗っていたそうです。


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王の勅命によって『王家の詩』という書物を追いヨーロッパ中を旅するわけですが、同行したのがデュラン、ロビン、テラゴリーの3人。



ロビンはまだ子供で剣は使えませんが彼以外の三人は達人で、テラゴリーは名人の域に達する腕前でした。


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彼らの動きを阻止しようとする敵が次々登場するんです。ほとんどが強力な詩人でした。

革命教団という怪しげな秘密結社が『王家の詩』の力で王政を転覆させようと目論んでいます。

教祖はフランシス・ダッシュウッド。

その右腕がマクシミリアン・ロベスピエール。





この名前聞いたことある方多いでしょう?フランス革命を先導した人です。

物語のなかではちょっと違う登場の仕方なんですが、キーパーソンであることには違いありません。


 


錬金術師サンジェルマン伯爵。もともとミステリアスな方だったようですが、この物語中でも異彩を放っています。

詩の力で遠いところにリアルタイムに文章が送れるのでフランスからロシアに瞬時に指令が飛ばせるんです。

現代ではメールとかで当たり前ですがそんなの全くない時代の話ですからね。


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詐欺師カリオストロ。ルパン3世にも出てきましたが実在の人物です。

うまい儲け話とうまい酒に目がなく、強力な詩人であるセクシーな妻を連れています。


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ロシア貴族ボロンゾフ。毛皮商人としてベルサイユ宮殿に入り込んでいました。

ポンパドール夫人、オルレアン公、みんなルイ15世を排除しフランスを我が物にと考えていますが、実のところこのルイ15世自身が一番の曲者でしたね。





『シュヴァリエ ~Le Chevalier D'Éon~』(ル・シュヴァリエ・デオン)は、冲方丁の原作を元にして、アニメの他に漫画や小説でも展開されているそうです。

とても面白い話でした。

革命前後のフランス・ロシア史に興味がある方にとってはご馳走だと思います。

バンダイチャンネル でご覧になれます。


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Last updated  2019/02/17 06:12:28 PM
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