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2008.10.24

『ヘアスプレー』'０７・米

テーマ：おすすめ映画(4053)

カテゴリ：映画　ヘ

あらすじ

（ニッキー・ブロンスキー）の夢は、人気テレビ番組
「コーニー・コリンズ・ショー」のダンサーになること。
ある日、番組のオーディションが開催されると知った
トレーシーは、自分と同じく大柄な母親エドナ
（ジョン・トラヴォルタ）の反対を押し切り
オーディションに参加するが・・・。

感想

最高に楽しめる
ミュージカル映画

ミュージカルと黒人と
デブに偏見がなければ

『シリアル・ママ』、『 I Love ペッカー』の
ジョン・ウォーターズ監督８８年製作の映画が
ブロードウェイで、ミュージカルの舞台化となり
それを『ウエディング・プランナー』の
アダム・シャンクマンが映画化したもの。

まぁ冷静に観ると、勘違いチビデブ女が
主人公のオゾンホールが生まれた訳を描いた
古臭いミュージカルではあるんですが
『レッスン！』

のイライジャ・ケリーはじめ
黒人軍団の素晴らしい歌とダンスに
完璧にＫＯされました

ただ、見終わってみると意外な事に
『女神が家(ウチ)にやってきた』

の
クイーン・ラティファを除くと
白人軍団の方が、印象に残ったけど

まず、主人公を演じたリアル小デブの
ニッキー・ブロンスキーが、あの体型で

踊れる事に
ビックリ！

二の腕に若干ひいたが、なかなか可愛かった。

それから、クリストファー・ウォーケン
ミシェル・ファイファー、ジェームズ・マースデン等
意外な面々が、歌い踊る
姿に思わず、にんまり

『グリース２』

を観てないので
ファイファーが、あんなに歌とダンスが
上手いなんて、思わんかった

ウォーケンの方は、歌や踊りよりも
ボケっぷりが、印象に残ったけどな

そして、デブママ役の元祖『グリース』

ジョン・トラヴォルタは、特殊メイクのハンデを
物ともしない名演でしたね

出演は他に、『ハイスクール・ミュージカル』

で
人気沸騰のザック・エフロン
『ロイヤル・セブンティーン』

のアマンダ・バインズ
『キャプテン・ウルフ』

のブリタニー・スノウ
「ザ・ホワイトハウス」

のアリソン・ジャネイや
オリジナル版のトレイシー役のリッキー・レイクに
トレイシーの父役だったジェリー・スティラーも出てます。

ジェリー・スティラーって

二世タレントとは、知らんかった

『ヘアスプレー』公式サイト

ネタバレ感想
マウスでクリックしながら、なぞって下さい。

ジェームズ・マースデンが、初めて
格好良く見える映画だったな(笑)

「お前の色目に、５年間気付かなかった」

鈍感なクリストファー・ウォーケンには
大いに笑わしてもらったな。

娘の夢を応援する良い場面では

「夢を叶えて、大事な物を手に入れた。
　それは・・・」

お母さん・・・ではなくて、あの変な店かよ(笑)

ボケは、ウォーケンに任せた感じのトラヴォルタだが
「男の気持ちも分かるのよ」には、わろた

それから、当時の世相を反映した
タバコの煙が充満した部屋が笑えたな(^_^;)

古い価値観を壊すというテーマを
デブと黒人を同列にして語るのは面白いとは思ったが
基本は、さえない主人公のシンデレラストーリーだし
悪役は最後まで、とことん悪くて
古典的でステレオタイプな描き方だったし
よくあるパターンの内容だな。

美人が無理矢理、さえない振りして主人公を
演じるのが普通だが、本当のデブを使った所と
最後に主人公じゃなく、妹が優勝するのが
少しだけ、意外な部分だったかな。

ありふれた内容やのに、面白かったんは何でかな？

キャストや楽曲、ユーモアのセンスが悪くなかった点？
それもあるけど、やっぱり１番の要因は多分
単純なとこかな？(笑)

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