Flatのガンプラ製作日記

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2021.06.05
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「ムゲンのi 下」です。


ムゲンのi(下) [ 知念実希人 ]

i(あい)は愛であり、愛衣の名前というのはあっていたみたいです。

ずっと眠り続けてしまう病気であるイレスの患者が4人いたけど
そのうちの2人を目覚めさせることができたのが上巻まででしたが、
その方法がマブイグミという儀式で、それは患者の中に入り込み、
患者の作った世界から救い出すというおよそ医者の常識からは外れた

ですが、愛衣は医者でもあるわけですが、ユタでもあるわけで、マブイグミを
行うことができた。
というわけで3人目、4人目を順調に助けていくのかな、と思ったのですが、
どうやらそんなには簡単ではないようです。
このイレスの患者たちは愛衣が子供のころに遭遇した忌まわしい事件に
深く関係しているようなのです。
愛衣は子供のころ、母親を亡くしています。
遊園地に入ってきた無差別殺人犯による犯行で、愛衣を守ろうとして
母親は命を落としてしまうのです。
それは愛衣の心の深い部分に大きなトラウマとなっていて思い出すだけでも
苦痛を伴う事件なわけですが、その事件と今回のことが関係している・・・?

というのです。
しかし、それとイレスの患者とどう関係があるのでしょう?

しかも、愛衣の周りにも不可思議なことが起きます。
なぜ2カ月ものあいだ、毎日雨なんだろう。
子どものころに飼っていたペットがなぜ今も元気にいるのだろう?

さらにこの期間何度も気軽に帰省しているけど、愛衣の実家は広島で
片道4時間以上かかることを考えると簡単に帰れるものではありません。

いったい愛衣の周りに何が行っているのでしょうか?

この辺はあまりにネタバレなので書かないでおきますが、院長ってものすごく
優しいような、怪しいような雰囲気を醸していたので、何が裏があるのでは
と思っていましたが、さらにその先があるのはすごい展開でした。

そして、無限の憎しみと怒りを抱えたククルと無限の愛を持ったククルが
重なったとき、世界は終わりを迎えたのでした。

幸せな結末で良かったです。
面白かったです。





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Last updated  2021.06.05 21:33:09
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