Flatのガンプラ製作日記

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2021.06.07
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「家電の神様」です。


家電の神様 (講談社文庫) [ 江上 剛 ]

大手家電メーカーで働く雷太は突然のリストラで職を失う。
失意の中、実家の電器屋で働くことを決意する。
だが、そこも大型量販店が入り込んできて、非常に苦しい経営状況だったのです。

雷太は家電メーカーに就職したけど、量販店に出張?する形で
店頭で働いていたので、家電を売る大変さはわかっていたはずですが、

何しろ、値段が高い。量販店に勝てるわけもない。
勝つために値下げを繰り広げていけば体力の差から先に値を上げることは
目に見えています。
そこで社長である雷太の母は「高売り」を押し進めることにしました。
安さで、同じ土俵で戦っても勝ち目はない。
であれば、値段を高くして、その分「別の何か」を提供するというスタイルです。

それは「お客さんの言葉を聞き、お客さんの期待にとことん応えること」
でした。
もちろん、現実の世の中ではこんなにうまくいくとは思えません。
しかし、中小が大手と同じ土俵で戦うのは愚、というのは良く分かります。
そして値段で勝てない以上その高い値段でも満足感を持ってもらう、それには

「設置や修理もやってくれる」「電化製品以外のことも相談に乗る」
という姿勢はありですよね~
街の電気屋さんはその街に溶け込み、街ともに生きるしかありません。
であれば、街の実情に特化した形になっていくことで差別化が図れるのでしょう。
この話に舞台は東京にほど近い千葉県の街。ご高齢の方が増えてきている中、

できるこの電気屋は「高くても安心して買い物ができる店」なのでしょうね。

良いお話でした。





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Last updated  2021.06.07 21:48:22
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