森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.01.15
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カテゴリ: 感情の法則
今の自分をほめてみよう 平木典子著を参考にしています。

ある女性秘書の話です。
部長から与えられたメモをもとに、パソコンで書類を仕上げる仕事が多く、最初は自分
なりに工夫して目立たせる部分を枠で囲ったり、書体を工夫して作っていました。

ところが、「これではだめだ。書き直しなさい」と、たびたび部長から突き返されました。
本当は自分の考えた通りにするほうが、会社にとってはベターだと思われるのに、
その秘書の女性は反論できませんでした。
自分の本位を曲げて、部長の言う通りにしました。

そんなことを繰り返しているうちに、「だんだんと自分の中でああしたい、

「自分が思った通りに作っても、どうせ気に入ってもらえないのだから、
もう何も考えずに、気に入れられることだけを考えて作るようにしました。」

これは自分の意見を言いたいという気持ちを押し殺して、無理やり相手に合わせている
ということです。
これは嫌な気持ちがどんどん蓄積されてゆきます。
蓄積された嫌な気持ちはストレスとなり、どこかではけ口を求めるようになります。

また、そのように自分の感情を押し殺していると、脳のほうはもう感性は必要ない
のだなと判断してきます。
すると感受性は鈍化してきます。麻痺してきます。

腹立たしさ、怒りを感じられない人間になってしまいます。
さらにそうしたマイナス感情のみならず、プラスの感情にも鈍感になってくるのです。

人間にとって、感性を拒否しないということはとても大事なことだと思います。





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Last updated  2014.01.15 06:55:10
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
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