森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2015.04.03
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斎藤孝先生の話です。

授業が終わったあとには、学生たち全員がその内容を話すことができて、自分の意見を話せるようになってもらいたい。
漫然と講義を聴くだけではやった意味がないと考えておられます。

そのためにはどうするか。先生が話す内容をメモさせます。
それから、そのメモを記憶させる時間をとります。
次に、ふたり一組になって、その内容を順番に話します。
その間、聞き手はノートを見ながらチェックして、言い忘れていることを教えてあげる。
それを交互に行う。


「考える授業」というのは、その基本に、先生の言ったことを理解して、自分の口からもう一度言える(再生できる)力がないといけません。
再生できない人は自分で考えることはできないと思います。
ここが重要なポイントです。

ですから心の健康セミナーに参加する。支部研修会や集談会などで講師から森田の講話を聴く。
その場合、メモをとって聴くことは大切です。
そして整理して他の人に分かりやすく説明してあげる。
聴いた人から説明不足の部分や抜け落ちている部分を教えてもらう。
そのためには出来るだけ忠実に再生していく。
これは森田で言うと事実をよく観察して、見たことを具体的に話すという事だと思います。
先入観や決めつけで持って理解してしまうと、どんどん横道にずれて行ってしまいます。
ここが基本になります。


自分の気づきや発見、感想、理解したこと、新たに考えたことを整理してみる。
それを集談会のような相互学習の場で、みんなの前で話してみる。
あるいはノートに書き出して整理してみる。それは正しい考えなのか。
誤解している部分は無いか。さらに発見できたり、発展できる部分は無いか。

斎藤先生は、考えるというのは、手で考えることが大切だといわれています。

そしてまずは読解できる。人の言っていることが分かる。メモがとれる。
自分のコメントができる訓練は、社会に出た時に、自由に考えていけるわけです。
これは森田理論学習の進め方の中にぜひ取り入れてみたいものです。
(池上彰が聞いてみた「育てる人」からもらった6つのヒント 帝国書院参照)





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Last updated  2015.04.03 06:45:18
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stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
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