森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2020.11.22
XML
森田の自助組織に参加している人は多いと思います。
私は生活の発見会の集談会に参加して34年になります。
自分の人生の半分は森田の自助組織とかかわってきたのです。
参加してきたことで、自分の人生をより味わい深いものにしてきたのです。
長い経験の中から、集談会の開催日が待ち遠しいという状態にするにはどうしたらよいか考えてみました。

一言でいうと、集談会が役に立っている。
自分が楽しんでいるという実感が持てるかどうかだと思います。
アットホームで、居心地がよい会だと実感できればよいと思います。
毎回毎回そのように感じることはありませんが、1年単位で振り返ってみたときにそのように感じられれば良いのだと思います。


特に人より30分早く来ることを実行している人は、手伝うことがすぐに見つかります。

その次には、簡単な世話係を引き受けることです。
世話役というのはあるのではなく自ら作り出すものだと思います。
参加者全員が何らかの役割を分担していることが理想です。
会場予約係、会場づくり、花を飾る、名簿係、案内版を作る、図書係、お菓子係、お茶係、受付係、初心者対応係、連絡係、進行係、会計係、報告係、運営係などいくらでもあります。

これをしないと、人間というのは、楽をしたい、億劫なことはしたくないという気分に流されてしまいます。世話係というのは、気分本位に陥らないための抑止力となっているのです。
気分本位はよほどの強制力で制御しないと、すぐに流されてしまいます。
人間の弱いところだと思います。気分本位に流されると後で必ず後悔します。

次に集談会に参加する前の準備に時間をかけることが大事です。
発言内容を準備しないで、着の身着のままで参加していては、得るものはほとんどないと言っても過言ではありません。自己紹介と体験交流は、集談会の定番のプログラムです。
この二つに照準を合わせて事前準備をすればするほど、参加する意義が高まります。


初心者が一人でも来られたら、自分の苦しかった時の状況を話します。
これは、紙に書いて整理しておくことが有効です。

初心者がいないときは、自己紹介の内容はがらりと変わります。
・日記を見て、ここ1か月間にあった出来事を整理する。
嬉しかったこと、辛かったこと、失敗したこと、感動したことなどです。

・皆さんにお伝えしたいお得な情報、旅行、趣味、映画、コンサートなど。
・最近読んだ発見誌の記事で印象に残ったこと。
・日常生活の中での森田の活用・発見事項・実践課題の進捗状況など。
・その他
これらの中から1つか2つを選択して、分かりやすく紹介できるように吟味する。
その際、長くても5分以内に話し終えるように気を付ける。

次に体験交流で話す内容を検討しておく。
・今現在悩んでいること。症状のこと。
・生活面で困っていること
・森田関連のことで疑問に思っていること
・森田学習や実践の中で気が付いたこと
・森田関係で感動したこと
・その他
一人当たり10分ぐらいの時間はあると思いますので、一つの話題に絞って準備をしていくことです。ちなみに私は集談会の当日1時間ほど時間をとって、自己紹介と体験交流で話す内容について検討しています。検討すればするほど、発言したくなってうずうずしてきます。

この3つを心掛けて参加していると、参加することの意義が実感できます。
楽しみながら暖かい人間関係をはぐくみ、神経質者としての人生観を獲得できるとしたら本望ではありませんか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.11.22 06:32:57
コメント(0) | コメントを書く
[生活の発見会・集談会] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

森田生涯

森田生涯

Calendar

Comments

X youhei00002 フォローしてください@ Re:愛着障害について(03/12) X youhei00002 フォローしてください
森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: