森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2024.02.22
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カテゴリ: 神経質の性格特徴
元巨人の桑田真澄氏の話はとても参考になります。

打者というのは、このコースに投げると必ずと言っていいほど振ってくるポイントがあります。
桑田氏は敢えてその近辺で勝負をしているという。そのほうが勝負が早い。

桑田氏の得意球は大きく曲がるカーブです。
ところが打者はなかなか振ってくれない。
またギリギリのところを狙って投げても、審判はそういう球になれていなくて、ボールと判定されることがある。
ストライクともボールとも取れる球をすべてボールと判定されると、審判に腹が立つし、自分の投球にも狂いが生じてくる。
フォアボールを連発して自滅することほど情けないことはない。

桑田氏は以前にホームランされた球種、コースは自分でもよく覚えているという。

​​ その根拠として、長所の隣には短所があると信じているからだ。 ​​
桑田氏はコントロールにかなり自信があったのでこれができたという。

勝負するときはスピードに変化をつけてタイミングを外すことを意識する。
1キロ速いか、遅いかによってタイミングはずらせる。
また、数センチ球がホップするか沈むかという変化をつける。
あるいは球一個分ずらす。微妙な変化をつけるのです。
打者はヒットゾーンの球は高い確率で打ちに来る。
そうすれば球数を少なくして打ち取れる確率が高まるのです。
桑田氏は絶えずそういう勝負を仕掛けていたという。

私たち神経質性格は短所を意識しやすい。
心配性である。小さな問題を自分の一生を左右するような大きな問題に膨らませてしまう。いつまでもクヨクヨ悩む。自己嫌悪、自己否定してしまう。他人から非難されるとむきになって反発する。

桑田氏の説によれば、短所と長所はコインの裏表の関係にあるということになります。

問題や課題の発見能力が高い。それを細かく分析して原因追及ができる。
ライバルを意識して粘り強さを発揮する。
目標や夢に向かって努力することができる。

しかし神経質者は短所は意識するが、長所を意識することが少ない。
順序が逆になっているのです。

ないものねだりをやめて、今の自分に備わっている性格、資質、能力を活かすことに注力した方がよほど意味のある生き方ができると思う。





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Last updated  2024.02.22 06:20:08
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