森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2024.03.22
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東日本大震災の時、宮古市重茂の姉吉地区では大きな津波が襲ってきたにもかかわらず、一人の犠牲者も出さなかった。海岸にいた人はすぐに高台にある自宅に戻った。建物が津波に流されることも皆無であったという。

姉吉地区は、明治三陸大津波(1896年)では60人以上が死亡している。
昭和三陸津波(1933年)では100人以上の人が犠牲になった。

津波の恐ろしさを身をもって体験した人たちが、この地震を教訓にして ​​「此処(ここ)より下に家を建てるな」​​ という石碑を建てた。
この教訓を11世帯40名の人たちがかたくなに守ったことが幸いした。
東日本大震災では、津波が漁港から坂道を約800m上った場所にある石碑の近くまで迫ってきたという。
一人の犠牲者も出さなかったので奇跡の集落といわれた。

私たちは災害や事故に巻き込まれると、どうして自分だけがこんな目にあわなければならないのかと嘆き悲しみます。

仕事でミスや失敗をすることもたくさんあります。
過去にとらわれて後悔するよりも、それを教訓として同じ過ちを犯さないことが肝心です。現実を否定して、嘆き悲しむよりも、教訓として次に活かすようにしたいものです。
ましてや自己嫌悪、自己否定で苦しむことは避けたいものです。

森田に「前を謀らず、後ろを慮らず」という教えがあります。
自然災害やミスや失敗を教訓として活かせば後世の人に大いに役立ちます。
反省材料として将来に活かすことができれば、「雨降って地固まる」ことになります。
ここでは 災害や災難、ミスや失敗、問題や課題、改善点や改良点を宝の山として取り扱うことが肝心だと思います。
自然災害は次の災害に備えて教訓として活かしたいものです。
森田ではマンネリに陥ったときや気がすすまない仕事に取り組むときに、なにか一つでも問題点や課題を見つけるつもりで取り組むと次の展開が全く違ったものになると教えてくれました。
これは生活や仕事に中でぜひ活用していきたいものです。





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Last updated  2024.03.22 06:35:35
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