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ロシア人の奥さんを持つイラク人の友達がいます。このロシア人の奥さんは2人の子供を連れて、夏のバケーションでロシアに帰国しておりましたが、本日ヨルダンに戻ってきました。ところでロシア人と書きましたが、彼女は今話題の旧ウクライナのクリミア出身の女性なので、数か月前までは「ウクライナ人」でした。が、今回のロシアによるクリミア併合を受けて、めでたく? 「ロシア人」になりました。めでたく? と書いたのは、彼女自身はロシア人になったことをひどく喜んでいたからです。
ただ今回の帰省の際には、ウクライナからクリミア入りするか、ロシアからクリミア入りするか、かなりいろいろ大変だったようで…まだ彼女とは話していませんが、一体どんな旅行だったのか色々聞きたいと思っています。
さて、このロシア女性のご主人であるイラク人男性はかつてシェフとして働いていたこともあり、料理が得意。年のかなり離れた夫婦なので、奥さんは非常に若い。で、この男性は年齢のためもあってお仕事が今はなく、彼女が外で働いています(幼稚園の先生)。イラク人のご主人さんは家で「主夫」をしています。そんな経緯もあり、奥さんが1か月以上ロシアに帰っていても、彼自身は食べることはきちんと自分でできます。奥さんも、旦那さんを一人残していても安心! ってワケです。
そんな彼が、本日帰宅する奥さんと小さな息子たちのために愛情をこめて作ったのが下の料理。
じゃじゃーーん。まだ煮込む前です。これはアラビア語では「ワラカ・アイナブ」と呼ばれる料理で、直訳すると「ブドウの葉っぱ」という意味。ブドウの葉っぱに、ミンチ肉の炊き込みご飯を詰めて巻き巻きした料理です。ブドウの葉っぱは、若くて柔らか――いものを使う必要があります。
薄いブドウの葉一枚一枚に炊き込みごはんを乗せて、丁寧に巻いていきます。つまりすっごく時間のかかる料理。
こうした詰め込み料理は、総称して「マハシー」とも呼ばれ、ブドウの葉っぱだけではなく、ズッキーニの中身をくり抜いてお米を詰め込んだり、トマト、ナス、玉ねぎ、それから上の写真のお鍋の中にあるようにピーマンの中に肉入りご飯を詰め込むこともあります。こうしたものをすべて総称して「マハシー」。
http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200903220000/
今回イラク人の友達が奥さんのために作った「ワラカ・アイナブ」も、ものの十数分で平らげられてしまうことでしょう。でも、一つ一つ丁寧に巻いていく作業は、まさに愛情そのもの。愛情たっぷりのアラブ料理の代表格です。
皆さまも、ヨルダンに来られる際には是非是非この「マハシー」をお召し上がりになってみてくださいね。どのレストランでも、「ワラカ・アイナブ」は置いていると思います。しかし…2009年にこのマハシーについてブログでアップした時に、ぜひともマスターしてみたいと書いていたのですが…2014年現在もこの料理の仕方をマスターしていない私…。今だに食べるほう専門であります。多分マスターはできへんやろな…←すでにあきらめている。だって、4-5時間もかかる料理なんて…やってられませんがな!
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