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ドイツで難民の受け入れ反対のデモが激化しています。
デモが起きているのは、ドイツの東側。西側ではデモは起きておらず、西側ドイツの住民たちの中には、東側で起きているデモのことを否定的に語る人も多い。東側でもベルリンはマルチカルチャーの大都市ですから、難民たちへのデモは起きていない模様。でも例えばドレスデンという都市では、毎週月曜日に難民受け入れ反対の大々的なデモが行われているようです。下の写真はどこかのサイトからお借りしました。
大がかりなデモはまだ起きていない都市 (例えばライプチヒなど) でも、外国人に対する風当たりが相当強くなっているようです。ドイツ人と結婚している外国人なども攻撃の対象になるらしく、例えばレストランに入っても誰も注文を受け付けてくれない、などの嫌がらせから始まって、実際の暴力行為まで様々。
実はドイツの東側は、いわゆる「ネオナチ」の活動が活発な地域。ネオナチ(ネオナチズム)とは、ナチスの思想を信奉する人物・団体のことだと言われています。若い人たちに多いらしく、「外国人排除」を声高に叫んでいます。
ドイツの東側に住むシリア難民の男の子が親戚を訪ねてドイツ西側に来ていましたので、話を聞く機会がありました。彼の住んでいるところでは夜8時以降は外に出歩けないということ。難民キャンプへの放火もあるようです。また道を歩こうものなら、殴られたり叩かれたりすることもあるよう。警察も難民を守ることはしていないようで、自分の身は自分で守れ、と伝えられているということです。
そんな彼が西側に来て、地元の住民たちが積極的に難民に関わって助けている様子を見て、「帰りたくない。ここに住みたい」と言っていました。結局彼は、親族の住む小さな町の心やさしいドイツ人のご夫婦に一時的に引き取られ、そこで仕事と自分の住居を探すことに。
いやぁ…私の住んでいる地域ではデモなどは一切ありませんし、先に書いた通り、地元の住民がかなり積極的にシリア難民たちに関わっています。ですから、東側で起きていることは信じられません。私の学校の先生たちも、同じドイツ人として恥ずかしい…と言っていました。東側マインドと西側マインドはかなり異なるようで、東側のドイツ人は考え方が狭いから…と嘆いていました。
同じドイツといっても地域によって人々の考え方も様々。でもこの東側のデモが今後どうなっていくか…ちょっと心配ですね。それから東側に住むことを余儀なくされている難民たちは、かなり住み心地が悪い思いをしていると思います。身に危険が及ぶ場合などは特に大変。
難民問題は欧州諸国に色々な問題を引き起こしています。ドイツでの対応に不満を感じるシリア難民の中にはシリアに戻ることを決意する人もいます。こうした帰国者たちの多くは、シリアで戦いに巻き込まれるしかない。欧州としては、難民を引きうける! と宣言したはいいものの、実際には過激なイスラム教徒を育てる結果にもなりかねないという何とも皮肉な結果…。
本当に世の中、大混乱中です。
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