月の砂漠-ヨルダンから

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2016.08.06
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さてオマーンで記念すべき初トレッキングを終えた私たち( http://http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201607010000/ )。次なる目的地は、砂漠にあるバハラという都市。どんな街だかさっぱり分かりませんが、世界遺産に登録されているバハラ城塞(バハラ・フォート)などを翌日に観光する予定でしたので、とにかく宿を取りました。



トレッキングを終えてジャバル・アフダルを出たのはもう午後遅くになってから。出来るだけ早くバハラに着きたい! ナビにバハラのホテル情報を入れて、意気揚々と出発! ジャバル(山)をグングンと時間をかけて下っていきますと、出口付近の警察のチェックポイントに差し掛かります。四駆以外は入れないジャバル・アフダル。この警察のチェックポイントで車の種類がチェックされます。でも帰りは簡単。誰も私たちを止めませんので、そのまま素通りして、ジャバル・アフダルにはこれで本当にサヨナラ。また次回ね!

さて、ジャバル・アフダルからニズワに出て、バハラに向かいます。でも走れども走れどもつく気配がない。ナビによると数時間で着くはず。でも走っても走っても到着までの時間が変わらない。そのうちあたりは真っ暗になり、道路には街頭もなく、ただただ真っ暗の道をひた走る。

ほんまにオマーンって広いなぁ! などと言いながら、ただただ車を走らせる。周りは真っ暗で何が何だか分かりませんが、砂漠を突っ切る道で、目印もなければ人っ子一人いない。外は夜になっても40度以上で、窓を開けようものなら熱風が吹き込んできます。

3時間ほど走ったところで、絶対にこれはおかしい! ナビがどうも間違っているに違いない! と思い始めました。だって、どんなにオマーンが広い国とはいえ、ニズワとバハラがこんなに離れているわけない。でも人に聞こうにも誰もいないし、辺りは真っ暗だし、私たちの頼りといえば、この変テコなナビだけ…。そうこうしているうちにガソリンも減ってきて、こんな砂漠のど真ん中でエンコしたら熱さで死ぬわ…と不安になり始めました。

次にガソリンスタンドを見つけたら、絶対に停まってガソリン補給とバハラへの行き方を確かめよう! という事になりました。そしてやっと見つけたガソリンスタンド。これでガソリンは補給できるけど…従業員はインド人。労働者としてオマーンで働いているインド人は車も運転しないだろうし、バハラへの行先なんて知らないやろうな…と思いつつ、一応尋ねてはみましたが、やはり何ともよぅ分からん返事。

あーーー、これではもうバハラへたどり着く術がない…と頭を抱えたときに、オマーン人らしき若者たちが乗った車がガソリンスタンドに入ってきました。希望の光!!! それでこのオマーン人の若者たちに「バハラにどうやって行ったらいい?」と聞くと、ここから1時間半くらい離れてるよ、という返事。

な、なぬ?

そうか、やっぱり~。おかしいのはこのナビ! 一体ここはどこなの!!!??? こんなに何時間も走らせた挙句に今どこにいるのかすら分からない! このナビ、実はレンタカー会社で借りた時からうさん臭かった。だって、ジャバル・アフダルの5星の Alila Hotel と入力してもそんなホテルはない、と出る。レンタカー会社の説明によると、このホテルは新しいから、まだナビには入っていない、という事。でもこのホテルは営業開始からもう2年も経っている。しかもとても有名。そんなホテルが入っていないなんて…? とふとかすかな不安が頭をよぎったことは確かでした。

でも、それ以上深く考えることなく(そして考えたとしてもオプションは他になかったので)、このナビを借りて出発していたのでした。実際、Alila Hotel には地元のオマーン人の案内でたどり着きましたし、このナビは最初から役に立っていなかった。

役に立っていないどころか、今回は砂漠のど真ん中の訳が分からない場所に連れてこられて…‼ この時点で、くっそー、このナビ! レンタカー会社! と怒りが沸き上がってきたのは言うまでもありません。でも、ここではとにかくバハラのホテルにたどり着かないと、灼熱の砂漠で立ち往生してしまったらどうしようもありません。

どうしよう…と固まっていると、このオマーン人の若者たちが「俺たち、そっち方向へ向かう途中だから、後に付いて来ていいよ!」と言ってくれました。ああ神様! この素晴らしいオファーに飛びつくしかありません。半泣きで「ありがとう!」と伝えて、早速2台連なって出発。

でも…またかすかな不安が頭をよぎっていました。オマーン人はスピード狂。信号もない真っ暗な道をかっ飛ばす車をたくさん見てきました。オマーンでは交通事故の割合が非常に高い、ということはインターネットで事前に仕入れていた情報。この若者たち…かっ飛ばすんじゃないだろうか。付いて行けるか❓

そんな不安はあっという間に本物になり…。灼熱の砂漠を猛スピードでかっ飛ばす若者たち。 ギャーーーー! 付いて行けない! 私の目は夜行性じゃない! アラブの目が夜行性であることはヨルダンでも感じていました。さらに悪いことに、レーシック手術をした私の目は夜の運転にすっかり向かなくなっていて、街灯があっても見えにくいことこの上なし! それなのに、オマーンの真っ暗な道を130キロとかでぶっ飛ばせと言われても…

もう人生で初めての恐ろしい体験でした。とにかく回りは一切見えない! 先に走る車の小さくなっていくバックライトだけが頼り…。しかも長時間のドライブでヒートアップした車は、キンコンキンコンと警告音を発し始める…。

彼らは私が付いてこなかったら、200キロほどでもかっ飛ばしていたことでしょう。でも私がちんたらしているものですから、130キロくらいには手加減してくれた様子。それでも私には自殺行為…。あー思い出すだけでも怖い。覚えていることは、必死で祈っていたこと。どうか無事に着けますように…とそれだけを呪文のように心で叫んでいました。

余りにも私が遅いので(あくまで彼らの基準からしたら、ですよ)、途中で若者たちが車を止めて、「運転代わるから」とまたまた素敵な❓オファーをしてくれたのですが、このレンタカーは私の名前で借りているので、私以外の誰も運転できません。万が一事故にあった場合、運転手が私でないと大変なことになります。「問題ない!」と請け合う彼ら。でもここは絶対に譲れない。しかも車はヒートアップして警告音を出しているので、これ以上スピードを出せば完全に壊れてしまうかもしれない。

そんなこんなで、砂漠の道で立ち往生している外国人に関わることになったこの若者たち…ごめんなさいね。でも私たちにとっては君たちだけが頼りなんだよ、見捨てないで~と、心でまた叫んでいたことは言うまでもありません(笑)。

幸い、この若者たちは本当にいい子たちで、まぁ外見はちゃらちゃらしていましたが、しっかりと私たちをバハラのホテルにまで送り届けてくれました。その後、見返りを要求することもなく、「バーーイ」と爽やかに去っていった若者たち3人組…。ありがとう!!!

で、ホテルにクタクタになって22時ごろにたどり着いた私たち。ジャバル・アフダルを出てから、5時間以上経過。そして…ホテルのオーナーによると、ニズワからバハラまでは25分で着くんだと(怒)‼!!!!! ふざけるな~、このナビ! レンタカー会社! クレーム入れてやるぅぅぅ! と怒り心頭。

心身ともにクタクタだったので、その日はとにかくベッドにダイブイン。あーーー、オマーン旅行でのレンタカーはいろんな意味で大変やなぁ…。明日からが思いやられる…とつぶやきながら、深い眠りに落ちていく私だったのでした。この後、さらに大変な試練が待ち受けているとも知らずに…。オマーン珍道中、まだまだ続きますよ~。

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最終更新日  2016.08.07 01:13:56
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