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自閉症の僕が、今も… ひいちゃんファミリーさん

January 25, 2006
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昨日はもちろん,今朝も朝食後に割り算の問題をやらせました。
手順さえ間違えなければ(忘れなければ)ほとんどできるのですが,何かの拍子にその手順の一箇所を間違ってしまうと,とたんにわけがわからなくなってしまいます。
頭が真っ白になって,元に戻せないような感じでしょうか?
落ち着いてゆっくり確認しながら進めればできるのに,早合点してうっかりすると・・・?

結局はまだちゃんと定着しきれていないと言うことなんでしょうね。
以前は間違えたり忘れたりしてばかりいた繰り上がりくり下がりの筆算などは,今ではほとんど間違えなくなっています。
あれだけ何度も何度も間違えたり,忘れたりしていて,もう本当にどうなるか?と思っていたのが嘘のように,私が何も言わなくても(途中で,「繰り上がりは?」とか「取れない(引けない)時は?」などと声をかけなくても)自分でどんどんできるようになっています。
去年まで指を使っていた足し算・引き算も,今は指を使わなくなっています。

それを考えると,割り算(二桁の割り算)の筆算も,これから先間違えなくなる日がくるのかもしれません。
でも,そのためにはひたすら数をこなしていくしかないのでしょう。
文章問題を読んで,式を立てられても,計算でミスしては何にもなりません。
漢字練習と合わせて,これからの課題は,この基本的な計算練習です。

今日,放課後いつものようにわっち☆の迎えに教室まで行ったら,案の定(予想通り!),算数のテストが終わらずに残されていました。
先生は,他にもう2人算数のテストの直しを教えながら,わっち☆を見てくれていました。
他の2人の指導も結構大変そうで,どうも掛け算もしっかりわかっていない様子。
(わっち☆は九九はちゃんと覚えているからまだ良いと先生に言われました!)
それでも先に2人は終えて帰って行きました。
わっち☆は,なかなか進まず・・・
スイッチ切れちゃった状態。
スイッチが入ればどんどんできることも,一旦切れちゃうと,もうどうにもならず,わかっていたことも思い出せない状態に陥ってしまいます。
あらら~と思ったものの,廊下で待っていました。

先生はひたすら
「絶対できるはずなんだから!がんばれ!」
と,何度も声をかけて励ましてくれていました。
「自分の覚えたやり方で良いんだから,やってごらん!」
とも・・・

その自分の(と言うか,私が教えた)やり方をが,真っ白になってしまったわけで・・・

時間はどんどん過ぎ,ヤッピー☆の迎えの時間になってしまいました。
先生に
「ヤッピー☆の迎えに行かないといけないんですが・・・」
と言ったら(わっち☆の担任の先生は,去年ヤッピー☆の担任でしたから)
「こちらは大丈夫です」
と言ってくれました。
わっち☆はそのまま先生にお願いして,ヤッピー☆の迎えに行きました。
20分後に学校に戻ると,やっぱりもう限界のようで,終わらないままでした。

先生は,
「いつもおうちで特訓(まさにその通り!)してくれているから,絶対できるはずなんですけどね~。惜しいなあ・・・」
と言われました。
テスト用紙の解答欄が小さいと言うことも気にしてくれたようで,補助計算を書くために別紙を渡してくれたようです。
そして,先生はその別紙にわっち☆が書いた筆算を見て,ビックリしたと言うのです。
うちで書くときもそうですが,字をすごく大きく書くのです。
10ミリマスのノートを使っている時は,きちんとマスの中に書けるようになっていますが,真っ白な紙の場合,一つの文字が大きく,B5サイズの紙に,筆算が2つか3つしかかけないくらいです。
先生は
「ここまで大きな字になるとは思っても見なかったんです。これじゃあ,テスト用紙のこの欄だけじゃあ書ききれないでしょうね。」

本当は書けないこともないのですが,やっぱり小さいスペースに小さく収まるように書くというのは,その「書き込む」と言うことに神経が使われてしまうのでしょう。
その事に,先生自ら気づいてくれたと言うことに,私の方がビックリしました。

「きっとできるはずなんだから」
と言ってくれたことといい,
こうして放課後じっくりと時間を取ってやらせてくれたことといい,
わっち☆のことをとてもよく理解してくれている,と言うか,何とか理解しようとしている気持ちが嬉しいです。
わっち☆のことは,まだまだ不可解で,どう指導したら良いのかわからないというのが本音かもしれませんが,
それでもそうやってきちんと対応してくれているところは,これこそ,特別支援教育と言って良いと思いました。
文科省が掲げるようなりっぱに整ったシステムになるには,まだ何年も待たされるでしょうけれど,こうして現場の先生一人ひとりが理解してくれると言うことのほうが,実際にはとても現実的で,嬉しいことです。

そして,今日の宿題は,「漢字10問テストの勉強」。
すでに今度の範囲は週末に勉強させていたのですが,家に帰ってわっちが自分から漢字ノートに書くと言ってノートを出して来ました。
いつもはまずプリントをやってからなので,どうしたんだろうと思ってノートを見てみたら,先生の字で,明日の漢字テストに出る漢字が全部書き込まれていました。
それは,私がいつも漢字ノートに書いているように,赤ペンで,各行の一番上に全部書き込まれ,その下に練習できるようになっていたのです。
その前のページは,私が書き込んだ赤い字と,わっち☆が練習したものがあります。
先生がいつもそれを見てくれていたので,今回は,同じように先生自ら書き込んでくれたようなのです。
(書いてくれたのは,わっち☆だけだったと,わっち☆が言っていました。放課後書き込んでくれたそうです。)

正直,こんなに色々配慮していただけるとは思っていなかったので,本当にビックリしています。
日頃家庭学習でやっていることを,先生が見てくれていたと言うのも,良かった事です。




素材: 季節の窓














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Last updated  January 25, 2006 08:21:02 PM
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