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August 13, 2007
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カテゴリ: 本の紹介

先日 教室でADHD/LD症状 』と言う本を読み終えました。

この中で特に目からウロコだったのは、

「学習上の困難さを持つLD児では、得意な部分を伸ばしてあげれば良い、と言う対応は間違っている」

と言う指摘です。

なぜかわかりますか?

LD等の子どもは、得意な部分と不得意な部分の差が元々大きいわけです。

これを、「個人内差が大きい」と言うのだそうです。

この個人内差が大きい事によって、学習上・生活上の困難さ増すのだということ。

ですから、「得意な部分を伸ばせばよい」と言う対応では、更に一段と個人内差が大きくなるだけなのです。

では、正しい対応は?

「学習上の困難さを持つLD児では、得意なところを使って、苦手なところを伸ばして(補って)あげれば良い」

と言うことです!

ここで言う「得意な部分」と言うのは、必ずしも「よくできる」と言う意味だけでなく、バランス的に「苦手な部分よりは上にあること」くらいのものも含みそうです。(←この部分については私の解釈)

たとえば、

「話すことはできるけど書くことが苦手」

その逆に

「書くことはできるけど話すことが苦手」

など。

どうしても苦手な部分には目をつぶって得意な面を伸ばしてやれば自信が付くだろうと考えてしまいますが、「得意な能力を使って苦手な能力を伸ばす」と言うこと。

苦手な部分が少しでも克服されることによって、バランスの悪さが少なくなり、情緒的にも安定すること(バランスの悪さが不登校を引き起こす原因にもなる)が、具体的な事例を使って紹介されています。

ぜひ読んでみて欲しい本です。

これを読んで、わっち☆に「LD児の漢字学習とその支援」の継次支援で作った漢字プリント(たて・よこ・はらい などの言葉の書き順を示すやり方)を使って練習させて漢字を覚えることができるようになったというのは、案外理にかなっていたんだわ~!と思いました。

なにしろ一番苦手分野の一つだった「(漢字を)書く」と言うことが、得意分野に昇格しつつあるんですから・・・

高学年になってからの情緒の安定に一役買っているのかもしれません。






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Last updated  August 13, 2007 07:32:56 AM コメント(2) | コメントを書く
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