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去年に続いて草津でスキーをした。去年は一人だったが、今年は妻と孫が一緒だった。スキーは滑り始めが11時で間に昼食を挟んで3時には終了するという日程。しかも第一日目の午前中1時間は、キッズパークでソリや雪遊びを楽しんでから開始するという極楽スキーだった。それでも孫は2日間で、プルークでの回転・スピード制御、リフトの乗り降りまで習得することができた。初心者ゲレンデではあったが、何度も私にスピード競争を挑んだ。歩くのさえままならない状態から始めて、長足の進歩をとげるスキーレッスンは、指導される方もする方も、手にとるように達成感の感じられるものの一つだ。最初から最後まで孫と一緒で、上のゲレンデには一度も行かなかったが、去年の一人スキーよりもずっと充実感があった。ただ、草津は食べ物屋には余り恵まれず、熱い湯に入れない妻には温泉にも入れず、少し気の毒だった。そんな妻も孫のスキーの上達ぶりに眼を丸くして我がこと以上に喜んでいる姿が嬉しかった。
2012年01月28日
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横須賀芸術劇場で孫と観た。人形劇ミュージカルとあるので、縫いぐるみの人形劇団が演じるものとばかり思っていた。しかし、なんとこれは「たいらじょう」という人が二時間半の間、一人で全部の人形を操り、台詞を演じ分け、歌い、様々な舞台装置を使っていく「ひとり人形劇」なのだった。脚本・演出・美術ばかりでなく、作詞・作曲も彼がやっている。その歌はどれも自然に心に馴染んでくる聞き心地の良いものばかりで、ミュージカルとしての完成度も高い。この「たいらじょう」氏はなかなか大した芸人であり類い稀なアーチストなのである。寡聞にしてこれまで彼の存在を知らなかったが、一見の価値は大いにある。一人遊びやママゴトの大好きな孫には波長がとても合っていたようだし、彼女ばかりではなく会場にいた大勢の子供たちもよく反応し、舞台に引きつけられているようだった。
2012年01月23日
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小雪がぱらつく寒空の下、ラーメン博物館へ足を運んだ。これまで入っていなかった店のラーメンを食べるつもりだった。平日の昼にもかかわらず、館内はちょど良い位の賑やかさで繁盛していた。何度か見慣れたこの空間は、一昔前の宵の口を模したものと言うよりも、いつでも同じ風景を持った特別の空間としての存在感を持つに至っている。なんちゃっての空間ではなく、おいしいラーメンを出す2012年の一つの固有の場所なのだ。 真っ先に、すみれの元祖「ラーメンの駅」に入った。札幌ラーメンかくあるべしと思わせる濃厚な味噌ラーメン。油も豊富だが、透明感に溢れ、上質な下触り。こしのある縮れ麺も味わい深い。今日のような天気の日に食べるのにはぴったりのラーメンだった。 次に食べたのは川越の「頑者」のつけめん。大流行した魚粉を最初に使った店、つけめんブームの火付け役ともなった店として紹介されている。元祖に相応しく、きっぱりその特徴を押し出している。麺に自信が無ければ成り立たない「つけめん」の麺の太さは半端ではない。うどん程ある。割りスープで汁も飲んだ。 最後は「がんばれ東北! がんばろうラーメン!」プロジェクトとして期間限定で店を出している岩手県久慈市の「らーめんの千草」。復興支援というような気持ちで入ったのだが、これがどうして随分うまい。上品な鶏スープの味が心地良く、チャーシューの鶏も麺とよく合っていた。私が少年だった頃に発明され、未だにそれから離れられずにいる「チキンラーメン」を最上最良のテイストに磨き上げたようなラーメンだ。今日食べた三店ともメンマは立派なものが入っていたが、ここの店のものが最も良かった。 順位をつければ、1位「千草」、2位「駅」、3位「頑者」となるか。勿論これは好き好きだが。
2012年01月20日
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八木柊一郎の脚本による。事件の経過が実に判り易く展開されていく。文学的にデフォルメされた展開の時系列が整えられ、事の真相がそのまま暴露されているようだ。しかもドストエフスキーが書きたくて書けなかった「第二の小説」にまで意識の範囲を広げている。即ち、語り手にアリョーシャの恋人リーザを設定し、コーリャら少年達の「皇帝殺し」とその指導者としてのアリョーシャの処刑で舞台を終わらせている。こういう話しは少なくとも「第一の小説」には出て来ていない。ただこのような構想はドストエフスキー自身が持っていたようで、「カラマーゾフの兄弟」を更に理解する上で考慮すべき点ではあると考えられる。そういう意味でこの舞台はこの作品を理解するには、極めて手際よく必要な情報を手渡してくれるものとなっている。 ただ、これは望むべくもないのかもしれないが、ドストエフスキー文学の持つ繊細さ壊れ易さと力強さ、思想の葛藤、総じて人間の情感の細やかさの表現では今一つの面がある。それ程大きくない劇場なのだから余り力まずに、内面重視の演技をした方がいいのではないか。妻はスメルジャコフを演じた人の演技が良かったと評価していた。ドミートリイとグルーシェンカの踊りの場面について、妻は良かったと言うが、私には冗長に感じられた。ロシアやジプシーの情感を扱うのなら、もっと工夫が必要な気がする。
2012年01月19日
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