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まもなく映画の『オペラ座の怪人』が封切られるが、ガストン・ルルーの原作本を読んでみた。この作家は、江戸川乱歩を代表とする戦前本格派の人たちに高く評価されている『黄色い部屋の謎』を書いた人だ。それだけに、特有の怪しげな道具立ての数々、そしていかに破天荒であれ、その「理性的」説明=謎解きが、詳しく展開され、それが一つの興味の中心となっている。 戦前のロン・チャニー主演の映画から、最近のアンドリュー・ロイド・ウエバー版のミュージカルまで、同名の作品をたくさん見たが、内容から言えば、ケン・ヒル版のミュージカルが一番原作に近いと言える。 しかし『レ・ミゼラブル』がそうであったように、ミュージカルとしての甘さと高揚を加味した新しい作品としては、現在話題のロイド・ウエバー版は成功している。ロンドンで初めて見た時、その面白さに圧倒された。ウィーンでも見たが、歌はなかなかよろしかったが、ミュージカルとしての迫力にやや欠けていた。外地での生活が終わり、日本で四季版を見た。実は最初、あまり期待していなかったのだが、出来は良かった。少なくともウィーンよりも良かった。その時、日本のミュージカルの実力がかなり上がっているのを知った。 今月末封切りの映画も楽しみにしている。
2005年01月17日
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妻がまだ沖縄に行ったことがなかったので、3日間で本島を周遊するツアーに参加した。私自身も、20年ほど前に組合の定期大会に参加しに来たきりで、その時の強烈な印象をずっと胸に抱き続けているきりだった。しかしこの20年間で、かなりの変化があった。 まず最初に、話しには聞いていたのだが、首里城が復元されて首里城公園として立派に整備されていたことに驚かされた。それから東洋一美しいと言われている鍾乳洞玉泉洞の上が「おきなわワールド」という観光地と化していることにも驚いた(そこで行われていた「エイサーショー」は良かった)。とにかく、色々なところでバリ島やシンガポール等を思わせる観光地化がずいぶん進んでおり、ホテルのサービスも格段によくなっている。 もう一つ驚いたのは、当時無かった平和祈念公園が摩文仁の丘の横に広がっていたこと。激戦地跡の平和の礎(いしじ)には、沖縄戦で亡くなった人々の名前が刻まれていた。軍人であるか否か、日本人であるか否かにかかわりなく、ぼう大な数の戦争犠牲者の名前が刻まれていた。見たところ、その約半数が沖縄県民だった。 南部の戦跡等が詳しく見られなかったところが少し物足りなかったが、その意味でも妻はまた来たいと言っていた。しかしもともと手際よく本島を回るツアーであり、琉球料理や舞踊にも毎日接することができ、充実した内容だった。気温も20度弱ということで、ちょうど良い気候だった。
2005年01月09日
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