時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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January 26, 2007
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「日光殺人事件」 (内田康夫:角川書店ほか)だ。

 この作品を一言で言うと、「明智光秀」、「日光」、「短歌」の三題話であろうか。明智光秀とは、もちろん、織田信長を本能寺に討ち、豊臣秀吉との山崎の戦いに敗れ、戦死したとされる武将である。実は、光秀は、戦死せず、生き延びて、徳川家康から家光までの三代の将軍に使えた慈眼大師南光坊天海となったという伝説があるのだ。

 光彦は、「旅と歴史」の編集者である春日一行から、日光に、明智光秀伝説の取材を頼まれる。余談ではあるが、この作品には、藤田編集長は出てこない。でも、この春日氏、藤田編集長に口調がそっくりである。ちなみに春日が出てくるのはこの作品だけのようである。

 日光には、明智光秀の末裔とされる千秋家があった。そこの次男坊次郎が、「日光で面白いものを発見した」という言葉を残し失踪する。その二年後、次郎は華厳の滝で白骨死体となって発見される。そして、更なる殺人事件が・・・

 日光を訪れた光彦は、次郎の姪の朝子と知り合い、例によって、この事件に首をつっこんでいくのであった。

 次郎の遺した、「日光で面白いものを発見した」と言う言葉が、従来の作品以上に大きな役割を果たしており、非常に面白い作品となっている。

 ところで、明智光秀伝説はどうした。内田センセ、途中で完全に忘れてしまったような気がするんだけど・・・。



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「日光殺人事件」(内田康夫:角川書店)




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Last updated  June 24, 2007 11:40:11 AM
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