時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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May 17, 2007
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「緑の冒険」 (向後元彦[こうごもとひこ]:岩波新書)と言う本を読んだ。この本の内容を一言で言えば、 「沙漠にマングローブを植えよう」 というものである。著者の向後は、東京農業大学の学生時代に探検部を創設し,地球各地を探検し、株式会社「砂漠に緑を」の代表取締役を勤めたり、NGO「マングローブ植林行動計画」で活躍している人である。

 向後氏はクウェートを訪れた際に、「沙漠を緑にできれば、大金儲けができる」と思いつき、淡水の少ないアラブでも、豊富にある海水に目をつけ、マングローブを植林しようと考える。若干、動機は不純のような気もするが(もっとも氏は照れ隠しでそう書いたのかも知れないが)、その後の氏の情熱は本物である。色々な種類のマングローブを集め、植栽試験を繰り返す。とにかく、枯らしては植え、枯らしては植えといった感じだ。

 資金集めにも苦労したようである。結果の見えないものには、金は出さないというお国柄からか、オイルマネーがうなっているのに、現地国からの金銭的援助はことごとく断られたようである。苦しい中、資金を出し続けてくれたのは、日本の企業だったそうだ。このあたりは、お国がらの違いというものだろうか。それとも日本人の武士道精神か?

 ともあれ、アラビアでのマングローブの植栽試験は成功したが、広大なアラビアから見れば、まだまだ、ほんの小さな点での成功に過ぎなかったのである。

 「沙漠に緑を」とは、なんともロマンのある話ではないか。私は、こんな夢のある話が大好きだ。いつか、地球上の広大な沙漠が緑に覆われることを願いたいものである。

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Last updated  March 21, 2008 07:17:37 PM コメント(2) | コメントを書く
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