時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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October 15, 2010
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 架空の村雛見沢村を舞台に、昭和58年に繰り広げられた惨劇を描くいた 「ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編」 (桃山ひなせ/竜騎士07:スクウェア・エニックス)の第5巻と「皆殺し編」の最終となる第6巻。



 雛見沢村で祀られる神・オヤシロさまの生まれ変わりとも言われる少女・古手梨花は、惨劇が起こるたびに、彼女だけに見える守り神・羽入(オヤシロさま?)の力で、時を巻き戻し、少しずつ位相のずれた世界をやりなおしてきた。何度も絶望を繰り返して来た梨花は、こんどこそはという手ごたえを感じていたのだが、物語は、後半で大きく動いていく。

 この「皆殺し編」を一言で表せば、「鷹野三四の暴走が止まらない」ということだ。自分を地獄のような境遇から救ってくれた老科学者の故鷹野一二三の遺志を受け、雛見沢症候群の研究を世に出そうとした三四だが、最初の高潔な志を持った少女が、いつの間にか、目的のためなら、手段を選ばないような人物に変わってしまった。その姿は、もはや人間ではなく鬼女である。

 「祭囃し編」では、便所の糞ツボにたたき込まれたりしているのを鷹野一二三に助けられた三四だが、いっそあのまま、ウ○コの中に沈んでしまっていた方がよかったのかも(失礼)。そう思わせるような悪逆非道ぶりである。間違いなく、シリーズ中で最低最悪のキャラといっても過言ではないだろう。

 それに対し、決してあきらめない梨花の心の強さは対照的だ。事件は、巻き戻された世界の中で、少しずつ真相を明らかにしながら進んでいる。どうも今残っている「祭囃し編」が最終になりそうだ。

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Last updated  October 15, 2010 06:29:09 AM コメントを書く
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