時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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October 25, 2010
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「真月譚月姫 (9)」 (佐々木少年/アスキー・メディアワークス)。「直死の魔眼」 を持つ志貴と、吸血鬼の「真祖」の姫君アルクェイドらの数奇な運命と、戦いそして愛を描いた作品だ。もともとは、うちの子が買っていたものだが、最近はなぜか親が引き継いで買っている。まあ、この手のものは、昔から嫌いではないので、それはどうでもいいのだが、この巻についていえば、何とも表紙が地味だ。奥付を見ると、発行は9月27日だが、先日気がつくまで、何度もこの本の置いてあるコーナーを覗いているはずなのに気が付いていない。表紙が、周りのコミックスにすっかり溶け込んでいる感じで、「保護色か!」と思わずツッコミ。色合いも地味なら、書かれている人物も地味だ。いくらその少年が主人公でも、やはり表紙は、華やかな美少女の方が目立つだろう。




 そんな戯言はさておき、今回は強敵ロアとの最終決戦。ロアの攻勢に前に、アルクェイドは力尽きるが、最後の最後で志貴は、本来の力を見せつける。主人公はまだ自分の能力を十分に引き出せていないまま敵と戦いに臨むのだが、大事なものを傷つけられて、初めて真の力が目覚めるというのは、青少年向けのこの手の作品の伝統的なパターンである。とはいいながら、決してこの手の話は嫌いではないので、「そんな力があるんなら、はよう出さんかい!」とツッコミながらも、展開を楽しみながら読んでしまう。作者の筆が走り過ぎて、1巻に収まりきらず、フィナーレは次巻への持ち越しになったようだが、発売が待ち遠しいものだ。

○関連過去記事
真月譚月姫(8)

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Last updated  October 25, 2010 07:19:06 AM
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