時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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January 14, 2013
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カテゴリ: TVドラマ
 温泉旅館専門のコンサルタント会社である城ノ内コンサルティングの面々が、立て直しに訪れた先で、なぜか殺人事件に巻き込まれてしまうという温泉ミステリー「温泉(秘)大作戦」の第12弾。このシリーズ実在の旅館やホテルを舞台にするのが特徴で、今回訪れたのは、北海道の洞爺温泉にある「洞爺サンパレス」。この城ノ内コンサルティングのメンバーがなかなか個性的で面白い。旅館コンサルティングのカリスマと言われる社長の城ノ内愛子、旅館経営のスペシャリストである星野さつき、創作料理の達人・島慎之介、おもてなしの名人・森田梢、元刑事の敏腕温泉リサーチャーの岩田幸平といった個性豊かなキャラクターが、それぞれの特技を活かして活躍する姿がこのドラマの見どころのひとつだろう。

 さて、今回城ノ内コンサルティングの一行は、その地で行われた、元城ノ内コンサルティング社員でさつきたちの先輩である原田加代子の結婚式に参列するのだが、式の最中に加代子が急死してしまう。何者かにヒ素を飲まされたのだ。新郎である松本功一の3人の娘たちは、この結婚に反対しており、式の途中で帰ってしまったという。どの娘たちも、何か腹に一物あるような感じだ。父親の膨大な資産のことでももめていたらしい。果たして、3姉妹は事件に関係があるのか。実は、3姉妹の母親も25年前にヒ素中毒で亡くなっており、それが、彼女たちの間にどろどろとしたしこりとなって残っていた。

 どろどろとした事件と美しい洞爺湖畔の風景の対比が印象的なドラマである。さつきたちは、ホテルの立て直しの一方で、事件の核心にも迫っていく。温泉有り、観光あり、料理ありおまけに殺人事件ありという、本当に盛りだくさんの内容だが、最後には、ホテルだけでなく3姉妹の絆までちゃんと立て直していく。

 ところで、このドラマ、コンサルタントが主人公だけあって、ビジネスの参考になることも多いのではないだろうか。例えば、食材を仕入れるのに、品質の良い野菜を入れたいが、コストが高くなる。渋る支配人を納得させるために、お客様によるコンペを開いて納入先を決めた。更には、温泉水を使った温野菜や洞爺湖畔1週のサイクリングの企画など、地元ならではのアイディアを盛り込んでいく。単にコスト競争をしていくだけでは、ジリ貧になっていくしかない。大切なのは、いかに戦略的に他者と差異化を図っていくかということだろう。そう言ったことも感じさせてくれた。

(出 演)
・森口瑤子(星野さつき) 
・東幹久 (島慎之介)  
・高樹マリア(森田 梢)
・村田雄浩(岩田幸平)  


※本記事は、 「本の宇宙」へ掲載したもの の写しです。









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Last updated  January 14, 2013 10:03:11 AM
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