時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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September 8, 2024
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 物理学の専門家以外はあまり気が付かないだろうが、我々の生きているこの宇宙はものすごく不自然なのである。それではどういったところが不自然なのだろう。本書に述べられているのは、

・この宇宙は物理法則から予想される特徴的な大きさ(10のマイナス33乗センチメートル)に比べて、少なくとも60桁(1兆×1兆×1兆×1兆×1兆倍!)以上大きい
・この宇宙には4つの異なる相後作用(力)が存在するが、その強さは約40桁も違っている
・この宇宙を支配している宇宙定数の値は、物理法則から予想される特徴的な大きさに比べて、約120桁小さい


 しかし、それはこの宇宙を唯一無二なものだと考えるということも大きいのだ。もしこの宇宙以外にも、無数の色々な宇宙が存在して少しずつ物理法則が違っていると考えればいい。その中には色々な物理法則が成り立っている。そしてたまたま私達の生きているこの宇宙がそのような性質を持っていると考えれば良い。つまり宇宙はユニバースではなくマルチバースなのだ。

 本書はこのマルチバースについて解説をしたものだ。もちろんマルチバースと言うのは今の科学では仮説にすぎないし、証明する手段もあるとは思えない。

 でも、ラノベによくある異世界もの。本当にマルチバースがあるのならそんな世界もあるかもしれない。
☆☆☆☆






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Last updated  September 8, 2024 09:09:49 PM
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