銀河はるかに
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Web記事で読んだことだが、ドイツ人の筆者が言うには、はじめての「おつかい」と言う番組の成立は、日本なればこそであり、少なくともドイツでは到底考えられない事なのだそうだ。そしてそのドイツでは不可能と言わざるを得ない理由に、小児性愛者の多さが挙げられていて、その事は私を驚かすのに十分なことであった。(以下参照文) 小さな子どもを1人でおつかいに行かせられない最も深刻な理由は、「小児性愛者(ペドフィリア)」の存在です。前述のドイツ人のお母さんは、「ペドフィリアが怖くて、子どもを1人で外に出すなんてとてもできない」とも言います。 残念ながらペドフィリアの問題はどこの国にもありますが、日本よりもドイツの親のほうが子どもの被害について真剣に警戒している印象を受けます。ドイツの親は娘にテコンドーや柔道など格闘技を習わせることが多く、これは「女性として危険な目に遭ったとき、それに抵抗できるように」という防犯意識から習わせている側面もあります。 筆者の場合、習い事には通っていませんでしたが、子どもの頃からドイツ人の父親に「歩道を歩くときは建物側でもなく、路上駐車が多い車道側でもなく、道の真ん中を歩け」と口が酸っぱくなるほど言われました。不審者に建物や車中に引きずり込まれることを心配してのことだったようです。 そのほかにも、「子どもに愛想のいい男には要注意」「可愛い犬を連れた男は、その可愛い犬をもって、子どもの注意を引き、よからぬ行動に及ぶ可能性があるので信用しないこと」など、とにかく極端と言えるほど繰り返し言い聞かせられました。 当時はまだ町中での監視カメラが一般的でなかった時代で、ドイツでは地下駐車場でのレイプが多発していた時期でもあります。 筆者が思春期だった頃には、「地下駐車場には誰が潜んでいるかわからない。遠くから明らかに『女性がきた』とわかるような足音のするハイヒールを履くのは危ない」とまで言われました。そして筆者の方は最後にこう結んでいました。ドイツと日本の両国で生活をしてきて思うのは、「世界も早く日本のようになれ」ということです。子どもがひとりでおつかいに行けるのは、周囲の大人の優しい心があってこそ。これまで述べてきたように、そうした雰囲気はなかなか一朝一夕で作り出せるものではなく、文化として貴重なものだと思うのです。 もちろん欧米社会にも合理的で、日本よりよいところはたくさんあります。しかし、過去に「子どもをひとりでおつかいに行かせて、間違って店の物を壊したときに訴訟でも起こされたらどうするんだ」というドイツ人の懸念を聞いたときは、ちょっと悲しくなりました。だからやっぱり思うのです。世界も日本のようになればいいな、と。
2022.05.30
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