
正直なところ…
「マムシに噛まれるなんて、登山や農作業の人の話でしょ?」
って思ってませんか?
実は、 ゴルフ場のラフや藪にもマムシは潜んでいます。
特に夏〜初秋にかけては活動が活発になり、プレー中の事故も報告されています。
この記事では、 ゴルファーが知っておくべきマムシ咬傷の知識と予防法を、分かりやすく紹介します。
今まさにマムシに噛まれてしまいこのページを見ている人は、
急いでプレーを辞めて、救急車を呼びましょう。
ゴルフ場は自然豊かな場所が多く、草地・林・池などが多く点在しています。
その中でも特に 注意すべきなのが「深めのラフ」「ボール探しの草むら」。
マムシは日中は比較的おとなしく、 日陰や涼しい場所に潜んでいます。
つまり、「ラフの中」や「グリーン脇のブッシュ」はまさに好環境。
しかも、 マムシは音もなく動きが鈍いため、こちらが気づきにくいのが厄介な点です。
マムシは出血毒(正確には凝固障害を起こす毒)を持っており、咬まれると以下のような症状が現れます。
特に高齢者や基礎疾患のある人は、 命に関わることもあります。
もし咬まれた場合は、以下を守ってください:
病院では必要に応じて、
抗マムシ毒素血清
破傷風ヒト免疫グロブリン
「どうすればマムシに咬まれるリスクを減らせるのか?」
その答えのひとつが、“むやみに草むらに手を入れないこと”なんです。
ラフにボールが入ったとき、「つい手で探してしまう」こと、ありませんか?
でも、 それが最も危険な行為です。
草むらに手を突っ込んだ瞬間、マムシと接触して咬まれる…
実際、私の部活の先輩が――
OBラインを少しだけ超えたボールを「まだ取れるだろう」と思って草むらに手を伸ばした瞬間、 ガブッとマムシに咬まれてしまいました。
腕はパンパンに腫れ、数日間の経過観察入院を余儀なくされてしまいました...
草むらに手を突っ込んだ瞬間、マムシと接触して咬まれる…
そんな事故、他人事ではありません。
対策はこれ:
「ワンペナで済むなら、それでいいや」と思える心の余裕、意外と大事です。
私も先輩の事件以降、ボールは無理に探さなくなりました
マムシ咬傷の厄介なところは、「軽く見えたのに、数時間後に激しく悪化する」ことがある点です。
これ、 非常に危険です。
血清が遅れるほど、毒のダメージは全身に広がります。
その結果、腎障害や血小板減少、肝機能障害などを引き起こすことも。
重症となった症例は、ほとんどが受傷から数時間たってから病院を受診した場合です。
噛まれた後すぐに顕著な症状がなくても、3~4時間後に重篤な症状をおこしてくることがあるので、必ず早期に医療機関を受診して下さい。
私たちは自然の中でプレーするスポーツを愛しています。
だからこそ、そこに潜む“危険”とも共存していく意識が必要です。
マムシ咬傷は、知っていれば防げる事故です。
これだけで、命を守れるかもしれません。
今年の夏も、気持ちよくゴルフを楽しむために。
ぜひこの記事の内容を、同伴者とも共有してくださいね。
体調不良でダウンしていました(原因推定… 2025.11.17
日常を快適にする“至極の眠り”|リムネの… 2025.09.06
最近の睡眠に関する研究論文を読んでみた 2025.09.06