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先週の土曜日に、私の農園で毎年恒例の野菜の収穫体験を開催しました。今年は長雨と低温で野菜は全体的に作柄があまりよくないのだけど、大根は2本で100円。(一人10本まで)ネギは去年の野菜の採り放題で嫌な思いをしたので、新聞紙に縦にして収まるくらい(15~20本くらい)を束ねて用意しておいた。(これで500円!安いでしょ)夏にトマトやメロンを買いにきてくれたお客様(県内限定)にDMを出し、今年の感謝の気持ちを込めて格安で野菜を提供したい、、、という意味合いから6年前から始めたものだが、年を重ねるごとにオバタリアンのストレス解消イベントのようになってきた。つまり、欲深いお客様のアラばかり目に付いて、それがとっても辛いものになってきた。最初の頃(6年前)のように“喜んでもらえてよかった“という爽快感が段々となくなってきた。欲深いお客さんに見捨てられた“形の悪い大根”があちこちに放ったらかしになっている。抜いた大根をまた土の中に差し込んであったり。。。(股になっていたり、短かったりしたので気に入らないのだろう)やや細い大根を抜いた人が、「もっと太いのないの?太いのが欲しくてきたのに」と不快そうに言った。「すみません。今年は去年ほど大きくならなかったのです。」そう答えるので精一杯。お客さんの言う太い大根とは3Lサイズを差し、重さも1.5kgを超えるもの。普段の年はそのくらい大きな大根がとれるのだ。今年は天気がすこぶる悪く、大きなものはいつもより少ない。でも、今年の大根もMかLサイズくらいはあり、スーパーに並んでいるのとは見劣りはしないと思う。お客様は先日来のどしゃ降りの雨の中、私が排水を直しに頑張ったことは知らない。排水をきちんとしないと、大根の根の部分が腐るからだ。それから、腰を曲げながら、もっと太るようにと肥料を3度追加したことも知らないだろう。成長期に一週間のうち6日は雨という日が続き、肥料がどんどん流れていってしまったから、晴れ間を見計らって追肥したのだ。こちらの言い訳ばかり押し付けてもいけないが、悲しいことに欲深い人の頭には大根1本で50円分以上の元をとることにばかり関心がいき、作る過程については無関心のよう。でもね、全員がそんなお客様ばかりじゃないの。(といっても半分くらいはオバタリアンだな)一家族だけ、とても気持ちのいい方達がいて、そのご家族は母と20代くらいの姉妹二人でいらしていて、妹娘さんが掘った丸い聖護院大根が1個だけ、とても小さかったの。通常のものの三分の一くらいの大きさ。あまりにも小さかったし、思わずこちらが「これでいいのですか?」と聞いてしまいました。そしたらお母さんが「いいんですよ。子供が掘ったものですから。しまった!と自分のしたことがちゃんと分かるように、これも1本として数えてください。」それを聞いて、嬉しくなりました。子供が大きくなったからって要領やせこい事を教えるのではなく、筋の通ることをやってくださる・・・感動しました。「グッドマナー賞」をあげようと思っています。(プレゼントになにか野菜を届けようかな)同じ母子でも、大根洗い場(腰の高さの大きなたらい)に足を高々と上げて長靴を楽しそうに洗っている母子とはえらい違いと思いました。(中学生くらいの女の子とその母親)「行儀の悪いことは止めてください。そこは食べ物を洗うところですよ!!」と注意したけれども、悪いことをしたような顔もせず、笑って行ってしまったのにはとても腹が立ちました。こちらも客を選びたいです!と心底思った今回の出来事でした。
2002年11月26日
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