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連日脱走しているそうです。(-`ω´-) 父もいい加減、読めんかな★と思うのですが。まあ猫ですし。タバコ屋なので、お客さんが扉を開けたとたん、走り出るそうで。まあ猫ですから。仕方ありません。で、そのたびに猫カン開けてもらって、ウハウハのプーチンです。写真はTVの前で眠るプーチン。静かだと、かえって寝ません。ウロウロにゃあにゃあ、ご飯をねだってうるさいです。そういえば母もTVをつけてるとよく眠れると言っておりました。そういうものでしょうか。これから私が寝ようとすると、むっくり起き上がり、くっさいくっさいウンをするのです。(-`ω´-) まあ猫ですけど。ムカツキます。むきーっ!!ダチュキ、プーチン。カワイイワァ♪+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百十七話 河童の子分(四) 次郎吉の手が、紫野の腰から背中に回り、それにぐっと力が込められた。「!」「じっとしてろよ」 抱き寄せられ、紫野の顔は次郎吉の首の下あたりに埋まった。 明らかに紫野は動揺した。 こんな風に他人と密着したこともなければ、顔が埋もれるほど抱き締められたこともない。「い、いやだ…」 だがいよいよ次郎吉は体を寄せてくる。「ばかやろう、ふうふはこうするんだ」 次郎吉のうわずった声があまりにも耳元でしたので、紫野は本当に驚いた。思わず、「はなして」 と声を出した。 だが相手は、「だめだ。じっとしてろ」 そう言いつつ、ますます腕に力を込め、抱き締めてきた。 だがいつものように抵抗をあきらめた紫野が仕方なくじっとしていると、果たして次郎吉の満足している様子が伝わってきた。「むう……ええ感じじゃ」 抵抗さえしなければ、次郎吉には勝手に浸って喜ぶという癖がある。 もうじき離してくれるだろう、という思いが、やっと紫野を落ち着かせた。 ところが、である。 次郎吉は、紫野を強く抱き締めたままいびきをかきだしたのだ。 腕を振りほどこうにも、動けない。 ――どうしよう。 情けない気持ちで紫野がそう思った時、突然戸口が開く音がした。「おい、次郎吉、紫野。ここにいるのか?」 ――疾風だ! その瞬間、さっきまで誰かに助けを求めたい気持ちだった紫野は、本能的に声を出すのをためらった。 それどころか、むしろ見られたくないことを見つかったような焦りの気持ちに、ますます身は硬くなった。 だが疾風は、次郎吉のいびきを聞き逃さず、まっすぐに近寄るとさっとむしろを取った。 咄嗟に目をつむった紫野の耳に、疾風の唖然とした声が響く。「何をやってるんだ?」 次郎吉ももういびきはかいていない。 口の端からよだれを垂らしたまま、小さな両目をしばたかせている。 むっくりと起き上がり、「疾風?」と言った。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは6月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月31日

最近、こういう番組をよく見るので、父「時代劇オバサンになってきたな」と言う。いや、自分で言ったのかな?定かでないところが、すでにオバハン。まぁいいや★アンコールだったのね。今日の『その時歴史が動いた 完成・戦国最強軍団 ~武田信玄・苦悩の生涯~』。この番組、短い中でわかりやすくぎゅっと要点を掴んで伝えてくれるところがいいです。私のような超歴史音痴にもよくわかるのであります。学生の時、つくづく日本史って嫌いだったんですよねー。西洋史はずいぶん、夢とロマンを掻き立ててくれたけど。今頃、無知に赤くなりつつ、しかし興味津々でお勉強させてもらってマス^^しかし、今日の放送の中で、「三方ヶ原の戦い」は本当にクライマックスだったよ~。思わず泣きそうになったもんね。(感動して)戦国時代の男たちは、主君のために命を懸けたんだね。も~、すばらし~☆信玄って、恐そうな顔していますが、とっても家臣たちに気を使ってた人なんですね。放送には(もちろん)なかったけど、信玄はきれいなお小姓さんにお熱で、彼に浮気がばれそうになったときの言い訳の書簡が残ってるんですが、それがとっても腰が低いの。(笑)「たしかに○○に言い寄りましたが、ふられましたので何もいたしてはおりません。だからお許しください」みたいな。(笑)信玄は、男女問わずのいわゆる「美形好き」だったようです。^^宿敵上杉謙信も美形だったんじゃないのー? (って、今度の大河だけの設定か)そうそう。意外と山本勘助、結構早いうちに死んじゃって、あれじゃあ謙信様の登場が引き伸ばされるわけよ。由布姫は気が強すぎて色がないし、早く謙信様が登場しないかと待っているんですが、(首が疲れちゃった★)、まぁ、「川中島の戦い第四戦」で勘助が死んじゃうンだったらしょうがないですかねぇ…。だって、一応内野勘助が主役だし。なんかそのへん、視聴者サービスで、エピソード作ってほしいわぁ☆^^++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百十六話 河童の子分(三) 次郎吉は、この村で紫野よりも可愛いと思う女の子を知らない。 ある時ふと、「紫野に女の着物を着せたらどうだろう」と思いつき、茜の着物をこっそりと持ち出した。 しぶる紫野にそれを着させ、思ったとおり、まるで女の子にしか見えない様子に気持ちが昂(たか)ぶるのを抑えられなかった。 ――紫野は俺のものだ。 不思議と体の下の方がうずうずし、心臓がどきどきした。 それからも何度か紫野に茜の着物を着せてはひとり興奮していたが、だんだんとそれだけでは物足りなくなり、ついに「俺がていしゅで、おまえは俺のにょうぼうだ」と言い出したのである。 紫野はもともと、あまり歯向かう方ではない。 やや強めに殴り、髪をつかんで「逃がさないぞ」と脅すと、おびえた目をして抵抗をやめた。 「次郎吉さん、肩を揉みましょうか?」 紫野はすばやく立つと、次郎吉の後ろに回った。 肩に手を添えて、ていねいに揉み始める。 だが心ははやっていた。 ――早くみんなのところに戻ろう。 夕餉の真似をして、次に次郎吉の肩を揉み、いつもはそれで終わる。 ところが今日はそうはいかなかった。 「紫野、寝るぞ」 そう言うと、次郎吉は藁の山を少し崩し、そこを指差すと、「寝ろ」と言う。 もう体が戸口の方を向きかけていた紫野が唖然としていると、次郎吉が癇(かん)を立てたようにきいきいと怒鳴った。「ふうふはこうやって一緒に寝るんだ! 言うことを聞かないと殴るぞ!」 次郎吉は、父と母の、一体何を見たのであろうか。 紫野はおおいに不安になりつつも、癇癪(かんしゃく)を起こした次郎吉に殴られたくなくて急いでそこに横になった。 すると次郎吉も、さっきまで下に敷いていたむしろを取り上げ、それを掛け布団代わりに被るようにして紫野の横に寝転がった。 ばさり、とむしろが顔に被さり、紫野は思わず両目を閉じ身をすくめる。「……」 しばらく無言の時が流れた。 二人はそのまま、藁の敷き布団とむしろの掛け布団の間でじっとしていた。 だが次郎吉の手がごそごそと動き、ゆっくりと紫野の腰に回ってきた時には、紫野は奇妙な違和感を感ぜざるを得なかった。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月30日

今朝。いつものように仕事に行こうとしたんだけど、出がけに急におなかの痛みがひどくなり、急遽休んでしまいましたよ★ただの筋肉痛だと思っているんだけど、なんだろーねー。まるで盲腸の手術あとみたいな感じなんです。おなかをぺこぺこ、やってただけなのに、ほんとにいつまでも、すごい痛み。筋肉が割れちゃった(切れちゃった)のかな?で、一日寝ていましたぁ。仕事場で、小説書く気満々だったのにぃぃ…★+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百十五話 河童の子分(二)「そうだ、紫野。おまえが強すぎるからいけないんじゃ」 ――だけど、おれは強くなりたい。 心のうちで、紫野は思う。 ――強くなって、村を守るんだ。「紫野、さあ、これを着ろ」 その声に、はっと、紫野は顔を上げた。 次郎吉が赤い着物を突き出している。「また?」 紫野が情けなそうな顔をすると、次郎吉は怒ったように言った。「俺が兄きだ。着ろと言ったら、着ろ」 しぶしぶと、紫野は赤い着物を上からはおり、腰紐をきゅっと結ぶ。 そこは茂作爺さんの小屋だった。 だった、というのは、去年爺さんは亡くなったからである。 今は近所の二、三世帯が、藁積み小屋として共同で使っていた。 その積み上げられた藁の間にむしろを敷いて、二人は向かい合って座る。 側には、村人が休憩するときに使う湯のみと鉄瓶が置いてあった。 あぐらをかいた次郎吉が、さっと湯のみを差し出し、「酒」 と言う。すると、茜の赤い着物を着て正座をした紫野が、「はい」 と言って、鉄瓶を傾けるのであった。 もちろん、中味はただの水――要するに、二人はままごとをしているのである。 ちゃっかり次郎吉は、家から団子まで持ってきていた。「まんまだ。食え」「ありがとうございます」 頭を下げて、紫野は団子をひとつ受け取った。「うむ」 次郎吉は満足げである。 紫野は馬鹿馬鹿しいと思う。こんな暇があったら、疾風と剣の稽古をしていたかった。 だがつっぱねると、次郎吉は暴力を振るうのだ。 以前、腹を足で蹴られたときは気を失うかと思った。 それに、髪を引っ張られるのもかなわない。「次郎吉さん、もっとお酒をいかがですか」「うむ」 次郎吉は、無理に威厳を作ろうとしていた。 ――俺は今、紫野のていしゅなんだ。こいつは俺の、にょうぼうだ。 目の前の紫野は、本当の女のように見える。 白い顔に切りそろえられた前髪がかかり、それが艶々と肩のあたりまでまっすぐに伸びている。 黒いまつげは長く、小さな赤い唇はふっくらとしていた。 それを間近で見る次郎吉の目は、しぜん、いきいきと輝きはじめている。 茜の着物が、なんと似合うことだろう。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月29日

今日の『SMAPXSMAP』、ラストで歌っていた歌に心洗われました。^^ちゃんとタイトル見てなかったんだけど、とても希望にあふれる歌。バックには、女子高生たち(女子中生?)の清らかなコーラス。とても感動的に盛り上げていました。私は中学のとき、コーラス部だったのです♪みんなで歌う喜びは、とってもよくわかっているつもり。パート練習のときはあんまり面白くないんだけど、ソプラノ、アルト、テノール、バスと全部がそろったときのハーモニーにはいつも心が震える思いがしたものです。シミジミ…ああ、懐かしい。それにしても、SMAPって、いつもいい歌歌っていますね。今日の歌の中のキーワードにもなっていた「風」という言葉は、やっぱり今流行の「千の風になって」を意識したものなんでしょうか。仲居クンの歌い方が気になったけど(笑)、ほんとに素敵な演奏でした。++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百十四話 河童の子分(一)「紫野は俺の子分じゃ」 最近の次郎吉は、そう言ってやたらと紫野を独占したがる。 たいていは紫野を自分の後ろに従え、その手を握って離さない。 次郎吉は八歳。 体はそんなに大きくなかったが、気は体の倍以上に強かった。 両眉が濃く、吊り上っている。その下に小さな目がすすどく光っていた。 鼻の先は奇妙に上向きで、口が顔の真中に向かって尖っている――「河童」というのが彼のあだ名であった。「おい、河童。子分の方が強いじゃないか。だらしないぞ」 だが、紫野と木刀試合をするたび伊吹たちにからかわれ、次郎吉はぐっとこぶしを握り締める。 「やめろ、伊吹」 それを止めるのは、必ず疾風の役目だ。「おまえは紫野に勝てるのか?」 すると、皆何も言えずにすごすごと引き下がる。 実際、身の軽い紫野にまともに剣で勝てるのは、疾風や年長の藤吉、翔太くらいだった。 疾風は、からかわれた次郎吉が後で紫野に八つ当たりするのを避けるため、あえて次郎吉に味方してやるのだ。 伊吹たちが去った後、次郎吉はきっと紫野をにらみ、「そうだ、紫野。おまえが強すぎるからいけないんじゃ」 と、変な理屈を言った。「紫野、こい」 そして今日もまた、剣の稽古が終わると、次郎吉は紫野の手を取って駆けていった。「おい、次郎吉」 次郎吉の兄、長吉が声をかけても戻らない。「あいつ、何をしてるんだろう?」 ついに眉を寄せた。 と、疾風が、「何をしてる、とはどういうことだ?」 長吉の腕をつかみ問う。 長吉がはっとしたように答えた。「あいつ……姉ちゃんの着物をこっそり持ち出してやがるんだ」「茜の着物を?」 茜は去年の秋から、町へ下働きに出ている。今、村にはいない。 長吉は親指の付け根あたりで鼻をこすりながら、言った。「ああ。紫野と二人で、何か企んでるんじゃないか?」「……」 もうとっくに二人の姿は疾風の視界から消えている。 疾風はしばらく迷ったが、結局後を追って駆け出していた。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月28日

最近おなかがぶよぶよ。なので、おなかを出したり引っ込めたりしてたら、すごい筋肉痛になりました★痛いっ★盲腸切ったときみたいな痛さ。えーん。でもこれを続けると、ちょっと引き締まるんではないだろうか。。。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++さて、ところで、おなかのぶよぶよとはまったく関係がない話ですが、光市の母子殺害事件、このたびの展開は本当にご遺族にとりましては、遺憾きわまる事態だと思います。こんな、死刑になって当然の男に、21人もの大弁護士団が集結するなんて。さらにその集結の趣旨というのが、弁護団の代表いわく、「最近の死刑判決に流れやすい状況に警鐘を鳴らす」ためだそうで。アホか★ 死刑にしていいくらいの凶悪犯が増えてるんだ。こんな反省の色もない犯罪者はどんどん死刑にしろ。私はこの事件、当時なぜかものすごくショックでした。ご主人の心境を察するにあまりあります。殺害された奥様もお子様も、どんなに怖かったことでしょう。どんなに苦しかったことでしょう。これから幸せな家庭を築いていけたはずの善良な人たちの命を奪い、未来を閉ざした殺人犯。当時18歳だったとはいえ、未成年でもなんでもない。レイプ目的で殺人に及んだ経過は、たとえ計画的でなくとも許されるべきものではない。(偶然だったら、殺人も許されるのか?)おまけにこの犯人、手紙の中で、「性欲は当たり前のことだ」とか、まったく反省の色がなく、逆に遺族を嘲笑っているという。こんなこと、許せるか! 否! ご主人の本村さんは、この弁護団の集結について、「これは被告を弁護しようという意図以前に、死刑の廃止をアピールするためであり、ある意味被告さえ利用している」と冷静な見解を示し(実際代表がそのように言っているので事実である)、「永山基準は、基準であって法律ではない」と訴えている。この方は、本当によく法律を勉強され、またTVその他のコメントでも非常にクリアにしゃべられる。頭がいい人なんだなぁ、と思う。誠実に、きっちりと筋を立てて話される姿勢を見ていると、心から応援したくなる。本村さん、頑張って!!最後に、弁護団の一人が本音を明かしたことも書き添えておきます。「もし私が本村さんの立場だったら、犯人を殺しにいくかもしれない…」。ソウダ、ソレガニンゲンジャロ★+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百十三話 萩の家 今までなら、孫平や源平太が「井蔵をいおりの伴侶に」とは無論考えることもなかったし、また快く認めるということも、しがたかった。 だが、実際いおりはもう何年もあらゆる縁談を断ってきた。 意外に強情な娘なのだ。 一度「いやじゃ」と言えば、てこでも動かぬ。 ある時など、謀(たばか)って無理矢理嫁がせようとしたら、なんと舌を噛み切ろうとした。 それ以来、孫平も源平太も無理強いはやめたのだった。 気づけばもう十九、花の盛りを過ぎかけている。 一方、草路村の警固衆の頭である井蔵は、いおりとは年が離れすぎているとはいえ、村人からの評判もよく信頼も厚い。 ――井蔵ならば。 と思わせることは、存外、容易だったかも知れぬ。 源平太が、かえでの提案を聞いて半日もたたぬうちに「よかろう」と認めたことに、かえでとしてはいささか落胆せざるを得ない。 ――こんなことなら。 唇をかむ癖が出た。 ――こんなことなら、あたしが代わりに嫁に行くなんて、言わなくてもよかった。 あの水車小屋でいおりを待つ間、井蔵に言われた一言が、今かえでの胸を占めていた。「かえで、おめぇ自分のことはいいのか。藤吉は、おめぇに気があるんだぞ」 かえではあの後、藤吉の顔がまともに見られなかったのだ。 ――いつも自分を子供扱いしていた藤吉が? そう思うと、自分の軽率さを悔いるとともに、藤吉がなぜもっと早く自分に気持ちを伝えてくれなかったかということに腹が立った。 孫平も源平太も、早速かえでに婿を捜し始めている。 ――どうでもいい。あたしは藤吉さんなんか好きじゃない。……あんな愚図な男。 ポロリと、涙が落ちた。 まさに青天の霹靂である。 我が家に帰り着いた井蔵は、ごろりと横になり天井を見つめた。「疾風のやつ、何と言うだろうなぁ」 源平太たちは、かえでの話を聞いただけで、勝手に井蔵をいおりの婿にと決めてしまった。 井蔵もなぜかはっきりと断らず、生半可な返事を返してしまったのだが……。 この年でまた嫁をもらうことになるとは。 ――きぬよ、すまん。怒らんでくれ。 複雑な心境である。 自分でも自分の心がわからなくなっていた。 無論、いおりが嫌いなわけではない。むしろ、村一番の器量よしといわれる女を嫁にするのだ。幸運というほかはない。 だが疾風に一言も言わず、話をすすめるわけにはいかぬ。 それに、と思った。 ――それに、いきなりいおりが家に来たら。 慌てて飛び起き、狭い家の中を見渡す。そしてため息をついた。 ――だめだ、こんなひどい家にあの人をいれるわけにはいかねぇ。 この家で自慢できるのは、家の周りを覆う萩の花だけだ。 即座に井蔵は、いおりのために部屋をひとつ増やすことを決めた。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月27日

プーチン、膝の上にいます。私の片手を「抱きつき枕」みたいにして寝ています。字が打ちにくいです^^;++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++今日、TVを見ていたら、「動物の気持ちが分かる女性」というのをやっていました。名前は、本名かどうかは知りませんが、「ハイジ」さんとおっしゃいます。番組宛に届いた一通のメール――「猫が僕にだけ飛び掛ってくるのですが、なぜですか?」その真相を確かめるため番組スタッフが彼(16歳)の家へ行ってみると、彼の腕にはすごくひどい噛み傷があり、たしかに彼にだけ威嚇する。私は「アンタ、どうせ虐待したんでしょ」とか思っていましたが、その子はその少年が拾ってきて、片時も放さず世話をしていたというのだ。いつも一緒。なのになぜ?ここでハイジさんが登場した。彼女は猫を見て、「この子はものすごく怒ってる」と言った。そして、「なぜ、私を放って帰ってこなくなったの? と言ってる」と。実は少年が高校生になったとき、下宿をするために彼は家を空けていたのだ。ハイジさんは言った。「あなたはこの子に、ちゃんと説明をしましたか?」「ちゃんとは…しなかったです」と答える少年に、ハイジさんは、「猫はもっとも人間に感情が近い動物です。この子はすごく怒ってる。でも最初はすごく悲しかった。悲しくて悲しくて、やがてその悲しみが怒りに変ってしまったの。たとえるなら、恋人が何日も連絡をしてこないのと同じ」どんぴしゃり☆お母さんは、少年が行ってしまってから何日も、夜玄関のところで鳴き続けていたこの子をかわいそうに思っていたと言うのだ。「この子が穴に入って、あなたと遊んでいるイメージが流れてきました。覚えがありますか?」この質問に少年は、「はい。僕が公園で雪に穴を掘って、ネオ(その子の名前)をそこに入れて写真を撮って遊びました」と答えた。すごい☆ これもどんぴしゃり。「楽しかったことのイメージを送ってくれるということは、この子はいつか、あなたを許すかもしれません。方法はたったひとつ。心の底から謝ること」そして少年がネオに向かって謝り始めたとき、ネオがじっと聞いているのに私はすごく感動した。ハイジさんは、「言葉ではない。心を通わせるのです」と言った。よくわかる。動物は言葉の裏を見抜くから。きっとネオは、いつか少年を許すだろう。動物の心を読む人。ちょっぴりうらやましい気もするけど、でもやっぱり私は読めなくていい。ペットたちの表情、声、しぐさから判断できるようになるだけでいい。動物たちの心を聞いてしまうと、もうかわいそうでいたたまれなくなりそうだから。とっても勝手な考えだと思うけど、動物たちの泣き叫ぶ声は聞きたくない。++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百十二話 水車小屋にて(四) いおりが水車小屋に到着した時、小屋の中には火がたかれ、その奥に井蔵が腕組みをしたままむっつりと座っていた。「かえで」と声を掛けつつ、井蔵に気がついたいおりが頬を染め頭を下げる。 肝心のかえでは、しかしなぜか複雑な表情だ。いおりの後に続いて入ってきた藤吉を、ちらりと上目遣いに見やるだけで、また目を伏せた。「かえで。あんた一体何をしてるの。みんなを心配させて」「姉ちゃん、あたし……あたしが姉ちゃんの代わりに町へお嫁に行く。だから姉ちゃんは、井蔵さんと一緒になって」「かえで!」(何だと? いおりの代わりに、町に嫁に行く?)井蔵も今はじめてそれを聞き、唖然としている藤吉と思わず顔を見合わせた。「いおり姉ちゃんと井蔵さんが一緒になれるまで、家には帰らない。父ちゃんにもそう言うつもりよ」「かえで……おまえ、何ということを。井蔵さんの前で……」 いおりは恥ずかしさのためか、袂で顔を覆うとううっ、と泣き出した。 「いおり」 その時、井蔵のその声に、いおりははっと息を呑み泣き声をひそめた。 顔を覆ったままのいおりに向かい、井蔵が静かに言う。「かえでの駆け落ちは嘘っぱちだ。わしとおめぇを村の外に呼び出すための芝居らしい。だがいおり――わしはおまえとは一緒になれん」 空気が止まった。 かえでが苦しそうに唇をかむ。 井蔵がつとめて明るく言った。「源平太や孫平が許すわけねぇ。おめぇはまだ十九、わしはもう……」「いおりは井蔵さんが好きなのです!」 再び、わっと泣き伏した。「お慕いしております! ――いおりは、井蔵さん以外の誰にも嫁ぐつもりはありません!」 かえでが、ほらね、という具合に井蔵を見、藤吉は自分のことでもないのに赤面して口を大きく開けている。 井蔵は――。 ――何てこった。 それしか頭に浮かんでこなかった。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月26日

先日、オークションで素敵な正絹ちりめんの長襦袢の反物を見つけ、「いいな~」と思っていたんですが、^^;ほんとに思ってるだけだったんですが、最終日の終了5分前に見たら「3,600円」だったの。思わず、「え~!! このまま終わったらあり得な~い」と、半分冷やかしのつもりでポチッ★と入れてしまいました。じゃあ、落ちちゃった★「あり得な~い ^^;」今日、その反物が届いたんですが、ジャーン☆ なかなかいいです!!(^o^)一気に嬉しくなりました。お買い得だったぁ♪私は腕が長いので、仕立て上がりの長襦袢はなかなか合うのがありません。これで一枚、秋に向かっていいのが仕立てられそうです。うーれーしーなー♪++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百十一話 水車小屋にて(三) 井蔵の頭が吹っ飛んだ。「ま、待てっ、三十路男をからかうんじゃねぇ。なんで、いおりが……」 そうは言いつつ、今更ながら、あばら家に来てあれこれと尽くしてくれたいおりの姿が目に浮かぶ。 朝餉にと汁物を作ってくれたいおり、ためてしまった洗濯物を引き受けてくれたいおり、部屋に野花を飾ってくれたいおり……。 そして井蔵は自分の着ているものに目をやった。 それは数日前、疾風を通していおりが届けてくれた麻の着物だった。 そのことに気がついて、井蔵の顔は火照った。 ――いおりの思いに気づいていた気はする。だが、わしはもう三十六、いおりはまだ十九だ。……それにわしには、きぬがいる。 もう死んでしまったきぬを、井蔵はまだ忘れてはいない。 それでもたしかに、若いいおりの笑顔は、時々、井蔵の心を焼いたのだった。 ついに井蔵はため息をついた。「だからといって、どうにもなるめぇ……かえで、おめぇ、一体何を考えてる?」 するとかえでは身を乗り出して、「お願い、井蔵さん。いおり姉に会って。村の外でなら、父ちゃんたちに知られないですむでしょう?」 ――何だって? 今度こそ、井蔵は頭を殴られた気がした。「かえで、おめぇ、いおりと一緒にわしをはめたのか?!」 とたんにかえでは大仰にかぶりを振り、「違う、姉ちゃんも知らないことよ。姉ちゃんが数日前、帰ってくるなりものすごく泣いて、井蔵さんの名を呼んでいたから」 そして、「姉ちゃん、『死にたい』って言ったの。だからあたし、何とかしていおり姉ちゃんと井蔵さんを……」「それで、芸人に口車合わせてもらったってわけか。かえで、おめぇは……」 やっぱり子供だな、そうあきれながら、それでもこの後のことを考えると冷静ではいられない井蔵である。「いおりをここへ呼んで、どうするつもりだ?」 三十路(みそじ)男の威厳をもって言ったつもりだったが、井蔵の動揺をかえではしっかり見抜いたようにくすっと笑い、「逃げ出すなんて、だめよ」 と先手を打った。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月24日

最近、よくパソコンが、落ちる。オークションの見すぎだろうか?一度リカバリしないといけないかもしれない。う~★ 面倒くさいなぁ。。何が面倒って、データのバックアップが、面倒。いっそ宝くじでも当たったら、デジタルTVの見れるPCを買いたいところ。突然真っ暗になったら、どーしよー★+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百十話 水車小屋にて(二) 井蔵は藤吉の肩をとんと叩き、「早くいおりを呼んで来い」と言った。「父ちゃんとじっちゃんには、知らせないで!」 念を押すように、かえでが怒鳴る。 藤吉は押し黙ったまま、小屋を出ていった。 井蔵は市べぇに、「とにかく源平太に、かえでは無事だと伝えてくれ。それから藤吉に、いおりをここへつれてこさせるんだ。わしはもう少しかえでと話してみる。何か企んでるようだ」 と、小声でささやき、市べぇは「わかった」と頷いて藤吉の後を追った。 小屋の中の藁の上に、かえでは心なしかしょんぼりと座っていた。 その姿からは、男と駆け落ちしたという大人の女はまったく感じられない。「駆け落ちってぇのは、嘘だな」 かえでは、こっくりと頷いた。「なんでこんな嘘をついた。源平太に嫌な見合いでも勧められたか」「それはしょっちゅうだよ」 かえではぽつりと言った。そしていきなり顔を上げ、「井蔵さんは、いおり姉ちゃんのこと、どう思ってるの?」 その目がほとんど泣き出しそうである。「な、なんでぇ、いきなり……」 井蔵の方が面食らった。相当に、驚いた。「いおり姉ちゃんに、近寄るなって言ったでしょう。姉ちゃん、ひどく泣いていたわ。なぜ、そんなこと言ったのよ」「言った……っけな」 井蔵はもごもごと口ごもる。覚えがなかった。 だが、かえでは目を吊り上げると、さらに強い調子で井蔵に迫った。「言った。もうここへは近寄るなって。村のもんに見られたらいけないって。井蔵さんはいおり姉ちゃんのことが嫌いなの?」「ちょ、ちょっと待った、それは」 思い出した。 たしかにそう言ったかも知れぬ、と思う。「――だがそれは、いおりのためだ。いい縁談があると聞いていたから、そう言ったんだ」「いい縁談? 姉ちゃんはお嫁になんか行かないよ。だって、井蔵さんが好きなんだから!」◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月23日

いやいや…。今日は2回も脱走しましたよ、この子。そのうちほんとにどっか行ってしまいそう。野生動物追跡装置みたいな、マイクロチップを埋め込みたいくらい。それ、ケイタイで追跡できたらなぁ。…あ!!もしかして、ナイスアイデア?!↑ プーチンと、マスコット・プーチン。さっき、「アルトバイエルン」の空の袋に首つっこんで、フラフラ歩いてましたぁ♪(^o^)b顔が、「アルトバイエルン」臭いプーチンです(笑)。++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百九話 水車小屋にて(一) 井蔵、藤吉、市べぇの三人が隣村を過ぎた頃だった。 見慣れぬ女の童子が駆け寄り、「井蔵さん?」と声を掛けた。 井蔵が、そうだと答えると、女の子はその袖を引き、「こっち、こっち」と言う。 三人が顔を見合わせながら女の子に引かれるままについていくと、そこは小さな水車小屋であった。「つれてきたよ」「ありがとう、おみつちゃん」 水車のゴトゴトいう音に混じって、中から女の声がした。 ――まさか、この声は。 ひょいと出てきたのは、正真正銘、かえでである。「おめぇ、かえで! なしてこんなところに――」 市べぇは、すっかり面食らい声をあげた。 それを制し、井蔵は、「かえで、大丈夫か。男も一緒かね」 と聞く。 藤吉は後ろで固まっている。感情的になるまいと、懸命にこらえている様子であった。 かえでは首を横に振り、藤吉にちらっと視線をやりながら、「井蔵さん。あたしは帰らないわよ。あたしを説得したいんだったら、いおり姉ちゃんをここへ呼んで」 と、毅然とした口調で言った。「いおりを?」 かえでが強く頷く。「そうよ。いおり姉ちゃんを、ここへ呼んでほしいの」 その表情からはかえでの真意はつかめない。だが、なんとなく不自然な態度が井蔵には感じられた。「わかった。では呼んでこよう」 くるりと背を向けた井蔵に、だがかえでは慌てて声を掛けた。「井蔵さんはここにいて!」 男たちは、一瞬歩をとめた。「なんでだ?」 市べぇがギョロリと目を剥く。 ついに藤吉がかえでの側へ駆け寄り、その腕を乱暴に取った。「い、痛い! なにすんのよ!」「この、ばかやろう!」 そしてかえでを突き放すと、小屋の中へ走り入る。「どこだ、どこにいる! 野郎、出て来い!」 だが小屋の中には誰もいない。 薄暗い中に、薪や藁が積まれているばかりである。「藤吉さんの、ばか!」 振り返ると、かえでが顔を真っ赤にして怒っていた。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月22日

いやいやいや…。今朝はまいりました★プーチンが、ちょっと目をはなした隙にいなくなっちゃって、たぶん外に出たんだろうと(-_-;ネコカン持って「プーチン、プー★」と呼んでたら、二件隣のお家の路地から、ぬぼ~と出てきたよ。顔にくもの巣ついてるじゃん★もー。。いいかげんにしてよ★+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++で。土曜日に行ってまいりました、『沖若展 釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりの再会』。(プライスコレクションとはちがってたのね ^^;)土曜日だったからか、入場に40分待ちの列。まるでUSJのアトラクションなみじゃん。。。とか言いながら、待ちました。着物だから、ちょっとしんどかった…。中は、第一展示室と第二展示室に分かれていて、第一展示室の方では若沖の初期の頃の作品、主に水墨画が展示されていました。この人、あらゆる襖という襖に落書きしちゃったのね★^^;何だか壁に預言を書きまくる映画、『預言』を思い出しちゃいました★ゾー第二展示室に行く前にもまたまた入場制限。ハァァー。しかしこちらへは一歩入って、「おおおお!」と目を見張りましたよ☆オールカラーの世界じゃござんせんか!!!さすが、効果を考えてある♪ 一気に目が覚めたヨン☆正面に三幅の仏様の絵。釈迦如来像(しゃかにょらいぞう)、文殊菩薩像(もんじゅぼさつぞう)、普賢菩薩像(ふげんぼさつぞう)。しかし私は、この仏様のお顔が妙に気持ち悪くて(まるでミナミのおかまさんみたい)、ちゃんと見ませんでした。ごめんなさ~い★そして、この仏様を囲む三十幅の「動植綵絵」が、ものすごく見事!!!若沖の得意の鶏はもちろん、魚や貝、蝶や昆虫にいたるまで、それはそれは美しい、美の極致です。透き通る花弁は目に見えぬ風に儚く揺れそうだし、咲き誇る梅からは香りさえ漂ってきそう。小鳥や昆虫たちは今にも動き出しそうで、立派な鶏冠の鶏たちはあまりにも艶やか…。もー、完全に見入ってしまいました…。すごい迫力…☆あああ。。。私の語彙力では、その真の魅力たるや到底表せません。ため息、ため息。本当に、すごい才能です。そしてこんなにも美しいまま、100年以上も残っているなんて、信じられない。ほんとはここで一枚一枚絵をアップして感想を述べたいくらいです。しかしそれは著作権上できませんので、上記サイトの【パノラマプレビュー】でざっとご覧ください♪ (QuickTimeのインストールが必要です) ←これ、すごいよー。臨場感、たっぷり☆絵は、仏画を中心にして左右対の形で、「魚x魚」「昆虫x昆虫」「鶴x鶴」「鶏x鶏」…みたいに掛けてあるのですが、私は出口を過ぎてから気づきました^^;たはっ。おそまつ。出てから、絵葉書を買いました。三十枚のすべてがそろってます。^^ サイコーのおみやげです。でもこれだけで、図録と同じ金額になっちゃった★↓ついでに、その日の私。どっひゃ★↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月21日

深夜…。ずーーーっと、オークションを眺めて終わる最近の日々。ええ。「着物」ですよ。「紬」ですよ。「画像のみ」にしても、170ページ近くあるのだ。見出したら最後まで見ないと気がすまない性格…。あと、「帯」とか「帯留め」とかも。だって、綺麗なんだもぉぉぉん。。。あり地獄にはまったぁぁぁぁぁ…★+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百八話 疾風の決意「俺が、いおり姉を守ってみせる!」 そう言った時の、藤吉のあの顔。 目を団栗のようにして、藤吉こそ間抜け面した子供みたいだった。 そして次の瞬間、ぶーっと吹き出したのだ。 疾風はその時のことを思い出し、いっそう苦虫を噛み潰したような顔をした。「あのことって、何だ?」 風太が悪びれず追求すると、他の者も「うんうん」と首を振って疾風を囲み始めた。 もうすっかり、話を聞く態勢である。 紫野までが瞳を輝かせているのを見て、疾風は絶望した気分になった。「翔太兄いとけんかでもしたのか?」 さすがに数馬は疾風の様子がおかしいと気づいたようであるが、もう誤魔化して切り抜ける余裕は疾風にはない。「わかった、いおり姉だ!」 疾風の心臓がひっくり返った。 口をぱくぱくさせたまま声の方を見ると、はたして聖羅が、手に持った木刀を振りつつげらげら笑っている。「いおり姉だろ。疾風、いおり姉に抱き締められたことを翔太兄いに言ったんだろ」 皆がいっせいに、また疾風を見た。 聖羅は変なところで勘がいい。 以前、疾風がちょっと得意げに「いおり姉が優しく抱き締めてくれるんだ」と言ったことを、今持ち出したのだ。 「いおり姉が、疾風を!」 皆が羨望の声をあげ、疾風は聖羅を恨めしそうに見る。 ――このおしゃべりめ……。 だが、もう嘘を言っても仕方がない。疾風は降参した。「ええと……いおり姉が俺と父ちゃんに着物を作ってくれたんだ。それを見た藤吉兄いが、いおり姉が嫁に行かないのは俺を待ってるからかも知れぬ、って翔太兄いに言ったらしいんだ」「着物を?」 数馬はうらやましそうにそう言ったが、また聖羅が、「でも親父さんにもだろ。だったら、いおり姉が好きなのは、親父さんかも知れないじゃないか」 まったく思いもかけぬことで、男の沽券(こけん)に火がつくこともある。 周りから常にしっかりしていると誉められ、多少自分でもその気になっていたとしても、誰が疾風を責められよう。 結局彼は、自ら墓穴を掘った。「そんなことはない! いおり姉はその時も俺を抱き締めてくれたんだ。それから俺にも『抱き締めて』って言った、それからそれから――」 皆、ぽかんとして疾風を見ていた。 数馬や伊吹や風太の、あっけにとられた顔。 聖羅は木刀を振り回すのをやめて、固唾を飲んでいる。 紫野の大きな黒い瞳は、ただまっすぐに疾風を見ていた――。 疾風は自分を呪いたくなった。が、後の言葉をぐっと飲み込みついに心を決めた。 皆の顔をぐるりと見渡す。 そして、「俺はいおり姉を守る」 と、言いきった。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月18日

珍しい時間の更新だい♪かといって、書くこともありませぬ。プーチンの、「なんじゃこりゃ★」写真を載せます。zzzzzz… (←寝てる)+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百七話 百合の匂い(二) 疾風はいおりの作ってくれた着物の袖に手を通した。 麻のさらさらした感触。 さすがに長者の家には、いい織り布がある。「よかった、よく似合う。――どう?」「う、うん。……とってもいい気持ちだ」 麻の感触もさることながら、いおりの手が自分のからだの上をすべる感触が、疾風を陶酔させた。 それどころか、いおりの女体から生ずる熱と息遣いがため、喜びと困惑がない交ぜになった疾風は目が眩みそうになる。 はっと我に返ると、目の前にいおりの顔が近づいていた。 ぎゅっと、抱き締められた。 耳元にいおりのささやきがした。「――疾風、私を抱き締めておくれ」 その瞬間、疾風は自分でも驚くほどの力でいおりを抱き締めていた。 いおりの両手が疾風の頭をつかみ、頬と頬を密着させる。 何が起きたのか、わからない。 疾風は唇に、今まで感じたこともない柔らかなものが押し付けられるのを上の空でとらえていた。 が、次の瞬間、いおりはさっと疾風から離れ、にっこりと笑った。「似合ってよかった。では、またね」 ありがとうの言葉さえまともに返せない疾風に、いおりは「そうそう」と言ってもうひとつ包みを出した。「これ、井蔵さんに」 これもまた、いい麻の着物である。 いおりは、なぜか疾風の目を見なかった。面を伏せたまま、「疾風にだけじゃ、井蔵さんに悪いから」 そして、くるりと背を向けて走り去った。 ぽかん、と口を開いたまま、疾風は新しい着物を手に突っ立っていた。「……?」「見たぞ、疾風」 その時、林の小道から藤吉が現れたのだ。 藤吉はにやにやしながら側へ来ると、疾風の着物の袖をつまみ、「さては、いおりのやつ、おまえを待つつもりかな」「何のことだ?」 疾風が問うと、藤吉は真面目な顔で、「いおりのやつ、もうずっと縁談を断っているのさ」 と言った。 そして今度は疾風の手にある着物をつつきながら、「いくら孫平や源平太が侍や町人を引き合わせようとしても、首を縦に振らないそうだ」「……」「なるほど、そりゃおまえに惚れてたからか。……だがなぁ、いくらおまえが好きでも、おまえはまだ子供だし」 そんなことは言われなくてもわかっている。 勝手に結論付けている藤吉に腹が立って、疾風は思わず言い返した。「俺が、いおり姉を守ってみせる!」 その日のうちに、藤吉はいおりに思いを寄せている翔太に面白おかしく報告したのだった。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月16日

また「着物熱」が再燃しそう…ついついオークションで素敵な着物や帯を見てしまうと、ぐぁぁぁ~! もうダメずら★それに『プライスコレクション 沖若と江戸絵画展』にも今度友達と行くことになってしまった…。これ、見たかったんですゥゥゥ~☆.。.:*(嬉´Д`嬉).。.:*☆ 月さまも緋沙子さんも、沖若さんのことはブログで書かれていましたね。今月13日から京都にこの『沖若展』がきたの☆ちょっと暑いけど、着物着て行ってきまっす♪あああ。。。夏物の着物と帯が欲しい~。。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百六話 百合の匂い(一)あれは四、五日前のことだった。「疾風、こっちに来ておくれ」 そう言って自分を手招きするいおりの可愛いえくぼに、疾風の目は吸い寄せられていた。 別嬪三姉妹の長女いおりが、白地に藤色の小花を散らした着物の片袖に左手を軽くあて、右手の白く細い指をひらひらさせて疾風を招いているのだ。 その日疾風は、父に言いつけられてかまどの掃除をしていたのだが、その薄暗く埃にまみれた場所から、ふと顔を上げて戸口のほうを見た時、明るい光に思わず目を細めたのは光のせいだけではなかったろう。 そこにいるべきはずもない、いおりがいたから。 男所帯の疾風にとって、いおりは眩し過ぎるほどの、まさに女神のような存在なのであった。「疾風、あなたに着物を縫ったの。着ておくれ、さあ」 ぼうっと頬を紅潮させたまま、疾風は「う、うん」と頷いた。 十九歳のいおりは、もうすでに少女ではなく女の匂いを強烈に放っている。 あまりにも近い距離で感じるいおりは、疾風の体の芯を熱くときめかせた。 そう、ずいぶん昔からいおりは、人目のないところで疾風を胸に抱き寄せてはひとりごとをつぶやくことが多かったように思う。 疾風にしてみれば嬉しいには違いなかったが、戸惑いは慣れるどころか年々大きくなっていった。 男と女、その区別をはっきりと意識するようになっていったからである。 母、と思い込むには、いおりは若すぎた。「さ、その着物を脱いで。着せてあげる」 疾風は焦った。「で、でも……俺、今かまどを掃除してるんだ。父ちゃんに言われて……だから汚しちまう」「井蔵さんに?」 いおりの目が、すっと細まった。 またあの悩ましいえくぼが口元にあらわれる。「そう……。じゃあ終わるまで待ってるわ。ここに座っていてもいいかしら?」 と、戸口の腰掛けを指差す。 疾風はひとつ頷くと、慌ててかまどへ戻った。 ――こんなこと、してられない。いおり姉(ねぇ)を待たせるなんて。 藁の束でかまどを適当にこすると、柄杓も使わず桶の水をぶちまけた。 そしてすすで汚れた鼻の頭を拭いながら、また大慌てで外へ出た。 いおりがにっこりと微笑み、「あら、早かったのね」というその言葉さえ、夢の中で響いているようである。「さ、着物を」 疾風はちょっとためらったが、えいっともろ肌脱いだ。 十歳の子供にしては存外にたくましい浅黒く日に焼けた肌があらわれ、いおりが着物を広げる手を止めてほうっとため息をつく。「ああ、疾風はほんに強そうじゃ。うっとりする」 だが疾風は、 ――とんでもない。 と、思う。 うっとりするのは疾風の方である。 頭とからだが空を突き抜けて、林の向こうに飛んでいきそうであった。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月14日

あー。とってもやる気がしなぁい。。ブログもいい加減で、ほんと申し訳ありません。ちょっと、エネルギーが切れたかな? というか、急に人形の着物を作りたくなって、現在そっちに没頭しています。まったく着物らしくも見えませんが、おまけにプーチン★がその上に寝ておりますが、着物です。机がないのでベッドの上と、ミシンはステレオに乗せてやってます。ほんとはこうやって物を作ることをやりたい私。途中で挫折しないようにしなくては★++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百五話 小さな決闘(二) 皆、翔太と疾風の討ち合いに見入っていた。 攻撃は一方的に翔太が仕掛ける側であったが、疾風はくるくると身軽にかわし、皆その動きに合わせて顔を動かしていた。 あっ、という間に疾風が木に登り姿を消した時は、皆唖然と口を開け、聖羅と紫野はそれが可笑しくて二人で目を合わせて笑った。「ええい、ずるいぞ、疾風! 逃げ回るばかりではないか! 木なぞに登って何とする!?」 ついに堪忍袋の尾が切れて、翔太が叫んだ。 大きな丸顔から湯気が立っている。 対照的に疾風は、葉陰で涼しい顔をしたまま「にっ」と笑い、「では、行くぞ!」 と叫んだかと思うと、ザッ! と木から滑り降りた。 そして、すとんと翔太の肩の上にまたがると、木刀を相手の首に回し自分に引き付けた。「いてててててっ……!」 疾風がぐいっと体をそらすと、翔太は疾風を乗せたまま、たまらず後ろへひっくり返った。 ここは武士の道場ではない。 正当に討ち合うよりも、勝てばよいのだ。 かれらが剣を習うのは、盗賊などから村を守るためであったから。「疾風の勝ちだっ!」 そう叫んで聖羅が飛び出す。 紫野も続いた。 数馬が愉快そうに、「さすが疾風だ」と言った。 伊吹と風太の二人もはしゃいでいる。 かれらはまだ十二歳から十四歳という年頃なので、しぜん翔太よりも疾風びいきになるのは仕方なかっただろう。 疾風はすばやく身を起こすと、翔太に向かって手を差し出し、「すまぬ。痛かったか?」 と聞いた。「痛くなぞ、ない」 いつもなら疾風に負かされても笑っている翔太も、今日は笑うことなく立ち上がり、ふてくされたように去っていった。 その後ろ姿を見送る疾風は、大きくため息をつかずにはいられない。「なんだか今日の翔太兄ぃはおかしかったな」 数馬が首をかしげ皆の顔を見回す側で、憂鬱な顔の疾風が、「あのこと、だ」 とつぶやいた。「あのこと?」 聖羅がけげんそうな顔をする。 あっと疾風は向き直り、眉間にしわを寄せた。「……何でもない」 ずらりと並んだ顔。 皆疾風を見ている。 どうやらそれで引き下がりそうにもない。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月12日

うひゃあぁぁぁ~☆美味い!!! 美味芋本舗の『福はぷくぷく』。なんという、なんという美味しさだぁぁぁぁっ…!!!このお餅の柔らかさはっ◎この餡の上品さはっ◎とにかく、この口ざわりのなめらかさといったら、も~、何ざんしょ?どう言ったらいいのか、わかんねぇ☆(突如、井蔵 ^^;)雪見大福をもっともっともっと…高級にした感じ?でも、アイスじゃないんですよ。【紫芋餡に生クリームをたっぷり入れた、今までにない大福。】なんです。お土産にいただいたのですが、も~、絶対リピートするっ☆父不在のため、ひとりで全部いただきます(+^o^+)よっしゃ~♪ 狂喜乱舞!!!++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百四話 小さな決闘(一)「親父(おやじ)さん、どこへ行ったんだ?」 剣の稽古が一段落した時、聖羅が疾風に聞いた。 ここは疾風の家から少し離れた剣術の稽古場となっている広っぱだ。 皆めいめいに木の根元などにすわって、つかの間休息している。 さらに聖羅は頭をめぐらせ、「藤吉兄いもいないぞ」と言った。「都へ行ったんだ」 疾風がそう答えた瞬間、聖羅はもちろん、紫野までがほぉぉ、と声をあげた。 二人とも、都はきらきらしいものだと思っている。 聖羅の婆が、昔語りをしたからだ。 だが疾風は本当のことを井蔵から聞き知っている。 京の都がいまや少しも典雅でないことを――百姓は飢え、武士が闊歩し、貴族は貧困にあえいでいることを、知っていたのだ。「いいな、藤吉兄い……俺ももっと大人だったらな」 ぼそりと聖羅が言う。 紫野は何も言わないが、瞳に期待がはっきりとあらわれている。 その頬が紅潮しているのを見て、疾風はなんだか後ろめたくなった。「いつか、行けるさ。さぁ、聖羅。今度は数馬に相手してもらえ。紫野は俺とやろう」 すると聖羅は、木刀を手に取るとぴょんと飛び上がり、「おう、数馬か。負けないぞ!」 と、さっさと走っていった。 駆けながら数馬の名を大声で呼んでいる。 疾風は紫野と顔を見合わせると笑い、「あいつ、ほんとに好きなんだな。もう都の話は忘れてやがる」 紫野も木刀を握った。「聖羅は誰よりも強くなりたいんだ。疾風よりも」「俺よりも?」「うん。……俺も疾風に勝ちたいけど」 実際この連中の中で、疾風は一番強かった。 もちろん木刀試合でのことなので、まだ十歳の疾風は力では二十歳も過ぎた大人の藤吉や翔太に敵うはずもなかったが、刀の使い方と身の機敏さだけは誰よりも勝っていた。 さらにずば抜けて頭がいい。 判断が早く、しかも的確なことは井蔵も舌を巻いた。 井蔵が教えた以上に風や地形もよく読み、追い風、高いこずえ、大きな岩は、すべてまだ体の小さいおのれに有利な武器とすることを知っていたのだ。 疾風は頭をかいた。「まいったな。二人とも、そんな風に思っていたなんて。こりゃ、うかうかしてられないぞ」「よし、じゃ、やろう!」 紫野の笑顔に引っ張られるように、疾風も立ち上がった。 その時。「疾風。俺の相手をしてもらおうか」 翔太だった。 疾風と紫野は同時にその顔を見上げたが、なぜか翔太の表情は怒っているように険しい。「いいけど……でも」 不安そうに紫野を見たが、紫野は興味深げに翔太から視線をはずさなかった。 二十歳の翔太は、がっちりしたいい体格をしている。なかなか力が強い。 背こそ高くはないが、子供の疾風と並べば、やはり違いは瞭然である。「さあ、勝負しろ」 そう言って木刀を構える翔太の前で、疾風も気持ちを一瞬で集中させるとしなやかに構えた。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月09日

連休終わって、第一日目。ご苦労様です。^^私は今年、たいしたことなかったなぁ。あかんやん★なんか最近ボケてるのー。ファンデーションだけ塗って、白塗りのまま飛び出しちゃった★しばらく行って、「あ」。眉なし、リップなし。なんぼなんでもなぁ。。。(-_-;慌てて家に戻りました★シュン+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++◎前回のお話は、こちらです^^『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百三話 かえでの駆け落ち その頃、村ではある問題が起こっていた。 別嬪三姉妹といわれている源平太の次女・かえでが、神隠しにあったというのだ。 だがどうやら、京から来た芸人と駆け落ちしたというのが事実らしく、孫平と源平太は内密に、井蔵に二人を追って欲しいと頼み込んだ。「どうか頼まぁ、井蔵どん。どうあっても、かえでを連れ戻っておくれ。かえでは、あの薄汚い芸人にだまされてやがるんだ」「そうかね。まあ捜してはみるが」 昔からこの祖父と父が、三姉妹を武士か身持ちのいい町人に嫁がせたいと思ってきたことを、井蔵は知っていた。 そして、それに勝気なかえでが反発していたことも。「あたしは百姓でもいい、本当に好きな人と一緒になるんだ」「へぇ、じゃ、おまえの好きな人って、誰だ?」「ふん……だ。翔太さんになぞ言うものか」「そうだ、翔太はいおりにぞっこんだからな。おい、かえで。なら俺に教えてくれ」「ばーか、二人とも。今はいないよ。そら、これ食いな」 そう言ってかえでは、藤吉の口に団子を無理矢理押し込む。「わっ、よせっ……ぐふ……」 かえではよく、広原で井蔵の教えのもと、村の若い男たちが剣の稽古をしているのを見に来ていた。 そしてそれが終わる頃、手作りの団子などを差し入れ、皆と軽口を叩き合うのだ。 村の「別嬪三姉妹」といわれるかえでが、こうやって都度都度訪れては楽しそうに言葉を交わしてくれるおかげで、彼らはみな大いに士気を高めていた。 姉のいおりは、花にたとえれば白百合である。 凛として、だがその香りは強く、どこか男を誘っている姿態である。 えくぼのある、ふっくらとした笑顔にまいらない男はいないし、何より男たちが望むのは、その柔らかそうな肌に埋もれてみたいということであった。 ところがかえでは、いおりとは違って肉感的な魅力はない。 どちらかというと細身で、さすがに「自分も剣を習う」とまでは言い出さなかったが、きびきびとした態度や歯に衣着せぬ物言いは、まるで少年のようだ。「おめぇは、活きのいい鮎じゃ。はねっかえりだしのう」 井蔵がそう言って笑うと、かえでは思い切り膨れっ面をした。「親父さんの、意地悪。魚にたとえるなんてあんまりだ」 それでも、今を盛りと咲く花には違いない。 かえでのいる場所は、それだけで光が射しているようだった。 その、はねっかえりのかえでが男と駆け落ちをしたという。 井蔵も、一緒に捜す男たちも信じられないというのが本音だ。 ――いつの間に"おんな"になっていたんじゃ。 その井蔵の思いを読んだかのように、藤吉がぽつりと言う。「あいつ、もう十六だったな」 わずかに歪めた顔からは、藤吉のかえでに対する秘めた思いが伝わり、井蔵は思わず彼の背を軽く叩いた。「そら、行くぞ。京への道をたどるんだ」 こうして井蔵は、市べぇという力自慢の男と藤吉をしたがえて草路村を発った。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月07日

ただいま可愛さMAXです♪子猫だからかなぁ。。プーチンは、他の子よりも温かくて柔らかなのだ。朝、一番にごはんをもらおうと私の顔の近くで寝てる。顔のアップが、ひたすら可愛いのであった♪ ↑これ、ちょっと、「コウモリ」みたいですが。。^^;ところでなんと妹家、いきなりウサギを買ったもよう。 ドヒャ★いや~☆ これまた、カワユイ◎女の子だそうです。^^ 名前は安易に、「ラビ」ちゃん。しかし私は以前、ウサギで苦労しましたので二度と飼おうとは思いません。この子がなついてくれることを祈ります。(v_v*)なんしかペットはいいですね~。和みます。。^^↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月04日

皆様、GWどのようにお過ごしですか?前触れもなく、突然始めてみます。第三部。今回はちと長めどす。よろしくお願いします。++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++『風の刻(こく)-花の陰(かげ)-星の雫(しずく)』 =陰陽伝昔語り=第百二話 春の待ち人 紫野が草路村にきてから丸三年がたち、新しい年も明け、紫野は七歳になっていた。 その春、菜の花が野山を覆うと、紫野は村はずれの丘にちょくちょく登っては、誰かが村へ入ってこないかと窺い見ることをしていた。 井蔵につれられて疾風たちと山に行った帰りも、そのあたりにくると首を伸ばしてきょろきょろしている。「おい、紫野。何か探しているのか?」 背中でその気配を感じた疾風が振り返り、そう訊ねた。 すぐその後ろを歩いていた聖羅が、背中のしょいこを揺すりながら、くっくっと笑う。「こいつ、時々、”きょどうふしん”だ」 新しく覚えた言葉である。 昨日村で寄り合いをした時に、最近この近辺によく出没する盗人や落人の話が出た時のこと。 紫野の親代わりである妙心和尚が井蔵に、「くれぐれも、挙動不審な者を村に入れぬようにな」 と言ったのである。 草路村では、黙って聞くことができれば子供でも寄り合いに参加できる。 三人も剣の師匠である井蔵につき従い、常に寄り合いには出て、神妙な顔をして聞いていた。 疾風はもっと幼い頃から大人たちに頼りにされていたから、こんな場所でも違和感なくなじんでいる。 大人たちは疾風には対等に接し、その意見は茶化さずに聞くのだ。 だが、紫野と聖羅の場合は、ちょっと違う。「おう、よう来たな」 そう言って頭をくしゃくしゃっと撫でる。 大きな黒い瞳をくるくるさせ、黙って撫でられるままにされている紫野にくらべ、聖羅は頬を朱に染め、口をすぼめて大人たちに聞こえないようにぼやくのが常だった。「触るな……」 さすがに「挙動不審」と言われ、紫野ははっとした様子であった。 立ち止まって、疾風と聖羅の顔を交互に見る。「違う。俺はただ、もうすぐ高香が来る頃だなと思って」「高香……あの若い薬売りか」 井蔵が思い出したようにあごに手をやった。 紫野が、めずらしくはにかんだ表情を見せている。「春になったら――また来るって言ったから」「へーえ。いつの間にそんなに仲良くなったんだ? 全然気づかなかったな」 聖羅が面白そうに口笛を吹いて、疾風を見た。 すると疾風はいつもの快活な笑顔を見せ、「ああ、あいつか。たしかにいろんなことを知っていて楽しかった」 そして聖羅に、「あいつ、寺に寝泊りしてたんだ。そりゃ紫野とも仲良くなったろうさ」 と、言った。「白い髪の、変なやつ」 おどける聖羅の腕を、紫野がぐいと引く。「変じゃない、いい人だ! ……ミョウジもそう言った!」 その真剣な瞳を見て、何か言い返そうとした聖羅はぐっと声を飲み込んだ。「ミョウジにかかっちゃ、誰でもいい人だがな」 井蔵が苦笑しながら口を挟む。「だが、わしもあの薬売りは気に入っている。おさとの子供たちの病を、あっという間に治しやがった。てぇしたもんだ」 そうして一行はまた山道を歩き出したが、紫野が疾風にからだを寄せて、「とってもいい香りがするんだ」 と、内緒ごとのようにつぶやいた。「いい香り?」 嬉しそうに紫野が頷く。「草のにおいだ。あのにおいを嗅ぐと、何だかほっとするんだ」「ふーん」 高香のことだ、と思った瞬間、疾風の胸を説明のつかない感情がよぎり、疾風はそれをはぐらかせるように聖羅を見た。 聖羅は小枝を剣がわりに、掛け声も勇ましく、側の藪をつつきながら歩いている。「一緒に寝たのか?」 紫野のおかっぱの頭が縦に揺れ、「楽しかった」という小さな声が聞こえた。◎これまでのお話は、フリーページからご覧になってね!◎携帯サイトは、こちらでございます。↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。↓こちらは5月中に一回だけポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月03日

父。外泊で帰ってきました。予定だと明日からだったけど、病院も明日から休みだしね。すごく元気そうでよかった◎はなわんこ、喜ぶ~^^ (最初ちょっとうなってたけどね★)ほんと、帰ってくるなり、銀行だのホームセンターだの。全然元気。手術も「完璧」に終わったと聞いてるから、気分的にも明るくいられます。ほら、プーチンもなんだかほっとしてるみたい。ずっと足元で寝てるし。午後に、オーダーしていた人形ケースが来ました。大きい!!なんてったって、SD四人を一緒に納めようってんだから。でもものすごく満足♪これでやっと、埃とか気にせずにいられます。あ、プーチンのいたずらもね★こんな感じどす→今、疾風さんが裸なので写真は小さめにアップ。購入した着物が届き次第、再度アップするぞぅ。SDといえば、姪っ子のもとに行ったSDふたりの写真が届いたんです。 とっても仲よさそう♪ふたりとも、着物着てたのにがらっと変ってパンクしてるやん☆かっこいい!やっぱりお人形もかまってもらえると嬉しいんですね。^^お顔が笑ってるように見えまーす。姪っ子も、とっても気に入ってくれてる様子。よかった、よかった◎(ねー☆ホームページ教えてよー☆)さて。本日のしめに、父が買ってきてくれたくるみやのシフォンケーキをいただくことにします。^^マタヨナカダッテ★「知ってる人は知っている」、くるみやのシフォンケーキはものすごぉぉく、美味しい!!んです。ではでは。(^o^)/マタアシタ♪↓お手数ですがポチッ☆とよろしくお願いします。みんな一日も早く幸せになって!私は毛皮製品を買いません! 皆で動物たちの『命』を愛しみましょう。
2007年05月02日
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