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私と一緒に問題を解くと、スイスイ解けるのに、試験の時には、「難しくて、歯が立ちませんでした。」と報告してくる子がいます。特別な子ではなく、大半の子がこうです。 教え方の問題?まあ、つまりはそうなんでしょうが、単純な「説明の仕方」の問題ではないのは、明らかです。 試験になると、これまでの苦手意識が、ムクムクと顔を出してくるのです。そして、問題文すら、まともに読めないようにしてしまうのです。実際に、解けなかった問題を私と一緒に読みあげて、絵図にまとめると、「あ、こんなに簡単だったんだ!」って、声を上げます。ここで、叱っても仕方がありません。ヘビが嫌いな子を、ヘビが好きにならせるのと、同じ努力が必要なのです。 この、問題を解く意欲そのものが、試験中に低下することは、わたしたち大人から見ると、「ありえない」と思うかもしてませんが、子どもたちには、しばしば起こります。 過去のにがて意識はこれまでの日々の積み重ねから来ており、根が深い場合があります。だから、この解決法も、根気づよく続けなければなりません。何を? そう、笑顔、スマイルをしながらの学習訓練です。顔の筋肉に覚えさせてしまうのです。 笑顔は、脳に、楽しいことをしていると、錯覚させます。そして、やる気ホルモンの脳内ドーパミンやβエンドロフィンを出してくれます。そして、本当にやる気が湧いてくるのです。さらに、長期記憶の向上や、思考力の向上まで導いてくれます。 まずは、教師が笑顔でなければ始まりません。顔の筋トレ、頑張るぞ!
2014.01.31
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なぜ、人によって、違った反応があるのでしょう。 たとえば、モノを見ることは、とても簡単なことのように思っています。何の努力も要らないと思っています。 しかし、3次元の立体空間として、周囲を認識すること自体が、スゴイことです。だって、眼球の網膜に投影された光は、2次元なのです。平たい世界なのです。理論的には、2次元から3次元を作るのは、とても困難です。影絵を見ただけで、立体図形を言い当てるのが、難しいのと同じです。 脳が独自の解釈をして、空間を作り出して、私たちに見せてくれているのです。過去の経験から、様々な仮説を脳はもっています。それに基づいて、解釈をして、そのうえで、映画を作っているのです。私たちは、脳が監督した映画の観客なのです。 だから、見ているものが、真実だなどと、信用してはいけないのです。 自分の脳の解釈を見せてくれているに過ぎないのです。
2014.01.30
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考えるよりも先に、しゃべりだす人がいますね。間違いなく、ケアレスミスの多い人です。頭が悪いんじゃなくて、頭が勝手に歩き出しちゃうんです。「アタマを使え」というときの、要注意です。早合点です。 ものの見方は、ひとつきりじゃないことを忘れてはいけません。一つの見方を取ると、もう一つの見方を放り出してしまいがちです。あらゆる可能性をきちんと考えないと、錯覚のワナにはまってしまいます。 早合点する人は、問題の壁にぶつかると、あきらめてしまうことも多いです。壁は、情報そのものの中にあるのではなく、僕たちのアタマの中で、自分で作ってしまっていることがしばしばなのに。 つまり、自分のアタマを、しっかりと制御しなければならないんだ。
2014.01.28
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最近朝日新聞が、中国のGDPが日本の2倍になった事を発表していました。 確かに、中国当局の発表を真に受ければ、そうなるかもしれません。 しかし、子どもでもわかることですが、 嘘と捏造で粉飾された中国が発表した数字が、正しいわけがないではないですか。 中国の統計が、信用ならないこと。 粉飾という範疇を飛び越えた、「お笑い」だ、ということは、統計をかじった人なら 常識です。 あのGDPの数字は、中国各地の地方政府の発表した数字の合計なのですが、 別の資料によると、その合計は、先の中央政府の発表の数字を 91兆円もオーバーしているのです。 逆から言えば、中央政府は、数字があまりにも大きいので、 91兆円、削除しちゃったのです。 そして、その根拠も公表なっていません。 地方政府にとっては、出す数字が悪ければ、責任を問われる恐ろしいものです。 その責任は、文字通りの死活問題です。 真実の数字を出すわけがありません。 また、別の統計で、鉄道貨物統計が、0.8%の減少なのです。 全然、整合性がありません。 こんな、発表の内容の裏付けのないものを あたかも真実の様に発表する日本の新聞とは、一体、 何のお化けを私たちに見せたがっているのでしょう? 中国・韓国は、酷すぎるにしても、 世界の政治や経済は、そもそも捏造、虚像の世界です。 存在しないものを見せ、 存在するものを見せない。 私たちは、必ず、複数の情報源、それも、主張の違う情報源を、 常に用意しておくべきです。
2014.01.23
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どうして俺の言っていることがわからないのか?!どうしてあんなことが言えるのか?!まるで、お化けを見ているとしか思えない!ということがいっぱいありますよね。 近隣諸国との問題もそうです。認識論に戻る意味がここにあります。 納得されない方も多いと思いますが、人間は、見たいものしか見えません。 それが認識というものです。と言うと、俺は、あんな悲惨な現場なんて見たくなんかないよ、と思うでしょうが、「見たい」というのを、「重要だと思う」に置き換えれば、納得されると思います。逆から言えば、重要だと思わないものは、そばにあったって、気づかないのです。 だから、何も重要なことが無い人は、何も見えないのです。反対に、すべてを平等に重要だと思える人は、すべてが見えるのです。それが、悟りであり、それができたのが、釈迦だと言われています。 一般の私たちは、重要だと思うものに、偏りがあります。 それが意見の食い違いを生みます。悟りは、何も考えないことではなく、逆に、よりすべてのことを大切に思うことから生まれます。 子どもたちの学習能力の違いも、根本的にはそこにあります。より多くのことに、興味関心をもたせること。虫けらから宇宙まで。具体的なことから、抽象的なことまで。 ところで、釈迦はどんな世界が見えていたのでしょう?無分別の世界。実体の無い世界。相互作用の世界。だと言われています。 もし、それが真実であるとすると、「お化け」とは、私たちが日常認識して、「ある」と思っているものすべてのことを指していることになります。私たちの見るこの世界すべてが、「お化け」であるということになります。 だって、「君たちが常識的にあると思っているものは、一切『無~い』」というのが 釈迦や般若経の龍樹の伝えたいことだったのですから。
2014.01.21
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大学入試センター試験、ご苦労さまでした。それにしても、平均点の予想が例年並みで、理科、社会の各教科が、ほぼ同じ点数になるように調整なっています。当然と言えば当然ですが、すごいことだと思います。そもそもセンター試験は、高校レベルの基礎的な学習の達程度を判定することが目的です。難問・奇問を排した良質な問題が出題され続けています。諸外国の大学入学のための共通試験と比較しても、テストとしての信頼性、妥当性は高いと誇れると思います。 、入念に練られた問題が、知識偏重と批判されないように、出題内容に工夫が施され、基本事項の正確な理解はもちろんのこと、学んだ知識を活用する力を問う、読解力・思考力・判断力を測る素晴らしい出題だと思います。 センター試験こそ、日本の真の学習指導要領だとも言えるわけですから、さらなる研究と深さをお願いしたいところです。 さあ、2014年入試も、スタートを切ったところです。慢心してはならないし、焦る必要もないし、安全志向に走る必要もありません。気持ちを切り変え、二次・私大入試のその時まで、初志貫徹の強い意志を持って、自分のアタマで、計画した学習に徹した受験生にこそ栄冠は輝くのです。私も、一服の清涼剤になれるように、応援していきます。
2014.01.21
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試験に飲み込まれないための、根本的な対策は、認識論を学ぶことです。私の生徒には、口が酸っぱくなるほど、語っていることですが、世界の中に自分がいるという認識だけでは片手落ちです。私の中に世界があるという真実をしっかりとわきまえておく必要があります。 すべては、「私」の認識存在でしかないのです。パソコンのデータみたいなもので、そのデータとして、ファイルされていないものは、存在しないのです。あなたの宇宙には。もともと、「真実」なんてわかりません。しかも、パソコンと違うのは、価値観による意味付が行われていることです。 意味付は、「私」が、勝手に行っているのです。だから、意味をどのようにも変えることができるのです。 あなたは、あなたの宇宙の「神」なのです。すべては、あなたが創り出したものです。だったら、どのようにも、創り変えることができるはずです。 あなたの中に宇宙があるのですから、試験会場の雰囲気なんて、どのようにも変えることができます。
2014.01.17
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そもそも言葉というものは、現実を省略するから生まれるのです。だから、体験を言葉にすると、必ず省略が起きます。発言自体は、ウソではないけれど、省略によって、大きな誤解を生むことになります。それは、同じ言葉でも、受け取る人によって、その人のフィルターを通すと、別の意味になるのが当然だからです。小さな情報から、自分が思い込んでいる世界を確認、強化してしまうのです。 理系の訓練は、省略された情報をあぶり出すのに役に立ちます。理系の質疑応答は、抜けた情報、確認されていない論理、情報自体の確かさを検討したり、フィルター自体をクリアにさせるものだからです。これらの討論を通じて、自分の思考の枠組みを変化させていくことができます。 また、理系の頭脳は、定量的に物事を捉えます。定性的ではありません。 価値観で、右か左かということをしません。そもそも二者択一というのは、現実的な問題解決ではありません。 今回の都知事選でも、「原発か、非原発か 」なんて、そんな非科学的な議論をしているようでは、たとえ、脱原発が実現できても、同じような神話に、またはまってしまうでしょう。 全ては、量と割合で表すのが、誠実な思考です。 その意味でも、小泉元首相の劇場型政治は、愚民政策と言えると思います。 ま、いずれにしても、言語のコミュニケーションは、穴だらけです。だからこそ、その隙間を埋めるには、「思いやり」が必要なのです。思いやりの無いコミュニケーションは、土台から間違っています。
2014.01.15
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中韓の日本叩きが、一層凄まじさを増してきています。憎しみというのは、太古の昔から、人類と共にありました。しかし、長い歴史と犠牲の上に、人間は憎しみは結局「損だ」と気づいてきました。それが文明というものです。 デール・カーネギー (アメリカの著述家・教育家)も言っています。 『私たちが敵に憎しみを感じると、むしろ自分自身が敵に支配されることになる』憎しみというのは、皮肉なことに、相手に心を支配されているようなものです その相手のために、時間と(精神的な)パワーを浪費してしまいますそれは、相手に心を支配されているようなものです その相手のために、時間と(精神的な)パワーを浪費してしまいますもし、中韓に過去の文明の成果の、賢者がいたなら、自分の国や国民が、大きな落とし穴にはまっていることに、大きな警鐘を鳴らすことでしょう。 それが無いというのは、残念ながら、中韓と私たちの間には、文明の差が信じられないほどあるということなのでしょう。 他人の文明度を上げようなどというのは、おこがましいことです。彼らが自分自身で、学び取るしかないのです。 憎しみを乗り越えるには、科学的なものの見方が、実は重要なのです。枠組みを変える練習が必要なのです。
2014.01.14
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受験も目の前で、「もう間に合わない」、とあきらめている人はいませんか?とんでもありません。あっという間に追いつく秘策があります。ものすごく頑張るの?ノー! ノー!一日に、前の日より、ほんのちょっと賢くなればいいだけです。 たとえば、一日に、前日よりも1%だけ、賢くなるとしましょう。それを、70日続けると、2倍の成績になってしまいます。1.5倍なら、40日です。たった、100分の1だけアップするだけですよ。 もし、2%アップすることができれば、36日で2倍に達します。1.5倍は 21日目です。 さらに、ひと踏ん張りで、3%成長するとしましょう。そうすると、驚くなかれ、24日で2倍になり、1.5倍は 14日、2週間後です。 普通は、1.5倍も上がれば無敵です。そして、必死になって、3%成長しないって、ありえないでしょう。 だから、十分間に合うのです。初項1で、公比1.03の、等比数列です。エクセルで展開すれば、一目です。数学的な真実です。 ところで、あけましておめでとうございます。実験ショーや受験指導で、普段以上に忙しく更新できませんでした。ようやく一息で、片付け方をしています。
2014.01.10
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