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職場の冷蔵庫の中に怪しげな物体があった。どうやらプリンらしい。が、様子がおかしい。脇から覗き込んでた後輩君(最近のボクのお気に入りである)が言う。「緑っす」そう。それは表面が鮮やかな緑色であった。「抹茶プリンじゃないかな」ボクは恐る恐る尋ねる。「カスタードプリンっす。書いてあるっす」確かに書いてある。しかもボクは恐るべきことに気がついてしまった。― このプリンにはバーコードがついていない ―「昭和からここにあったんだ」ボクはプリンを抱いて思わず遠い目になる。遠い目のまま後輩を振り返る。「君、これ食べられる?」「ええっ。無理っす」「駄目かな?」「これはやばいっす」「じゃあ、君とボクが恋人だったらどう?恋人の頼みなら聞けないかな」「でも恋人じゃないっす」「いくら貰ったら食べられる?」「無理っす。絶対無理っす」「どうしてもって言われたら」「5万っす」ええーっとボクは驚く。5万でできることを「無理」だという彼の金銭感覚。いや、金額換算の感覚というべきか。ボクにとっての5万の価値とはどのくらいだろう。・川口~新宿間を徒歩で通勤・嫌いな人との一日デートこんなところか。金額が上乗せされるなら・大好きな人にコーヒーをぶちまける → 7万・大好きな人に「大嫌い」と言う → 8万・大好きな人に「二度と会いたくない」と言う → 10万・大好きな人にカレーをぶちまける → 15万なんて金額換算をしながら、素敵な大人はきっといくらもらっても大好きな人にカレーをぶちまけたりしないんだろうな、と考える。だからボクには素敵な恋人がいないのではないだろうか、とも考える。・素敵な大人になり素敵な恋人を手に入れる → マイナス450万
2006.03.31
台本が進まない。とりあえずラストまでプロットをあげてから書き直すことにする。次回はミステリー色を強めに出すつもりなので構成が結構大変なのです。間食と不規則な生活のせいで見に覚えのない肉が脇腹につきはじめた。そういえば最近バッグの中に常に食べ物が入っている。今日などはクッキー、歌舞伎揚げ、キットカットが1一つずつしのばせてある。昨日献血に行った時、「ご自由におとりください」と書かれたお菓子コーナーから頂いたものだ。外出するとき食べ物を持っていると安心する。電車でつり革につかまりながら、もしこの電車がいきなり異次元の事故で近未来の荒廃した都市(ほぼ砂漠と化している)に飛ばされたら、このお菓子達が貴重な食料になるだろう、と想像する。周りの乗客たちが次々と倒れていく中、ボクはクッキーのおかげで生きながらえる。ちなみに歌舞伎揚げは隣の車両で虫の息だった素敵な人(ボクのタイプ)に食べさせてあげた。もちろん二人の間には恋が芽生えた。そしてボクとその人は最後のキットカットを「ぱきん」と二つに折って分け合い、幾多の試練を乗り越えて再び現代に戻ってくるのだ。なんて想像を膨らませうっとりする。うっとりしながら脇腹をつまんだりする。「ぷに」という触感が気持ち悪い。さて、今日は下北沢にTEAN発砲B-ZINの「テングメン」を観て来た。下ネタ満載の舞台だったが、上質なエンタメで楽しめた。武藤さんが非常に面白かった。終演後、出演者のタマちゃんと軽く飲む。芝居の感想やらお互いの状況やらイロイロ。今月は少年社中、スロウライダー、ポツドールなど未見で観たかった舞台を結構見逃している。来月はしっかり予定をたてなければ。
2006.03.30
友達が誕生パーティをしてくれるというので新宿へ。シャンパンが「ぽんぽん」あく。シャンパンがあいたことを祝うように誰かがシャンパンを頼むので、誕生パーティというよりはシャンパンの消費会のようだった。そう。もはやこれは誕生パーティではない。シャンパン祭だ。しまいには店員までグラスに注ぐのが面倒くさくなり、店中でボトルを回し飲みし始めた時にはもう遅かった。『人が死んでいく。次々と』そんなト書きが店の天井に映し出された気がした。一人、また一人とバッタバッタと倒れていく。戦場かここは。「お前の誕生日だろうが」知らない男に詰め寄られる。「いや、実は誕生日は2日前でして」なんてことはもちろん言えない。ボクは小心者だ。まして相手は初対面なのだ。初対面でこんなに高い酒をこんなに飲ませなくてもいいじゃないか、とも思うがもちろん言えない。言われるがままに飲む。ひたすら飲む。結局ボクだけでシャンパンボトル丸々2本は飲んだろうか。人からもらった酒を吐くわけにもいかず「ウコンの力」2本で乗り切る。朝になりボクは抜けたが、どうやら狂乱の宴はまだまだ続くような気配だった。は。さてはお前ら飲みたいだけだろ。なんてことはもちろん言えない。まあ、でもあれですよ。なんだかんだで祝ってもらうのは嬉しいもんです。ありがとね。もうちょいがんばってみるよ。
2006.03.25
実は本日、誕生日でした。25です。年齢的には充分にいい大人。なのに実感がありません。皺とか増えてるのかな。新陳代謝悪くなってるのかな。むむむ。ボクは絶対24で死ぬと思ってたのだが…どうやら生きながらえてしまった。どうやら会えるのはもう少し先になります。さて、今年こそはどっかのセレブから誕生日プレゼントに車(ホルクスワーゲン)とか届かないかと玄関で待ち構えていたが、案の定何も届かなかった。やはり免許もってないやつに車は送ってこないらしい。そして、それ以前にセレブの知り合いがいなかったことに気づいた。さすがに25歳ともなれば現実把握能力は上がっているようだ。昼、夕方、夜と大好きな人たちに会う。大げさではなく、ボクが今もこうやって生きていられるのはこの人たちのおかげな気がする。この人たちがいるからまだやりたいことがある。この人たちがいるからまだここにいてもいいと思える。わお。25だよ。まだ生きてるよ。なんだか叫びたくなってくる。いまボクは24歳じゃなくて、25歳で、好きな人たちと会って話してる。24歳じゃ死ななかった。好きな人たちとも理不尽に別れたりしなかった。25歳になれた。このボクが。これって結構すごいことなんですよ、皆さん。もう引き返せないです。さすがに。がんばるしかないみたいです。そんなわけで。はっぴばーすでい、とぅーみぃー。 『ありがとういつも一緒にいてくれて たまに一緒にいないでくれて』
2006.03.23
友達が結婚していた。居酒屋・土間土間でお通しに口をつけた瞬間に「こないだ入籍したんだ」とつぶやかれた。ボクの口からきんぴらごぼうが「おぶふぅ」という不思議な音と共に放射状に吹き出される。ちょっと。今なんて言いました、この人?入籍?にゅうせき?そんな重大なことを居酒屋で言っていいのか?何だか法律に違反しているような気さえするぞ。ましてやここは土間土間だ。いや、別に土間土間が駄目だということではなく。いつもお世話になってます。平日19時まで入店すると500円で飲み放題とはありがたい。いや、そんなことはどーでもいい。どーでもいい。今は結婚の話だ。結婚。結婚ですよ。そうか。結婚か。結婚したのか、君は。「言い出すきっかけがなかったんだ」彼はちょっと照れながらそんなことを言っている。まったく、おめでたいやら悔しいやらだ。とりあえずその場で知り合いに電話をしまくり、無理やり彼を電話に出させこの事件を告げさせる。まったく、はよ言えや、って話だ。一生たどり着けない境地に同い年の男が立っている。男は幸せそうな顔で店員さんが持ってきたキムチを頬張っている。まったく、おめでたいやら悔しいやらだ。とりあえずがぶがぶと飲み、大いに盛り上がる。外に出ると奇跡的なくらい丸い満月だった。こんぐらっちゅれいしょん。おめでとう。ちょっと悔しいけど。
2006.03.15
おはようございます。小鳥のささやき。すさまじい勢いで開発される地元・川口駅に戸惑いを隠せないほさかです。今日も今日とて朝帰り。赤羽~新宿間と言えどもこの時間(まして下り)は人がまばら。タコ焼きに入ってるタコくらいまばら。「痴漢発生率最強」と名高い埼京線でも、さすがにこれではムリでしょう。一つの車両に性欲満載の♂と「バッチコーイ」とか言って尻差し出す♀が出会わない限りイベントは発生しないだろう。ああ、眠気がピークのこの時間。なにも書くことが思いつかない。・和田アキコは昔CDケースの開け方が分からず、毎回壊していたらしい。・和田アキコはデビュー当時「マーガレット和田」という芸名だったらしい。・和田アキコは自分を轢きそうになった車を蹴り壊したことがあるらしい。とりあえずボクの知ってる役に立たない和田様情報を並べてみました。ちなみにうちの母は和田様を少し女っぽくした感じです。本日はこのへんで。おやすみなさい。
2006.03.11
こんにちは。さわやかな朝。最近、歯磨きがマイブームのほさかです。別に今まで磨いてなかったわけじゃないけど。マイナスイオン歯磨きなるものを購入し、なんだか少し爽やか青年になった気がしてます。もちろん気がしてるだけです。あなたに言われなくても分かってるわ。そんなこと。こないだなんか「結核か!?」ってくらい歯茎からすさまじい勢いで血が噴出して大変だったんだから。でも。でもいつかは。自らマイナスイオンを振りまき、渇ききったこの世界に潤いを与えるような都会の生活にやさしい男になりたいです。切に希望。脱・灰色生活。さて、朝帰りの微妙なテンションの中日記は続きます。火曜はチェリーに出演してくれてた「ぢゃり」こと中谷千絵さんが客演してる舞台を観にいった。innerchildの「パンゲア」って多重人格の少女の精神世界を舞台にした芝居。難解かと思ったけどそんなことなくて。完成度高かった。町田カナさん、伊藤修子さん、と久しく会ってなかった役者さんたちにも会えて嬉しかったし。週末は絶対王様観劇予定。まったりしてた2月分取り返すくらい、もっともっと面白い芝居が観たい。もっともっと面白い台本も書かないと。ね。
2006.03.10
木曜は親友と飲む。「もっと話したいんだけど」とわがままになれない自分にうんざり。駅に向かいうつむき歩く。視界から消えた彼が「なんだよ、ほんとに帰るのかよ」と現れるのかと期待したがもちろんそんなことはなく。なんでも人にばかり期待する自分にやや自己嫌悪。もうちょいがんばれよ。俺。金曜は仕事。合間にビデオで映画を観る。「ブラザーフッド」兄弟愛は嫌いじゃないんだけど。ボクは戦争映画が苦手かもしれないと思った。「フォールームス」アホなんだけどどうにも引っかかる面白さがある。土曜、みっちと共に駒場アゴラ劇場に五反田団『ふたりいる景色』を観にいく。この公演には『チェリー』に出演してくれた後藤飛鳥ちゃんが出演している。五反田団は初見だったが芝居の取り組み方が興味深く、いろいろ参考になった。チェリーとは一味違う飛鳥ちゃんも見れて満足。新宿で軽くお食事した後、友達に誘われ飲みに行く。恋に悩んだり就職が決まったり、話題に尽きない彼らといる時間は心地いい。気前の良いお客さんにドンペリを何本もご馳走してもらい久々にほろ酔い加減。ほぼ毎週訪れるこの店は、ボク達の精神を癒してくれる巣のようだ。安全ではあるが常に刺激に溢れている。
2006.03.04
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