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いつも娘を連れて散歩に行く公園でよく顔を合わせる、ちょっと神秘的な雰囲気をまとった女性の方がいます。ペチャクチャとおしゃべりしながらウォーキングする「おばさま」たち、音楽を聴きながらジョギングする男性たち、子連れの母親たちが多い中で、何か読み物を片手に、ゆっくり、ゆっくり歩いている様子が印象的。よく顔を合わせるので、少しずつ言葉を交わすようになりました。と言っても、彼女が話しかけてくる内容は、いわゆる世間話や仕事の話ではないのです。数日前、彼女と会った時、娘の顔が中国の何とかという(名前が難しかったので覚えていないのですが)女神の像に似ていると言われました。そこから発展して、イエス・キリストが布教を始める前、世界各地へ旅し、当時の宗教家たちやスピリチュアルなリーダーたちと交流を持っていたことを示す軌跡を示したドキュメンタリーの話をしてくれました。そして、キリストの教えは、他の宗教と通じるものが多いのだということも。私が以前から感じていたことを、「やっぱりそうなんだ」と納得させてくれる内容で、とても興味深く聞きました。私は、どの宗教も、その教えの根本は同じだと思っています。宇宙に存在する「大いなるもの」が根っこにあって、それをどのような形で解釈し、伝えていくかが違っていただけのこと。いわば、同じ山の頂上を目指すのに、色々なルートがあるようなものだと思っています。だから、宗教の対立や、それが原因となった戦争ほど悲しくて滑稽なものはないと思います。しかし、そう言う自分も、宗教に関してはともかく、「こうあらねばならない」「これが正しい」と思うことが沢山あります。そして、それと違う行動を取る人たちを見ると腹が立ってしまうことがしばしば。よく考えれば、これも、「この宗教が正しい」と主張してケンカから戦争に発展するのと同じことなのですね。「違いを認め合い、尊重する」のって、会議や意見交換のレベルではできても、態度や生き方となると、意外と難しいものです。そのことを改めて認識させてくれるようなことが、娘を伴った場で起こったのには、何か意味があるのかしら。違う国に生まれ育った父親と母親を両親に持ち、世界の色々な国に住むであろうわが娘が、宗教や考え方の違いを大きな心で抱き止めて、調和をもたらすような存在になってくれたら嬉しいな。そのささやかな手助けができるように、私自身、広い心を持てるようになりたいな。そんなことを思いました。
2008.06.26
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皆さん、こんにちは。前回のブログを書いてから、本当に長い間ご無沙汰しました。実は、ここしばらく、軽症ながら、いわゆる「産後ウツ」と呼ばれるものを患っていました。ホルモンのバランスのくずれのなせる業ということですが、加えて、夫と離れて義理の家族と過ごす時間が長くなったのが、思いのほか、ストレスになっていたようです。神経が過敏になり、情緒が不安定で、妙にイライラしたり、小さなことが気に障ったり、落ち込んだり、泣きたくなったり、疲れて何もする気にならなかったり。そんな日が続いていました。娘の育児を楽しむよりも大変だと思ってしまう。そんな自分がやるせなくて、娘に申し訳なく感じました。そして、心から信頼して話せる人が身近にいないのを寂しく思っていました。今でも治療中ですが、大分よくなって、ブログも書く気になりました。この一ヶ月ほどの間、気がつくとイヤな気分になることを考えていました。自分の思いや感情をコントロールしようと思ってもできない苦しさ。そこから脱しつつある今、以前と同じことが起こっても、ごく自然に、違う感じ方ができたり、気持ちにゆとりを持って受け止められたりすることが増えてきています。あの時は暗闇を早く抜け出したい一心だったけれど、焦らなくても、時間が解決してくれたんだなあ、としみじみ感じます。苦しい時、自分の力でどうにかできることもあるけれど、機が熟してその状態が過ぎ去るのを、ただ待つのが必要なこともあるのですね。義理の家族と確執があった時は、いつも、つい「自分が正しい」と主張していました。が、みんな、結局は善意で行動していているんだ、そして、言い争いになった時でも、相手は(私と同じように)理解されないことに傷ついているんだ、という当たり前のことが、少しずつ、頭で理解できただけではなく、感じられるようになりました。この間に、夫の新しい赴任地も決まりました。最近、リーダーが交代した社会主義の国。といえばお分かりですね(笑)。候補だった赴任地の中では、条件も生活環境も一番いいところなので、決まった時は皆で大喜びしました。娘を連れて夫と合流し、念願の家族三人の生活を始められるのも、もう間もなくのことです。振り返って、上手に学べたとはとても思えないけれど、この場で学ぶことをそれなりに学び終えて、また次のステージに移る時期が来たんだな、と、感慨深く感じています。
2008.06.17
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