2005/08/25
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類




--------------------29話のつづき--------------------





「えええええええええええっぇ!!!!!!!!!!」

みんなが驚く前にモコトがあまりに驚いていた。

その声が気になったのか、サンダーが奥の部屋からのっそりと大きな巨体を揺らしながら現れる。

目は赤く充血している。

相当奥で泣いていたに違いない。

「それは本当なのか?」

おれが半信半疑で問いかけると、

「多分ね!・・・いい?見てて!!」



「ここ壊してもいい?」

キョミの問いに、サンダーがゆっくりと頷く。




キョミは目を閉じ声を張り上げた!!!

「どすこいツッパリ張り手!!!!!!」

ツッパリと張り手がかぶっているような気がしたがそこはあえて突っ込まなかった。




「ぬぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」




キョミは地鳴りのするような低く大きな声で壁に向かって張り手をかます。

キョミの体が金色に光り輝きながら、無数の張り手が壁を破壊した。




ドゴゴゴゴゴゴォォォォン




そこにあった洞窟の壁にはショベルカーで何回も掘ったような大きな穴が開いていた。

「さっきより凄い張り手だよ!キョミちゃん!!!!すっご~~~い!!!!!」



「うん。さっきよりこりゃ凄いよ!!!なんで???さっきはコップを割るのに精一杯だったのに・・・・」

キョミはまだ少し金色の光を残しながら自分の手を不思議そうに見る。

サンダーがまたもや目を輝かせながら言った。泣いたり輝いたりこのおっさんも大変だ。

「なんということやぁ~~~!!キョミはん、あんた今覚醒したんですがな!!!!!その金色の光は覚醒したときに見られる光なんですわ!!!」

「え?そうなの?じゃあさっきまでのは一体・・・・」



「コップは誰でも割れるんですがなぁ。あんたの覚醒したという、頭の悪い思い込みが本当の覚醒を覚醒させたんでがす!!!」

サンダーの鼻息は興奮で荒くなり、キョミに対する失礼な言葉にももはや気づいていなかった。




・・・その直後、サンダーはキョミの「どすこいツッパリ張り手」によって洞窟の遥かかなたに飛ばされたのだった。

サンダー・・・・・ああ、さんだーさん。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/08/25 05:26:26 PM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: